シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ELSI研究法 | 2025 | 後期 | 土3 | 国際情報研究科修士課程 | 石井 夏生利、岩隈 道洋、岡嶋 裕史、小向 太郎、斎藤 裕紀恵、須藤 修、中島 美香、橋本 健広、平 | イシイ カオリ、イワクマ ミチヒロ、オカジマ ユウシ、コムカイ タロウ、サイトウ ユキエ、スドウ オサム、ナカシマ ミカ、ハシモト タケヒロ、ヒラノ ススム 他 | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
IG-IF5-BL02
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
但し資料は英語文献を使用する場合がある。
授業の概要
本講義では、ELSIに関する基礎を学ぶ。ELSIとは倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social IssuesあるいはEthical, Legal and Social Implicationsの頭文字をとったもの)で、エルシーと読まれている。最先端の生命科学やコンピュータサイエンスなど人間、社会、生態系に大きなインパクトを与えるだろう科学技術の研究開発の在り方について考察し、倫理的・法的・社会的課題について考察する研究である。本講義では、特に情報科学技術の在り方について、その利活用上の課題、倫理学的な課題、法学的な課題について研究している教員によって各専門的観点からELSIに関する基礎的な考察を行うものである。
科目目的
この科目では、ELSIについて、①基礎的概念を学び、②情報技術を利用する上での倫理的課題、法的課題、社会的課題を理解し、④ELSIの果たすべき役割を総合的・客観的に分析するための俯瞰的視野を養うことを目的とする。
到達目標
ELSIについて、
1 基礎的概念や意義を理解する。
2 情報技術を巡る倫理的課題を把握する。
3 情報技術を巡る法的課題を把握する。
4 情報技術を巡る社会的課題を把握する。
5 情報技術との関係でELSIの果たす役割を総合的・客観的に分析できる。
授業計画と内容
第1回 「修士学位論文中間報告会」への出席をもって代替とします。
第2回 「ガイダンス」(須藤)
第3回 「情報セキュリティと倫理:サイバーセキュリティ・AIセキュリティリスクの観点から」(松崎)
第4回 「AIの活用と権力の非人称化」(岡嶋)
第5回 「なぜそれは『倫理』の問題か」(矢島)
第6回 「情報共有とコミュニケーションの科学哲学」(外部講師)
第7回 「AIと民主主義の変容」(渡部)
第8回 「デジタル・ヒューマニティーズと倫理的規範:データをめぐる問い」(橋本)
第9回 「生成AIやメタバースの教育への活用と倫理的課題」(斎藤)
第10回 「デジタル・プラットフォームとELSI」(中島)
第11回 「〈法の支配〉から〈コードの支配〉へ:〈馬の法〉とT.D.P.」(平野)
第12回 「医学・工学系研究と情報学研究の法と倫理」(岩隈)
第13回 「ELSI課題に関するルール作りのアプローチ」(小向)
第14回 「ELSIとプライバシー・個人情報保護法」(石井)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 各回、300字から500字程度でレポート課題を出題し、それを評価します。 |
平常点 | 50 | 授業への参加態度(質疑、意見等)を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
小テスト形式による実施もあり得ます。
10回以上出席しない場合は単位が付与されません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【小向】情報通信分野のシンクタンクで法制度研究や政策提言に携わった実務経験(1991年1月~2016年3月、株式会社情報通信総合研究所勤務)がある。
【中島】情報通信分野のシンクタンクで法制度研究や政策提言に携わった実務経験(2010年2月~2019年3月、株式会社情報通信総合研究所勤務)がある。
【松崎】民間のシンクタンクで国の情報セキュリティ政策や民間企業の情報セキュリティ対策を支援する業務に携わった実務経験(2007年4月〜2019年3月、株式会社三菱総合研究所勤務)がある。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
【小向】実務経験を踏まえて、デジタル化・ネットワーク化・グローバル化の観点から、情報法の現実的な課題を具体的に提示し、体系的な理解と問題意識を醸成する。
【中島】実務経験を踏まえて、デジタル・プラットフォームに関する法制度上の課題を提示し、体系的な理解と問題意識を醸成する。
【松崎】実務経験を踏まえて、情報技術を社会に適用する際の今日的な課題を提示する。また、体系的に整理されたリスクを掘り下げる。
テキスト・参考文献等
特定のテキストは用いない。講義担当者の用意するレジュメ等の配付資料を用いる。
<その他特記事項>