シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会情報学概論(1) | 2024 | 前期 | 月5 | 文学部 | 山口 真一 | ヤマグチ シンイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-SI1-L101
履修条件・関連科目等
特にありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、社会情報学の基礎として、高度情報社会における情報技術の進化とそれが個人、社会、文化に与える影響を総合的に学びます。皆さんの身近にあるインターネットやソーシャルメディアが生み出す新たなコミュニケーション形態、情報の流れとその社会的影響、ネット炎上、偽・誤情報、デジタルメディアのリテラシー、個人データの活用とプライバシー問題、オンラインでのアイデンティティ表現、といった現代的な問題を多角的に考察します。
科目目的
この授業の主な目的は、学生が高度情報社会における様々な情報技術、特にインターネットとソーシャルメディアが個人、コミュニティ、社会全体に与える影響を深く理解するとともに、それらのテーマに関連する自分の考えを論理的に表現できるようになることです。
到達目標
・高度情報社会における情報環境や情報技術の変化とその社会的影響を多角的な視点から理解する。
・高度情報社会における様々な課題について、適切な対策を学ぶ。
・社会情報学に関連する内容について自分なりの考えを持ち、それを論理的に表現できるようになる。
授業計画と内容
1. 社会情報学への招待①:高度情報社会がもたらしたもの
2. 社会情報学への招待②:様々なコミュニケーション手段の台頭と変わる情報環境
3. オンラインコミュニケーション①:オンラインコミュニケーションの特徴と影響
4. オンラインコミュニケーション②:アイデンティティと自己表現とコミュニティ
5. 社会の分断と情報の偏り①:極端な意見がなぜネットで見られるのか
6. 社会の分断と情報の偏り②:ネットで意見が過激化するメカニズム
7. 社会の分断と情報の偏り③:すべての情報は偏っている
8. 偽・誤情報(フェイクニュース)と社会①:偽・誤情報の定義と事例
9. 偽・誤情報と社会②:偽・誤情報の歴史と特徴
10. 偽・誤情報と社会③:偽・誤情報の社会的影響と拡散の背景
11. 偽・誤情報と社会④:偽・誤情報の分析1
12. 偽・誤情報と社会⑤:偽・誤情報の分析2
13. 生成AIの衝撃:生成AIは何をもたらしたか
14. メディア情報リテラシー:情報社会の生き方
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 毎授業レポート課題を課します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
・毎回のレポート課題について、全体の講評を行います。
・毎回、特筆すべき点のあるレポートをいくつかピックアップし、どの点が優れているかを解説します。
・オンデマンド型授業となるので、上記好評は文字ベースで行います。
・これらの好評を皆さんのレポート改善の参考にしてください。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
・オンデマンド型授業となるため、視聴にはインターネット環境とデバイスが必要となります。
・毎回の課題は、原則Microsoft Wordで作成していただきます。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
以下がテキストで、原則この内容に沿って授業が行われます。
山口真一(2022)『ソーシャルメディア解体全書: フェイクニュース・ネット炎上・情報の偏り』、勁草書房(ISBN: 978-4326603503)