シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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西洋近代哲学特殊研究A | 2025 | 前期 | 金1 | 文学研究科博士課程後期課程 | 寺本 剛 | テラモト ツヨシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-WP6-105L
履修条件・関連科目等
ドイツ語の基本的文法をマスターしておくことが必要です。
授業で使用する言語
日本語/ドイツ語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
授業ではエトムント・フッサールの『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(Die Krisis der europäischen Wissenschaften und die transzendentale Phänomenologie : Eine Einleitung in die phänomenologische Philosophie) を初めから読解していきます。受講者はそれぞれテキストの特定部分をあらかじめ担当しておき、その部分の読解をおこないます。そして、その読解にかんしてそれが適切であるか、その正確な意味はなにかをみんなで討論しあいます。
科目目的
本書を読むことで、後期フッサールが見出した生活世界の概念を深く理解することを最大の目的とします。その過程で、現象学の基本的な考え方やそれがどのように理解されてきたのかを学ぶとともに、哲学で長らく議論されてきた実在の問題についてより専門的な見地から考え、論じる能力を養います。
到達目標
ドイツ語の哲学的テクストは、もともと抽象度の高いドイツ語の表現力を発揮して書かれたものが多く、翻訳によってはなかなか掴めない部分も多々現れます。そこで本講では、哲学のドイツ語の習熟に資することを目的とします。テクストの読解を通じて、哲学的思考を自ら展開する能力を身に着けることを目指します。その上で、専門的な文献について批判的に分析する能力と、自らの立場や考え方を適切な言葉で表現する能力を養うことが目標となります。
授業計画と内容
1. 現象学の基本的スタンス
2. § 1 Gibt es angesichts der ständigen Erfolge wirklich eine Krisis der Wissenschaften?
3. § 2 Die positivistische Reduktion der Idee der Wissenschaft auf bloße Tatsachenwissenschaft. Die „Krisis" der Wissenschaft als Verlust ihrer Lebensbedeutsamtkeit
4. § 3 Die Begründung der Autonomie des europäischen Menschentums mit der neuen Konzeption der Idee der Philosophie in der Renaissance
5. § 4 Das Versagen der anfänglich gelingenden neuen Wissenschaft und sein ungeklärtes Motiv
6. § 5 Das Ideal der universalen Philosophie und der Prozeß seiner inneren Auflösung
7. § 6 Die Geschichte der neuzeitlichen Philosophie als Kampf um den Sinn des Menschen
8. § 7 Die Vorhabe der Untersuchungen dieser Schrift
9. § 8 Der Ursprung der neuen Idee der Universalität der Wissenschaft in der Umgestaltung
der Mathematik
10. § 9 Die Mathematisierung der Natur. Galileis Konzeption der Natur als einer in sich geschlossenen Körperwelt
11. a) „Reine Geometrie"
12. b) Der Grundgedanke der Galileischen Physik: Natur als mathematisches Universum
13. c) Das Problem der Mathematisierbarkeit der „Füllen"
14. 総合討論
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
一文ずつ訳読を進めます。次の回には、担当を決め、前回分の要約をしてもらうことになります。当然ながら、参加者全員がテクストを事前に語学的・内容的に検討する丁寧な下調べが不可欠です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | そのつどおこなわれる読解の的確性(60%)、テキスト読解のための下準備の十分さ(20%)、討論参加の積極性(20%)にもとづいて成績を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:Die Krisis der europäischen Wissenschaften und die transzendentale Phänomenologie
Eine Einleitung in die phänomenologische Philosophie
出版社 : Meiner, F
出版年:2012
ISBN-10 : 3787322590
ISBN-13 : 978-3787322596
テキストは、原書を購入するのが理想ですが、コピーも配布します。
その他特記事項
受講性の関心に即して、研究や論文作成のサポートを積極的に行います。理論的な問題から応用的な問題まで、幅広く対応できると思いますので、気軽にご相談ください。