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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:法学特講1 金融商品取引法

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
法学特講1 金融商品取引法 2025 秋学期 火1 法学部 小宮 靖毅 コミヤ ヤスタケ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

JU-LA3-006S

履修条件・関連科目等


 現行カリキュラムではまったく目立たないこの科目を
  見つけてくれて、ありがとう。

 金融商品取引法には三本の柱がありますが、
  そのうちの一本は「会社法」です。

 だから、会社法1 or 2 の
  同時履修 or 履修済みであることが望ましいです。

 とてもややこしい話ばかりですので、
  自分には無理だとすぐに結論を出さず、長い目で見てほしいです。

 

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要


 すぐ下に

  科目目的/授業計画と内容

 がありますので、そちらをご覧ください。

 敢えてそれを抽象化して書けと言われれば、

   フェアでありたい

 でしょうか。

  

科目目的

この国では「貯蓄から投資へ」というスローガンが喧伝されてきました。何十年もです。でも、普通に暮らしている人々に、このスローガンはあまり知られていません。知っていたところで、どうせ富裕層の話だぐらいの扱いがふさわしい状況が続いています。

「貯蓄から投資へ」というスローガンは、消費者向けのメッセージに翻訳するなら「銀行に預けるな、株を買え」となります。あえて難しく言うと「家計の金融資産選択行動」を改めさせようという運動です。

これに効果のある法律は、まず税法です。なにをすると税金を取られ、なにをすると税金が少なくなるか、これが普通の人々の行動を変えるからです。また、近時は社会保障の分野で操作が進んできています。

ただ、もう一段深い部分で影響する法律が「金融商品取引法」です。理想的に言うならば、「普通の生活をしていても、株式に投資をして収益を上げることができるかもしれない」などと、普通の人であっても思えるような「市場」にする。それが金融商品取引法の役割です。

ダークな話題が続きますので、それをブライトに伝える、という方針で話したいと思います。

到達目標

履修を最後まで続けられた学生は、

 ・国内の大きなカネの流れを意識するようになる
 ・資本市場の役割を理解する
 ・「貯蓄から投資」の実現について必要な条件を知る
 ・M&Aの難しさが魅力に感じられるようになる
 ・入り組んだ条文を読む「忍耐力」がつく

 

授業計画と内容

01 金融商品取引法の役割 #01
 「投資」とはなにか(設例)

02 金融商品取引法の役割 #02
 「投資」商品を考える

03 金融商品取引法の役割 #03
 「貯蓄から投資へ」を考える

04 金融商品取引法の役割 #04
 「投資者を保護する」のは誰か

05 金融商品取引法の役割 #05
 Howey Requirements

06 金融商品取引法の役割 #06
 有価証券の「概念」 #01 第一項有価証券/第二項有価証券

07 金融商品取引法の役割 #07
 有価証券の「概念」 #02 募集/売出し

08 金融商品取引法の役割 #08
 「投資者を保護する」のは誰か #02 行為規制

09 金融商品取引法の役割 #09
 「投資者を保護する」のは誰か #03 説明義務など

10 金融商品取引法と会社法 #01
 企業買収と公開買付 #01 …しくみ

11 金融商品取引法と会社法 #02
 企業買収と公開買付 #02 …義務の範囲

12 金融商品取引法と会社法 #03
 企業買収と公開買付 #03 …日本法

13 金融商品取引法と会社法 #04
 大量保有報告制度

14 まとめ
 

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 100 ・条文に登場する文言を正確に理解し、
・明晰な説明ができること

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

クリッカー

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

毎回コメントを活用する予定です。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

講義開始の9か月以上前に記しているのがこのシラバスです。

2024年度は以下の書籍を「参考文献」としました。

・ベーシック+(プラス) 金融商品取引法(梅本剛正 著)
 https://www.biz-book.jp/isbn/978-4-502-49171-9

・金融商品取引法(飯田秀聡 著)
 https://www.saiensu.co.jp/search/?isbn=978-4-88384-359-6&y=2023
 

その他特記事項

参考URL

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