シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政治思想史A2 | 2025 | 秋学期 | 火1 | 法学部 | 杉山 亮 | スギヤマ リョウ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-PS3-015L
履修条件・関連科目等
政治思想史AⅠ、政治学ⅠⅡ、政治史ABのほかに、文学・哲学関係の科目をあわせて履修することが望ましい
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は「時間」に対する思索が人間の政治的営みに及ぼした影響、特に日本のそれを検討する。徳川権力体制を打倒することで始まった日本近代はどのような歴史意識を持っていたのか、明治の日本で一世を風靡した進化思想は日本社会に何をもたらしたのか、戦争・植民地の獲得といった歴史的事件の背景にはどのような時間意識があったのか、などについて考察していく。
科目目的
日本の政治思想の内容と特質について、とくに近代の社会的政治的環境と思想の変容の関係を理解する。
到達目標
日本政治思想史において儒学が果たした役割。マルクス主義が魅惑的な新思想と捉えられた原因など外来の思想体系の受容と影響の関係を理解する。また、それら外来の思想と既存の思想の影響関係を理解する。
授業計画と内容
近代から現代にかけての政治思想史の展開を、外来の思想体系及び国際環境の変化との関係性から概観する。各回で特徴的な思想の持ち主として以下の人物を取り上げる。
第1回 啓蒙思想の歴史像-福沢諭吉と文明化の論法
第2回 進化論の受容
第3回 国家主義者と時間
第4回 煩悶と見神
第5回 大正教養主義の時間意識
第6回 マルクス主義史学
第7回 ”思想史”の胎動-村岡典嗣と左右田喜一郎
第8回 皇国史観-平泉澄
第9回 戦時下日本の時間意識
第10回 敗戦と帝国の解体
第11回 東西冷戦と55年体制
第12回 新左翼運動の歴史像ほか
第13回 大衆社会と消費者意識
第14回 ”歴史の終焉”の後で-「新しい歴史教科書を作る会」を中心に
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義後コメントペーパーを忘れずに提出する事。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 科目に対する知識習得度・理解度をはかる。 |
平常点 | 30 | 講義ごとに意見・感想を書いたコメントペーパーの提出を求める。提出されたものの内、講義に資すると思われるものは次回講義の冒頭で紹介する。1回紹介されるごとに平常点3%を加算する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
毎講義、コメントペーパーとフィードバックの内容をまとめたプリントを配布する。
時間が許す場合は、講義冒頭に読み上げる。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:講義ごとにレジュメを配布する。
参考文献:渡辺浩『日本政治思想史』(2010,東京大学出版会),河野有理編『近代日本政治思想史』(2014,ナカニシヤ出版),広岡守穂『日本政治思想史』(2020,有信堂高文社),『ハンドブック近代日本政治思想史―幕末から昭和まで』(2021,ミネルヴァ書房)