シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法学基礎演習B1 | 2025 | 春学期 | 木4 | 法学部 | 西村 暢史 | ニシムラ ノブフミ | 2年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-BS2-003S
履修条件・関連科目等
企業に関する様々な情報に興味関心を持ってきた学生、これから持っていきたいと強く考える学生を歓迎します。なお、履修の際は、指定された志望理由の記述に加えて、「テキスト・参考文献等」の項目を参考にして、是非ご自身の興味あるテーマや素材(具体的でなくても構いません)にも言及してください。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
★この演習に応募する際は、可能な限り志望理由に加えて、下記の「テキスト・参考文献等」の項目を参考にして、是非ご自身の興味あるテーマや素材(具体的でなくても構いません)にも言及してください。
★春学期中において取り組んだ自分(たち)の学修内容を秋学期(11月上旬の予定)において学外(の大人の前)@京都で発表する予定です。発表は主催者による選抜形式ですので、あくまでも選抜された場合はそのような機会があるかもしれないと理解してください(長距離移動の場合は、交通費は上限はありますが確保予定です。)。
参考URL:https://www.mcompl.org/seikei2024/
★授業の概要は以下のとおりです。
(1)まずは、2年次に「学修の爪痕」を残すことを目指します。具体的には、企業活動に関わる「ルール」について様々な素材を学びます。「今ある」ルールだけでなく、「あるべき」ルールや「こんな社会にできる」ルールといった未来志向型ルールも含めます。
(2)毎回の授業は、それら素材等について、【聞いている人が興味関心を持つ諸情報の共有】と【他の履修者によるI like(報告のこの部分を真似したい・興味をもった等) & I wish(この意味を知りたい・こんな情報を教えて欲しい等)】を演習で繰り返すことになります。
(3)履修者各自(またはグループ)が、1つのテーマについて毎週(前週からの)追加(付加価値のある)情報を報告して積み上げていき、学期末に最終成果(案)の報告を目指します。
★上記の取り組みは、学外発表の有無にかかわらず、就職活動を含めた卒業後の様々な場面で利用できるスキルとなります。
科目目的
「当事者意識(自分事)」と「能動的取組」の涵養です。
(1)テーマに関する基礎的知識や基本的な考え方を知り、関連する資料の収集、要約作成、報告、議論に必要な一定のルールと技術を身につけます(レポート作成の倫理、構成と論理一貫性、問い・立論と根拠・検討枠組み、引用方法、脚注等)。
(2)学修の対象となる素材をもとに、何がなぜ問題となっているのか、問題の背景、重要性と解決の必要性等、問題発見と「問い」の設定、結論の導出の前提となる情報知識感度の向上と情報知識の入手の定着を目指します。
(3)文書および口頭によるコミュニケーションの重要性も認識した上で、論理的な発言の技術を身につけます。
到達目標
「こうしたい」+「なぜだろう」のマインドセットを持つことです。そのために以下のスキルの習得が到達目標となります。
(1)様々な文献・資料の探知・収集・整理・読解(検討・分析)のスキルの定着、
(2)読解に必要な関連する適切な背景資料等の検索・収集する能力の向上、
(3−1)それらのレポート(またはサーベイレポート)作成、報告を行うスキルの定着、
(3−2)グループディスカッションを行うことで、企業行動に興味関心を持続的に持つと同時に、口頭による意見交換の重要性、
を認識することです。
授業計画と内容
春学期は、企業活動のルールに関わる素材として、下記の「テキスト・参考文献等」の中から個別テーマを個人またはグループで選んで、段階的に取り扱うべき「問い」や「イシュー」を絞っていきます。
また、随時、関連する企業活動を素材としてグループディスカッションも予定しています。
1.授業紹介と今後の予定(例)第4回までに個人/グループ、テーマについて決めるなど
2.試しに何か発表してみる(例)1年次の授業内容、これまでの自分の取り組み等
3.もう一度発表してみる:改善・更新
4.授業中作業+共有:個人/グループによるテーマ選定作業と関連文献・資料探索
5.授業中作業+共有:つづき
6.【現状報告】実態と現行ルール:個人/グループ
7.上記報告のつづき
8.【関連する文献/資料整理】先行研究:個人/グループ
9.上記整理のつづき
10.もう一度報告する
11.【課題抽出作業】それでどうしたいを探る(「問い」):個人/グループ
12.上記作業のつづき
13.発表してみる
14.春学期の総括と秋学期までの作業確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 春学期における複数回の成果物の提出を総合的に評価します。 |
平常点 | 50 | 対面による出席を「原則」とし、演習への参加を前提に、演習の運営(進行、発言、事前事後の連絡報告など)において適切な言動を総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
※企業行動や業界・産業に関わる様々な「ルール」に関する下記の諸資料を起点に、履修者各自が、興味関心を少しでも持った企業行動や業界・産業の「現状(課題)把握」と「現行ルール」を整理することを最初の作業としています。
内閣府・規制改革推進会議における諸情報➜https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/meeting.html、そして、下記の書籍等は大変参考になります。
・菅俊一他著『ルール?本:創造的に生きるためのデザイン』(フィルムアート社、2024年)
・中原裕彦=池田陽子『官民共創のイノベーションー規制のサンドボックスの挑戦とその先』(ベストブック、2024年)
・児玉聡『予防の倫理学』(ミネルヴァ書房、2023年)
・駒崎弘樹『政策起業家―「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』(ちくま新書、2022年)
・別所直哉『ビジネスパーソンのための法律を変える教科書』(ディスカバー21、2017年)
・秋吉貴雄『入門 公共政策学』(中公新書、2017年)
・瀧川裕英編『問いかける法哲学』(法律文化社、2016年)、同『もっと問いかける法哲学』(法律文化社、2024年)
その他にも、情報通信産業、放送産業、エネルギー産業、航空産業、小売業、農業、水産業、スポーツ分野、芸能分野等の興味ある産業を取り巻く「ルール」に関して、最新の情報(「新しい法令」、「論文」、「事例(行政処分や判例等)」等)を纏めるようなサーベイ(調査)型のテーマも考えられます。
昨今議論が進行中のBig Techに関するルールについては、まずは下記のHP等から情報を入手することができます。
・経産省「デジタルプラットフォーム」 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/digitalplatform/index.html
・公正取引委員会「デジタル分野における公正取引委員会の取組」 https://www.jftc.go.jp/dk/digital/index.html
・若江雅子『膨張GAFAとの闘いデジタル敗戦 霞が関は何をしたのか』(中公新書ラクレ、2021年)
・小林泰明『国家は巨大ITに勝てるのか』(新潮新書、2023年)
・渡辺弘美『テックラッシュ戦記―Amazonロビイストが日本を動かした方法』(中央公論新社、2024年)
その他特記事項
■授業の工夫■
・学外での発表を目指すことから、常に自分の学修を行う上で他者への伝え方(自分の理解をいかに伝わるように伝えるか)を意識できるようにします。
・常に最新の企業情報や法規制情報を取り入れています。履修者は各自で最新情報の入手に努め、また、他の履修者と共に知識と思考の更新を行うことができるようにします。