シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A1/専門演習B1 | 2025 | 春学期 | 火5 | 法学部 | 富田 真紀 | トミタ マキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-015S
履修条件・関連科目等
・グローバル課題や発展途上国課題・開発に興味・関心があり、積極的に学ぶ意欲があること。
・グループで協力して目標を達成する(成果物を作り上げる)意欲があること。
・大変であっても、諦めずに粘り強く取り組む意志があること。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
基本的には日本語での授業を想定しているが、一部英語の文献や教材を用いたり、英語でのゲストスピーカーによる講演を行ったりする可能性がある。
授業の概要
グローバル化の進む現代社会に住むグローバル市民として、世界人口の8 割が生活し、今なお人口増加と経済成長の著しい途上国の現状や課題を理解することは不可欠と言える。VUCAの時代と言われて久しいが、AIなどの技術の進歩によって加速度的に変化し続ける中で、その時々に必要な知識やスキルを見極め学習し続けること、自らの経験・知識・スキルを掛け合わせながら主体的且つ積極的に課題解決に向けて行動すること、その結果、新たな価値創出できることが今後益々求められていく。同様の姿勢は、自らのキャリア設計においても求められてくる。
本授業では、途上国の現状や国際課題をテーマに取り上げながら、アイデアコンテストへの応募を通して、これらの課題の理解を深め、どのように向き合い、対応・解決していくかを実践的に考える。授業の運営においては、グループでの協働を基本スタイルとし、学生自らプレゼンテーションや授業内容企画など必要となる学習活動を考え、学習方法を企画し実践する。最後に学習成果を振り返り、学びを言語化し自分自身に落とし込む。
科目目的
春学期、秋学期の授業活動を通して、以下の4点を目的とする。
1)プロジェクト活動を通じて、途上国課題・グローバル課題をどこか遠くで起きている問題ではなく、自分事化した問題として向き合い、解決・対応策を考える。
2)1)のアウトプットとしてアイデアコンテストに学期内に一度は応募することで、プロジェクトを遂行し成果物を作り出し他者から評価される経験をする(アカデミックな「ガクチカ」といえるものを作る)。
3)全授業活動をおいて、受動的に課題に向き合うのではなく、学生自身がプロジェクト遂行・プロジェクト目標達成までの学習・準備過程・方法をセルフプロデュースする経験を積む。
4)グループで協働すること、つまり、以下①、②の個人では成し得ない経験を通して「協働することの醍醐味」を学ぶ。
①複数の視点、考えが集まることで起きる「協働することの障壁・難しさ」と
グループ内で意見が異なるからこそ意見をぶつけ合って起きる「化学反応が生み出す可能性」
の両方を体感する。
②グループワークの進め方、リーダーシップ、自らの役割などを実践的に考える。
到達目標
(春学期、秋学期を通しての到達目標)
1)途上国問題・国際課題に対する知識・理解が深まっている。
2)途上国問題・国際課題を自分に引き寄せて考えられる(自分事として捉えられる)ようになっている。
3)途上国問題・国際課題に対する自分なりの向き合い方・行動・対応策をイメージできている。
4)課題に対して積極的・主体的に取り組む姿勢を実践的に身に着けている。
5)グループでの自分の役割を意識しながら協働して成果に繋げる力を習得している。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション 授業の流れと進め方、第2-3回授業のキーワードの確認
第2回 【プレゼンテーション】グローバル社会課題と課題解決のための企業の取り組み(国内)
第3回 【プレゼンテーション】グローバル社会課題と課題解決のための企業の取り組み(海外)
第4回 【グループワーク】SDGsカードゲーム
第5回 【講義・ディスカッション】 コンテストに向けての勉強会準備
第6回 【学生企画セッション】 コンテストに向けての企画勉強会① 基礎(企画・運営:グループ①)
第7回 【学生企画セッション】 コンテストに向けての企画勉強会② 実践(企画・運営:グループ②)
第8回 【学生企画セッション】 コンテストに向けての企画勉強会③ 応用・ゲストスピーカー(企画・運営:グループ③)
第9回 【プレゼンテーション】 アイデアコンテスト企画進捗発表① テーマ設定
第10回 【プレゼンテーション】 アイデアコンテスト企画進捗発表② 企画案の発表
第11回 【プレゼンテーション】 アイデアコンテスト企画進捗発表③ 企画修正案の発表
第12回 【グループワーク】 秋学期コンテストに向けての企画・準備
第13回 【学生企画セッション】 秋学期コンテストに向けての勉強会(企画・運営:グループ④)
第14回 【ディスカッション】秋学期に向けての計画と準備、春学期のまとめ
※ 第4回に予定しているSDGsカードゲームは他クラスと合同で、4月最終週の土日(25日、26日)、または5月10日(土)、11日(日)に開催する予定である(学事以外、サークルやアルバイト等の私用は避けてください)。
※ コンテストはマイナビ課題解決プロジェクトSTART(https://job.mynavi.jp/start/project/index_v.html)、JANIC学生アイデアコンテスト(https://janic-ideacontest.jp/)、3大学(関西・中央・法政) データサイエンス・アイデアコンテスト2024(https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/efforts/ai_and_ds/event/2024/04/70526/)、地方創生・政策アイデアコンテスト(https://contest.resas-portal.go.jp/2024/asset/files/application2024.pdf))などの中から、最終的には2025年度のコンテスト実施スケジュール、履修者の興味・希望を踏まえて決定する。
※ 提示した授業計画はあくまで予定であり、25年度のコンテストの日程や開催の有無、応募するコンテストを踏まえて変更する可能性がある。
※ 春休み中にオンラインで顔合わせおよび事前授業を実施する(予定)。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
プレゼンテーションの準備、グループワーク・プロジェクト企画・準備、その他課題やレポート
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 最終振り返りレポート(アンケートを含む):20% |
平常点 | 50 | 学びのシート:15% 授業での発言・貢献度、積極的な参加態度:35% (Manabaからの連絡の確認と対応も含む) |
その他 | 30 | 最終成果物:20% その他の課題(提出・対応等):10% |
成績評価の方法・基準(備考)
【評価方法に関する注意】
注1)グループワークやプレゼンテーションを始め、授業の中で主体的に学ぶ学習を重視するため、出席を重視する。原則、一学期に3回以上の欠席は単位取得不可とする(諸事情については、個別相談の上、検討する)。
注2)20分以上の遅刻2回で1回欠席とする。(電車遅延等の諸事情は考慮する。)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
メール等での質問にも対応する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
基本的には反転授業形式で行う。
授業内ではプレゼンテーション、ディスカッション、グループワーク、ピアレビュー等を行い、授業外で文献調査と情報収集、プレゼンテーションの準備、レポート・論文執筆等を行う。
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
一部、オンライン授業を導入する可能性がある。
その他 =PC、ネット接続環境
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【担当教員の実務経験】
・民間企業での実務(エンジニア、マーケティング)
・日本語教育
・国際機関(UNICEF、UNESCO)、国際協力機構等での国際協力実務(アフリカ、アジア、日本の本部)
・(大学での)グローバル教育、海外プラグラムの企画・調整・引率
※本学では、国際インターンシップ(ILO・スイス)、カンボジアスタディツアーを担当
ゲストスピーカーを招聘することを前提としていないが、トピックと授業の流れ次第でゲストスピーカーを招聘する可能性がある。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
担当教員の国際協力などテーマに関連する実務経験について、必要に応じて、学生の行ったプレゼンテーションやディスカッションへのフィードバックの形等で共有する。
テキスト・参考文献等
参考図書 (一例 その他、授業で必要に応じて適宜共有予定)
渋澤 健(2020)『SDGs投資 資産運用しながら社会貢献』朝日新聞出版.
デイビッド・ヒューム (2017)『貧しい人を助ける理由』日本評論社.
下村恭民、辻一人、稲田十一、深川由紀子(2016) 『国際協力(第3版)その新しい潮流』 有斐閣選書.
佐藤寛(2005)『開発援助の社会学』 世界思想社.
佐藤寛、青山温子(2005)『生活と開発』 日本評論社.
A・V・バナジー&E・デュフロ(2013)『貧乏人の経済学』 みすず書房.
ウイリアム・イースタリー(2014)『傲慢な援助』 東洋経済新報社.
ダンビサ・モヨ(2010)『援助じゃアフリカは救えない』 東洋経済新報社.
C.K.プラハラード(2010)『ネクスト・マーケット』 英治出版.
木下是雄(1981)『理科系の作文技術』中央公論新社.
久間月慧太郎 (作画)・木下是雄(原作)(2018)『まんがでわかる理科系の作文技術』中央公論新社.
その他特記事項
※ 本科目は3-4年生合同の1年完結型の授業を想定しているが、学生の希望及び諸事情により更なる研究を目的に4年生に対して2年目の専門演習を開講する可能性がある。