シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事例研究(演習)Ⅰ | 2024 | 前期 | 木4 | 総合政策学部 | 加藤 久典 | カトウ ヒサノリ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IF3-SM01
履修条件・関連科目等
特になし。しかし「インドネシア語」「東南アジア社会文化論」「専門演習」(東南アジアの理解)
を履修していることが望ましい
授業で使用する言語
日本語/英語/その他
授業で使用する言語(その他の言語)
日本語・英語・インドネシア語
授業の概要
【研究テーマ】東南アジア理解のための知識を学び、特にインドネシアの社会と宗教(イスラーム)に関する文献・資料を読解し、学生の討論を中心に進める。本ゼミでは、宗教の社会的役割、異なる宗教の共存、多様化する宗教解釈を中心問題にする。また、変化が著しいインドネシアや東南アジアの社会的問題についても目を向ける。それらを通して、学生がテーマを設定し、研究課題について発表し、同時に論文作成能力の基礎を養う。想定されるテーマは「イスラームと政治」「大衆文化と宗教」「宗教紛争」「LGBT]「教育問題」など。
科目目的
●東南アジアの宗教や社会を分析し、異文化共存や宗教問題について考察する
●イスラームの本質を理解し、人類共存の方策を探る
●東南アジアやインドネシアに存在する様々な「価値」探訪する
●以上を通して、現代世界が直面する宗教紛争や人類共存について考える
到達目標
本講座は学生が世界の多様性に目を向け、異文化を理解し世界の発展に寄与できる知力と知識、行動力を身に着けることを目標とする。その過程で外国語を使用して多くの人々と意思疎通を行い、より良い世界の創出に寄与するための経験と知識を身につける。
授業計画と内容
第1回:内容ガイダンス、年間予定について
第2回:基礎知識の確認と共通テーマの設定・発表順の決定
第3回:インドネシアの寛容性と宗教(フィールドワークの準備)
第4回:インドネシアの文化的特徴と宗教(フィールドワークの準備)
第5回:インドネシアのイスラームの発展(フィールドワークの準備)
第6回:インドネシアの近代化と宗教(イスラームを中心に)(フィールドワークの準備)
第7回:インドネシアの社会問題と宗教(イスラームを中心に)(フィールドワークの準備)
第8回:インドネシアにける宗教融和(フィールドワークの準備)
第9回:インドネシア及び東南アジアの社会変化(フィールドワークの準備)
第10 回:インドネシアの歴史的発展:植民地支配(フィールドワークの準備)
第11 回:インドネシアの歴史的発展:他の東南アジア諸国との関係
第12 回:インドネシアの歴史的発展:独立と日本
第13 回:個人テーマの選定
第14 回:現地調査の計画
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
●夏期休暇中にインドネシア、春期休暇中には他の東南アジアにおいて現地調査(フィールドワーク)を実施する。
●インドネシアやカンボジアなど他国の大学との研究発表交流会などを予定。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 学術的文章により書かれていること 的確な問題の提示とその分析、議論の過程が示されていること |
平常点 | 50 | 課題に真摯に取り組むこと ディスカッションに積極的に参加すること |
成績評価の方法・基準(備考)
発表及びレポート50%、平常点50%
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
学外における研究発表などの場を設ける
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは、必要に応じてプリント配布する。またその都度提示する
参考文献として、加藤久典『インドネシア~世界最大のイスラームの国』筑摩書房、V.S. ナイポール『イスラム再訪』岩波書店、V.S. Naipaul, Beyond Belief,
Vintage Books、A. Schwarz, A Nation in Waiting など
その他特記事項
語学(インドネシア語または英語)を使う機会が多くあります。