シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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英語1・5 Reading (Advanced)/英語(Ⅰ)・(Ⅴ) (Advanced) | 2025 | 春学期 | 火3 | 法学部 | 一政 史織 | イチマサ シオリ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-EN1-001M,JU-EN2-005M
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
アメリカ合衆国の歴史、地理、社会などを紹介する教科書The United States: An Illustrated Historyを精読・速読します。The United States: An Illustrated Historyでは、アメリカ合衆国の成り立ちから、アメリカ合衆国の歴史ー地域レベルのものから国際関係の中でのその社会、政治、文化、経済等までーが紹介されています。本テキストでは、アメリカ合衆国の歴史に関する様々なトピックが、アカデミックな英語で記述、議論されており、大変興味深い内容となっています。テキストの英文は、文法的にも内容的にも少し難しい箇所を含みますので、補助教材、資料などを必要に応じて配布、紹介します。
授業では、リーディングスキルを学びながら、速読、精読を行います。アメリカの歴史、社会、政治、国際関係、地理、文化などについて英語で学びながら、アカデミックな文章でよく使われる語彙や表現を学んでいきましょう。精読では、構文や語彙・文法の確認、訳読、日本語での要約などの作業を行います。速読では、内容について英語でノートをとり、感想をメモし、そのノートをもとにペアやグループで英語で話し合います。さらに、関連の英語ビデオを視聴して、英語の聞き取りをしたり、テキストの内容について要約や意見を英語で書くなど、総合的に英語の力を伸ばします。テキストの内容についての英語ノートは、学期末に提出していただきます。また、学期末にグループプレゼンテーションがあります。
科目目的
論理的な思考力を求められるような主に現代の英語の文章を読み解き、多面的に理解し、自らの考えを構築することができる能力を身につけること。
到達目標
学生の教養に資する、論理的な思考力が求められる英語の文章をとりあげ、テクストがどのような文脈で書かれているのかを必要に応じて自ら調べて補いながら、正確に読み解く能力を養う。より専門的な語彙や難易度の高い語彙、文法的に複雑な文、レトリックを含む文章を、文章構造も意識しながら、理解することができるようにすること。
授業計画と内容
春学期授業計画
第1回 授業紹介、ガイダンス、ノートテイクについて、リーディング教材やe-booksの紹介
第2回 IV. Spanning a Continent, Part I
(語句や文法の確認、精読・速読でのペアやグループワーク(日本語で内容をまとめる、訳読する、英語でお互いに内容について話すなど)、以下、毎週、このような学習活動を含みます)
第3回 IV. Spanning a Continent, Part II
ノートテイクのコツ、辞書について
第4回 Civil War 1861-1865
英語のビデオ視聴、聞き取り
(アメリカ合衆国憲法(修正13条、修正14条)の紹介(英文で読んでみよう))
ノートに基づき英文の内容について英語で紹介しあう、簡単なポスターをグループで作成
第5回 テキストの内容について短いポスター発表(英語)
Alaska, “Seward’s Folly; The Age of Chicago (Reading)
第6回 Paraphrasing and writing a summary 英語で要約を書く
Alaska, “Seward’s Folly; The Age of Chicago (Writing)
第7回 要約の発表、要約の発表やフィードバック
Frontier
An Imperial Power
第8回 Skyscraper
英語のビデオ視聴、聞き取り
議論の構成の仕方、英語で意見を書く
第9回 先週のライティングの発表とフィードバック
V. An Urban People
第10回 The new immigration
語句の小テスト(第11回に実施する可能性あり)
第11回 Urban Life
プレゼンテーションの準備
第12回 プレゼンテーション(前半)Group 1~3
第13回 プレゼンテーション(後半)Group 4~6
ノート提出について(締切日は授業内で通知)
第14回 授業のまとめ
秋学期授業計画
第1回 前期の講評、後期の授業について
英語のビデオ視聴(Wilson's Fourteen Points)、聞き取り
第2回 The First World War
(語句や文法の確認、精読・速読でのペアやグループワーク(日本語で内容をまとめる、訳読する、英語でお互いに内容について話すなど)、以下、毎週、このような学習活動を含みます)
第3回 議論の構成の仕方、英語で意見を書く (WWI, The Fourteen Points などについて)
→ライティングの発表、フィードバック
The Making of Harlem
The Industrial Colossus
第4回 The New Deal and the TVA
Tenements
簡単なポスターをグループで作成
第5回 テキストの内容について短いポスター発表(英語)
(発表内容:The New Deal and the TVA または Tenements)
第6回 VI. The Imperial Mantle: The American Century
英語のビデオ視聴と聞き取り
Paraphrasingについて
第7回 Cold War
Paraphrasing and writing a summary 英語で要約を書き意見を書く
第8回 Writingの発表やフィードバック
The War Within
第9回 ‘Unfriendly’ witnesses
語句の小テスト(第10週に実施する可能性あり)
第10回 World War II:The Pacific
プレゼンテーションの準備
第11回 World War II:The Atlantic
プレゼンテーションの準備
第12回 プレゼンテーション(前半)Group 1~3
第13回 プレゼンテーション(後半)Group 4~6
ノート提出について(締切日は授業内で通知)
第14回 授業のまとめ
*以上の授業計画は、あくまでも目安です。履修者の人数、皆さんの学習の進度等で、学習内容が前後することがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本授業を履修した学生は、授業外で毎週 1-2 時間程度の予習復習などの学習を行うこと が求められます。
テキストの予習の仕方は毎回指示しますが、基本的には、まず速読し、わからない単語や用語などは辞書等を使って調べてくるようにしてください。また、英語のノートをとるよう指示があったら、内容について英語でノートをとり、語句や内容のメモや感想を書きます。ノートテイク用にA4かB5のノートかルーズリーフ、または、タブレット等を用意してください。タブレット等を利用する場合は、ノートテイク用のアプリで手書き入力してもよいし、紙に書いたものを写真にとって持参しても良いです。ただし、Word等のファイルに手書き以外でノートをとらないでください。(多大な時間がかかり、図を書きづらく、また授業中に一覧で見られないという欠点があり、かつ、簡単にネット等から文章をコピーできてしまうからです。)ノートの取り方については、授業内で指示しますが、学期末に提出を求めるので、注意してください。授業時間外の学修として、基本的には以上のような予習やノートテイクが必要です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 60 | 授業への参加、授業内に行う演習や課題への取り組み(小テスト含む)、授業への貢献(訳読の作業やグループワーク)など(40%)、プレゼンテーション(20%) |
その他 | 40 | 学期末に提出するノート(40%) |
成績評価の方法・基準(備考)
単位修得の条件として、1学期の授業の内、欠席回数が3回を超えないことが求められます。また、ノートを全く提出しなかった場合も合格点が与えられませんので、注意してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業内で、グループやペアで書いて提出した訳文、内容まとめ、英文要約等については、授業内で講評、解説し、場合によっては、添削して返却します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ペアやグループワーク時に、Google Document等を利用して、共有ドキュメントに書き込んで協働学習をします。共有ドキュメント等を教員のPC等からモニターに映して解説する予定です。また、インターネットを利用して、トピックや学習に関連する英語のビデオを視聴したりします。オンラインリソースの紹介等もします。教材配布やリンク等の周知は、manabaを利用しますので、教材は事前にダウンロード(必要に応じて印刷)し、必要なリンクは開けるようにしてください。プレゼンテーション時には、共有のPPTを活用しますので、授業には、タブレットやPCの持参を推奨します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
①テキスト
Eric Homberger著、松田武編注、『図解から学ぶアメリカの歴史』(The United States: An Illustrated History)、英宝社。(ISBN4-269-12078-9)
南北戦争前後からの時期を扱いますので、テキストはp. 49~以降を学習していきます。
②その他の教材 随時、必要に応じて配布、紹介