シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ドイツ語5/ドイツ語(Ⅴ) インテンシブ・コース A | 2025 | 春学期 | 月2 | 法学部 | 大下 理世 | オオシモ リセ | 2年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-GE2-005M
履修条件・関連科目等
1年次の必修ドイツ語単位をすべて取得した2年生で、ドイツやドイツ語に強い関心を持ち、週3コマの授業に十分な予習・復習の時間を確保できる人。本コースは2年間一貫コースで、教材も同一シリーズを2年にわたって使用します。ただし、1年次にインテンシブ・コースに所属していなかった場合でも、相応の実力と学習意欲があると認められれば受講は可能ですので、事前に担当教員にメールで相談してください。なお、1年次インテンシブ・コース履修者も、かならずガイダンスに参加し、継続履修の登録を行うこと。
授業で使用する言語
日本語/ドイツ語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
インテンシブ・コースでは日本人の教員とネイティブ・スピーカーの教員とが緊密に連絡を取りつつ、原則として同一の教科書を使って授業を行ないます。聴き取りや口頭練習を十分に盛り込み、実践的なドイツ語に触れつつ、その中で文法事項も習得してもらいます。
またこのコースでは、2年次の夏休みや3年次に入る前の春休みにドイツ語圏に語学留学したい人たちを積極的に支援します。短期留学で現地の生活を知り、いっそう実力と自信をつけた人たちには、その後の長期留学も現実的になってくるでしょう。
少人数のクラスですので、1人1人に配慮しながら授業を進めていきます。それだけ教員からの要求も高くなるでしょう。与えられた課題をこなすだけでなく、自主的に個人学習を行なうことが望まれます。皆さんからも希望を聞きながら、楽しいクラスをつくっていきたいと思います。
科目目的
「読む・書く・聴く・話す」のすべてについて実践的なドイツ語力を確実に身に付ける
到達目標
GER (=CEFR ヨーロッパ言語共通参照枠) A2/独検3級レヴェル
GER A2 - Grundlegende Kenntnisse(基礎的な知識)
ごく直接的な意味の領域に関連した文章やよく使われる表現(個人や家族に関する情報、買物、仕事、身近な環境など)を理解することができる。よく知られたなじみの物事に関する情報の、簡単で直接的なやりとりを目的とした、単純かつ定型的な状況において、意思の疎通ができる。簡単な語句を用いて自身の出身地や学歴、身近な環境や直接的な欲求に関連した物事を説明することができる。
(出典:Gemeinsamer Europäischer Referenzrahmen für Sprachen (GER) のHP)
独検3級 (Grundstufe):
●ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる。
●基本的なドイツ語を理解し,ほとんどの身近な場面に対応できる。
簡単な内容のコラムや記事などの文章を読むことができる。
短い文章の内容を聞き,簡単な質問に答え,重要な語句や数字を書き取ることができる。
●対象は,ドイツ語の授業を約120時間(90分授業で80回)以上受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人。
●語彙2000語
(出典:独検HP)
※実際に検定試験 Goethe-Zertifikat A2(スタート・ドイツ語2 (SD2))や独検3級に合格するためには、授業以外に相応の自主学習が必要となります。
授業計画と内容
1. 導入
2. Einheit 1: Klassentreffen: 招待状を書く/会合を準備する/自分自身について話す/情報を別の人に伝える
3. Einheit 2: Mobil leben: 移動について話す/交通手段を比較する/理由を述べる/旅行を計画する/言い回しをざっと訳す
4. Einheit 3: Wohnen und Zusammenleben: 住まいについて話す/住居を探す/ミニ広告を書く/マンション管理規約にコメントする/何が禁止あるいは許可されているか述べる
5. Einheit 4: Hast du Netz?: 携帯やメディアについて話す/ グラフィックについてコメントする/間接的に問い合わせる/自身の意見を述べる
6. Plateau 1(振り返り1)
7. Einheit 5: So arbeiten wir heute: 働き方の変化を説明する/メリットとデメリットを挙げる/賛成したり拒否したりする/履歴書を読み書きする/電話する/フォーマルなEメールを書く
8. Einheit 6: Was liest du gerade?: 読書について話す/図像を説明する/本と著者を紹介する/伝記的な文章を読み書きする
9. Einheit 7: Leben mit Tieren: ペットについて話す/ペットを説明する/ビデオクリップにコメントする/迷子ペットの捜索ポスターを理解し書く
10. Einheit 8: Global und regional: 都市を紹介する/地方の料理や特産品についてレポートする/空港における職業について話す/人物や事物を説明する
11. Plateau 2(振り返り2)
12. 総復習
13. 理解度チェック
14. 総括
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎日30分はドイツ語に触れ、1回の授業につき最低60分は課題や復習に充てること。ただし本気でドイツ語をものにするつもりなら、それ以上に相応の自主学習が必要になります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | 教科書の各章を終えるごとに小テストを行い、理解度を評価します。 |
期末試験(到達度確認) | 40 | 既習事項全般の理解度を評価します。 |
レポート | 20 | 毎回の授業後に課題を出し、学習への取り組みを評価します。 |
平常点 | 20 | 授業への参加ならびに貢献度(質問への応答、ペアワークやグループワークでの積極性と協調性)を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席が3分の2に満たない場合は単位を付与しません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
教科書の出版元 Cornelsen社の PagePlayer-App による音声・映像教材の活用。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【教科書】
Hermann Funk / Christina Kuhn (Hg.): Das Leben. Deutsch als Fremdsprache. Kurs- und Übungsbuch A2. Cornelsen, Berlin 2021 (ISBN 978-3-06-122090-7)
【辞典】
紙の辞書、電子辞書、あるいはこれらのアプリ版、いずれかを用意すること。編著者不明の辞書アプリならびに翻訳アプリ・翻訳サイトおよび生成AIアプリは不可。
【参考文献】
中央大学法学部ドイツ語部会編『300語で学ぶ基礎ドイツ語文法』(改訂版)中央大学出版会 2007 (ISBN 978-4-8057-8117-3)
中島悠爾/平尾浩三/朝倉巧『必携ドイツ文法総まとめ』(改訂版)白水社 2003 (ISBN 978-4-560-00492-0)
その他特記事項
教科書と連携したモバイルアプリを使用するため、授業および課題(練習問題)にはスマートフォンもしくはタブレットが必要です。
担当教員からの授業時間外の連絡は原則としてmanabaを通じて行うので、通知機能をかならずオンにしておき、定期的に内容をチェックすること。また担当教員への連絡や質問は、氏名および件名を明記のうえ、全学メールにて行うこと(宛先アドレスは「オフィスアワー」欄参照)。
なお、開講に先立って、かならず1年次の学習内容をしっかり復習しておいてください。
参考URL
やる気応援奨学金募集要項(2024年度版)
https://www.chuo-u.ac.jp/uploads/2024/02/academics_faculties_law_fees_schol_03.pdf?1709596800094
ゲーテ・インスティトゥートHP
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/index.html
独検HP
https://www.dokken.or.jp/index.html