シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 情報ネットワーク論 | 2026 | 前期 | 木4 | 総合政策学部 | 石田 慶樹 | イシダ ヨシキ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IM2-0001
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
インターネットは現代社会において、電気や水道と同様に欠かせない社会基盤(インフラ)となりました。しかし、私たちはそれを「使えて当たり前」の存在として享受する一方で、裏側の仕組みや、日々刻々と変化するデジタル社会の課題について意識することはほとんどありません。
本講義では、ブラックボックスになりがちなインターネットの技術的基礎(TCP//IP、ルーティング等)やガバナンスについて体系的に解説します。 さらに、本講義の特色として、毎回「インターネット・デジタル社会に関するホットトピック」を解説する時間を設けます。 AI、Web3、通信障害、最新のデジタルインフラなど、その時々の時事ニュースを取り上げ、講義で学ぶ「理論」が「現実のニュース」とどう繋がっているのかを実務家の視点で紐解きます。
なお、本授業は「復習」を重視します。授業資料や録画を公開し、授業外での理解定着を支援します。
科目目的
本授業では、現代生活に欠かせないインターネットを取り上げます。 普段私たちが何気なく使っているPCやスマートフォンが、なぜ世界中の情報にアクセスでき、距離を超えたコミュニケーションを可能にするのか。その裏側にある「つながる仕組み」の基礎を理解することを第一の目的とします。 また、この学習を通じて、インターネットというインフラが単なる技術の集合体ではなく、人間の様々な関与(運用・管理・ルール作り)によって支えられ、動き続けているという事実を認識できるようになることを期待します。
到達目標
技術と社会の相互関係を理解し、以下の基礎力を身につけることを目標とします。
本質的な理解に基づく対応力 ネットワークの仕組みを基礎から理解し、トラブルやリスクに対して適切に対処できる知識を習得する。
時事的な課題を読み解く力 日々報道されるIT関連ニュース(新技術や事件・事故)を、うわべだけでなく、技術的・制度的な背景から理解し、自分の言葉で説明できる視座を養う。
情報社会を見通す知見 国際社会が抱える複雑な課題に対し、インターネットが果たす役割や機能を正しく評価するためのベースとなる知識を獲得する。
【資格試験について】 本講義はITパスポートや基本情報技術者試験などの基礎となる内容を説明しています。受講することで、これらの学習へスムーズに取り組めるようになります。
授業計画と内容
第01回: ガイダンス/情報とインターネット
第02回: デジタルの基礎ー2進数とブール代数
第03回: デジタル通信の基礎ーデジタル化と情報ネットワーク
第04回: インターネットの基礎(1)ーインターネットとTCP/IP
第05回: インターネットの基礎(2)ーTCP/IPの構成とネットワークインタフェース層
第06回: インターネットの基礎(3)ーインターネット層
第07回: インターネット層 ートランスポート層とアプリケーション層
第08回: インターネットの基盤技術(1)ー経路制御と経路情報
第09回: インターネットの基盤技術(2)ー組織をまたがる経路制御
第10回: インターネットの基盤技術(3)ーDNSとドメイン名
第11回: インターネットのガバナンス
第12回: インターネットセキュリティ(ゲスト講師)
第13回: 標準化とインターネットの構造
第14回: 総括・まとめ・到達度確認:情報ネットワーク
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本講義では、専門用語や新しい概念の定着を図るため、予習よりも「復習」に重点を置いた学習を推奨します。
1. 授業時間外の学修(復習)について 授業で使用したスライド資料および講義の録画データを公開します。これらを活用し、授業内で理解が曖昧だった箇所を重点的に見直してください。
2. 授業内での定着支援 復習を効果的に行えるよう、授業の冒頭で「前回の振り返り」を行うほか、講義の区切りごとに「理解度確認のための問題」に取り組む時間をとります。ここで解けなかった問題や疑問点を中心に、授業後の復習に取り組んでください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 50 | 形式: オンラインテストを予定しています。 内容: 授業で学んだ内容を正しく理解できているかを確認するための問題と、授業で取り上げた内容(ホットトピック等含む)についての意見を問う問題を出題します。 |
| 平常点 | 50 | 授業への参加、受講態度の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件︓出席率が50%に満たない(第14回を除いた13回中6回以下の出席)者についてはE判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
オンデマンド型の動画資料を配信します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1998年10月以降インターネット・インフラ企業に勤務し運用に従事、2006年12月より16年間にわたりインターネット・インフラ企業の経営を行った。2025年よりインターネットやデジタルインフラの研究・開発・設計・構築・運用とそのコンサルティングに従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
これまでの実務経験に基づいて、リアルなインターネットの仕組みについて説明を行います。
テキスト・参考文献等
【テキスト]
テキストとして指定する書籍はありません。基本的に授業で配布する資料がテキストになります。
【参考文献】
参考文献はより深く知りたい際に参考にするための文献となります。このリストの位置付けはガイダンスの際に説明する予定です。
高校の情報の教科書「社会と情報」「情報の科学」
あきみち、 空閑洋平「インターネットのカタチ もろさが織り成す粘り強い世界」 オーム社、2011年、ISBN 978-4-274-06824-9
小川晃通「ピアリング戦記」ラムダノート社、2022年、ISBN 978-4-908686-14-6
福永勇二「イラスト図解式 この一冊で全部わかるネットワークの基本 第2版」SBクリエイティブ
、2023年、ISBN 978-4-8156-1767-7
大内 東 編、小林 仁、渡邊 愼哉、斎藤 一、沼澤 政信、長尾 光悦、高谷 敏彦、細野 昌和「 文系学生がまなぶ情報学」コロナ社、2012年、ISBN 978-4-339-02466-1
井上 直也、村山 公保、竹下 隆史、荒井 透、苅田 幸雄「マスタリングTCP/IP 入門編 第6版」オーム社、2019年、ISBN: 978-4-274-22447-8
アンドリュー・S・タネンバウム、ニック・フィームスター、デイビッド.・J・.ウェサロール「コンピュータネットワーク(第6版)」日経BP社、2023年、ISBN 978-4-296-07042-8
八木毅、秋山満昭、村山純一「コンピュータネットワークセキュリティ」コロナ社、2015年、ISBN 978-4-339-02495-1
ピーター・キム「サイバーセキュリティテスト完全ガイド」マイナビ出版、2016年、ISBN 978-4-8399-5955-5
その他特記事項
何らかの連絡が必要になった場合には、
yishida636@g.chuo-u.ac.jp
あてにお願いします。
連絡する際は、学籍番号と名前を明記してください。
授業内容に関する質問もこのアドレスで受け付けます。
ただし、全てに対して返信することはせず、質問などに対しては、授業の中で回答する場合もあります。