シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 民法Ⅳ(債権各論)/不法行為Ⅱ | 2026 | 後期 | 木2 | 総合政策学部 | 柴田 龍 | シバタ リョウ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-CI2-0004
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、不法行為法について、他人に損害を与えた場合にどのような要件の下で損害賠償責任が成立するのかを学ぶ。判例を素材として、過失・因果関係・損害の評価といった基本概念を具体的事案に即して検討し、現代社会における不法行為法の機能と課題について理解を深める。
科目目的
民法第3編債権に規定される不法行為法は、条文数が限られている一方で、判例の集積によって具体的な責任判断が形成されてきた法領域である。本講義では、不法行為法の基礎的理解を前提として、現代社会において問題となる不法行為法上の諸課題を、判例を中心に検討する。
とりわけ、名誉やプライバシーといった人格的利益の侵害や、これらと表現の自由との調整が問題となる事案、さらにAIやインターネット社会の進展に伴って生じる新たな責任のあり方に着目し、個別事案に即した法的思考力の養成を目指す。
到達目標
① 不法行為法に関する基礎的な知識を修得する。
② 判例の検討を通じて、不法行為法領域における現代的課題を理解し、その解決に必要な法的知識を身に付ける。
③ 他の法領域との関連性を踏まえ、不法行為法を用いた法的思考力および問題解決能力を修得する。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス/不法行為法の構造と判例法としての特質
第2回 不法行為の成立要件①―故意・過失と注意義務
第3回 不法行為の成立要件②―権利侵害・法益侵害
第4回 不法行為の成立要件③―損害の概念と評価
第5回 不法行為の成立要件④―因果関係と相当因果関係論
第6回 不法行為の効果①―損害賠償請求権者と責任主体
第7回 不法行為の効果②―損害賠償額の算定と慰謝料
第8回 インターネット上の名誉・プライバシー侵害
第9回 学校事故・監督義務をめぐる責任
第10回 医療事故と専門的判断における過失認定
第11回 交通事故と定型化された過失・損害評価
第12回 製品事故と製造物責任法・不法行為法
第13回 AI・情報社会における不法行為責任
第14回 総括―現代社会における不法行為法の役割と課題
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 100 | 提示した問題に対し、不法行為法の基礎的な知識および授業で紹介した判例やその考え方などに裏付けられた理論構成ができているかどうかで評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が60%に満たない者は、E判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業は毎時間事前配布するレジュメを中心に実施します。
参考文献
・『別冊ジュリスト 民法判例百選Ⅱ 債権第9版』有斐閣・2023年 (2420円)
・窪田充見ほか編著『事件類型別 不法行為法』弘文堂・2021年 (5940円)
この他、必要に応じ、授業内で適宜紹介します。