シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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入門演習 | 2025 | 前期 | 木5 | 経済学部 | 平繁 佳織 | ヒラシゲ カオリ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
授業では日本語と英語を使用します。翻訳というテーマの特質上、日本語と英語をある程度解することが条件となります。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
翻訳するとはどういうことなのか、ポール・リクールの翻訳論を経由して考えながら、レジュメの作成、研究発表といった大学で必要とされる能力の習得に努めます。また、生成AI技術の発展と普及により翻訳の意義が変容している今日において、日本語から英語、あるいは英語から日本語への翻訳を実践しながら、翻訳することの倫理について検討します。毎回担当者を決めて、リーディングの該当箇所を翻訳・解説したレジュメを作ってもらいます。また最終的には、自ら選んだ短い文章の翻訳と、その翻訳過程について発表してもらいます。
科目目的
高度で抽象的な英語の文章を解し、批判的な観点を身につけつつ、大学で必要とされる能力(検索ツールの使用方法や発表資料作成など)を習得する。同時に日英双方の語学力の向上を目指す。
到達目標
・抽象度の高い文章を英語で読めるようになる
・引用、パラフレーズ、要約を使い分ける
・翻訳することの意義、翻訳する上での倫理的責任について理解する
・自らテーマを見つけ、リーディングで得られた知識を応用する能力を身につける
授業計画と内容
Week 1 イントロダクション
Week 2 翻訳の定義
Week 3 Ricoeur's philosophy of translation (読解)
Week 4 Ricoeur's philosophy of translation (検討)
Week 5 Word講習会
Week 6 Powerpoint講習会
Week 7 Translation as challenge and source of happiness (読解)
Week 8 Translation as challenge and source of happiness (検討)
Week 9 図書館講習会
Week 10 The paradigm of translation (読解)
Week 11 The paradigm of translation (検討)
Week 12 A 'passage': translating the untranslatable
Week 13 発表
Week 14 発表
※講習会の順番は前後する可能性があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
初回の授業でリーディングの担当を決め、担当部分のレジュメを作成してもらいます。最終的には、自ら翻訳したい素材を選び、翻訳をつける作業をしてもらいます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 毎回の授業でのレジュメ内容、貢献度を評価します。 |
その他 | 50 | パワーポイントを用いた発表の内容と、それをもとにしたレジュメをレポートに代えて評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点(毎回の授業態度、発言、リサーチ)と期末課題をそれぞれ50%で評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業内で適宜配布します。