シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ICTスキル | 2025 | 前期複数 | 木4,木5 | 経済学部 | 福元 徳広 | フクモト ノリヒロ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-IM3-05XX
履修条件・関連科目等
・入門ICT演習、情報科学を履修していることが望ましい
・高校程度の数学力があることが望ましい
・予習復習や宿題を行うため、PC/タブレット/スマートフォンなどの情報機器を所有し、操作に慣れ親しんでいることが望ましい (所有していない場合は適宜WS教室を利用すること)
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、問題解決力(外国語とコミュニケーションの能力及びコンピューターを利用した統計・情報処理と分析の能力を用いて、科学技術及び社会の急速な変化に対応しながら、さまざまな問題を解決することができる)の修得に関わる科目である。
<概要>
情報通信技術 (ICT) を活用するスキルの基礎となる計算機、データサイエンス、通信、IoT、AI・機械学習の講義を行う。国内外の産業界の最新動向なども随時解説する。ICTを利用するスキルを習得するため、Pythonプログラミング、データサイエンス、IoT、AI・機械学習の演習を行う。
科目目的
情報通信技術 (ICT) の本質を理解し、それを活用するスキルを講義と演習の双方を通じて習得することを目指す。また、社会の課題を捉え、ICTスキルを用いて解決する力を養う。
到達目標
・情報通信技術 (ICT) の本質を理解し、それを活用するスキルを習得する
・社会の課題を捉え、ICTスキルを用いて解決する力を身につける
・Pythonプログラミング、データ処理、IoTプログラミング、AI・機械学習プログラミングを独力で行う力を身につける
授業計画と内容
I. 概要
第01回 情報通信技術 (ICT) の概要
II. 計算機の基礎
第02回 計算機の基礎とその歴史
第03回 アナログとディジタル
第04回 データの内部表現
第05回 ハードウェアの基礎
第06回 オペレーティングシステムとソフトウェアの基礎
第07回 情報システムのセキュリティ
III. プログラミング基礎演習
第08回 プログラミング言語とPython
第09回 Pythonプログラミング演習1: 文と式、変数、演算子
第10回 Pythonプログラミング演習2: データ構造、制御フロー
第11回 Pythonプログラミング演習3: 関数、グラフ描画
第12回 Pythonプログラミング演習4: プログラム設計、データ処理
IV. データサイエンス基礎演習
第13回 データベースの基礎
第14回 ビッグデータとデータ処理
第15回 データサイエンス演習1: 可視化
第16回 データサイエンス演習2: 統計分析
V. 通信の基礎
第17回 通信の基礎とその歴史
第18回 インターネットとプロトコル
第19回 通信の国際標準と第5世代移動通信システム (5G)
VI. IoT基礎演習
第20回 IoTの概要
第21回 IoT演習1: LEDの実装
第22回 IoT演習2: センサの実装
VII. AI・機械学習基礎演習
第23回 人工知能 (AI) の概要
第24回 機械学習の基礎
第25回 AI・機械学習演習1: 訓練データの準備
第26回 AI・機械学習演習2: 学習と検証
VIII. 総括・まとめ
第27回 情報通信技術の変遷と今後の展望
第28回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
展示会、勉強会、外部の会議等、ICTの最新動向を知ることができるイベントなどに積極的に参加することを推奨する。
例:
・Interop Tokyo: 毎年6月上旬に開催されるインターネット技術・ビジネスの展示会
・CETAEC: 毎年10月上旬に開催されるモバイル技術・ビジネスの展示会
・ワイヤレスジャパン: 毎年5月下旬に開催されるワイヤレス技術&ソリューションの専門展示会
・TOKYO GAME SHOW: 毎年9月中旬に開催されるゲーム関係の展示会
・GoogleやICTベンチャー主催の勉強会: 随時
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 学期末に総合課題レポートを課し、以下の観点で評価する。 ・出題内容との整合性 ・レポートの完成度 ・授業の理解度 ・独自性 (自分の意見を書いていること) |
平常点 | 70 | 以下の内容を総合的に評価する。 ・宿題・アンケートの提出 (原則毎回実施し、理解度を確認する) ・授業参画度 (受講態度、授業中の姿勢、積極性) ・演習への取り組み |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
原則毎回実施する宿題・アンケートに基づき、次回授業で解説や質問への回答を行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
原則毎回実施する宿題・アンケートに基づき、次回授業で解説や質問への回答を行う。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
WS教室のPCもしくは個人のPCで以下を行う。
・学習管理システムmanabaを利用した資料の参照、アンケート・課題の提出、各種連絡、質疑応答
・プログラミング演習
・IoT演習
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
2001-2010: KDDI研究所勤務
2010-2011: スタンフォード大学客員研究員
2011-2021: KDDI研究所/KDDI総合研究所勤務
2021-2024: 東京大学情報学環客員准教授
2024-現在: KDDI総合研究所勤務
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験及び様々な企業・大学との共同研究の経験に基づき、具体的な問題解決についても取り上げる。
テキスト・参考文献等
配布する資料に基づき講義を行う。
適宜、理解を深めるための参考文献を示す。
その他特記事項
・講義資料はmanabaにて公開する
・課題やレポートの提出もmanabaを利用する
・manabaのシステムが自動で送るもの以外に、提出物の督促 (リマインダの送付等) は行わないので、自己責任で管理すること
・WS教室を使用する予定だが、宿題もあるため、自身のラップトップPCを利用することが望ましい。なお、スマートフォンやタブレットはプログラミング演習時に制約があるため、PCを利用することが望ましい
・授業の前後に予習・復習を行うこと