シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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英語1a A | 2025 | 前期 | 木3 | 経済学部 | 三宅 昭良 | ミヤケ アキヨシ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
EC-EN1-11aX
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、問題解決力(外国語とコミュニケーションの能力及びコンピューターを利用した統計・情報処理と分析の能力を用いて、科学技術及び社会の急速な変化に対応しながら、さまざまな問題を解決することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
この授業では、ミリオンセラー・シリーズ『日本人の英語』,『続 日本人の英語』,『実践日本人の英語』(岩波新書)の著者マーク・ピーターセンが日本の大学生のために書いた教科書(各章750語ほどのエッセイ)を用いて、英語の文法と語用の奥にある「英語の感覚」を学びます。一例をあげましょう。
Nature is wonderful. Why do we love nature? First, we have a tradition of respecting nature in Japan. Also, when we get tired from our classes, we can enjoy nature to refresh ourselves. For example, from our campus we can easily go to some natural place such as Mt. Takao.
これはある日本人学生の書いた英作文ですが、ピーターセンは “we”を中心に書き直します。なぜ書き直さねばならないか、わかりますか。あなたがその理由を知りたければ、ぜひ
このクラスで学びましょう。ピーターセンは英語のネイティヴ・スピーカーですが、上記の3冊をはじめから日本語で書きました。それほどにも英語と日本語に精通した人です。このクラスを終えると、きっとあなたはもっと英語を勉強したいと思うことでしょう。
この教科書はそういう面白さに溢れています。
科目目的
日本人の盲点になっている「英語の感覚」を磨きながら、国際社会で求められるユーモアの感覚を養い、英語と日本語の微妙なズレを深く理解し、知的視野を拡げる。
到達目標
《Reading + Writing》
大学生にふさわしい英語の語彙力を身につけることを目標とする。
大学教養課程修了の水準の英語読解力を身につけることを目標とする。
日本人の盲点になっている英語の感覚を磨くことを目標とする。
授業計画と内容
テキストは各課、読み切りですので、1回に1Unit進むことを目標とします。
第01回 ガイダンス、シラバス確認、Lesson 1 『陽のあたる場所』 で考える冠詞A Place in the Sun
第02回 Lesson 2 we の用法について考えるWhat We Talk About When We Talk About Love
第03回 Lesson 3 「の」をどう英語に置き換えるか? Matasaburo the Wind Imp
第04回 Lesson 4 論理的な英語を書くために The Logic of Descartes?
第05回 Lesson 5 『怒りの葡萄』 で学ぶ比較級 As High as the Fence Tops
第06回 Lesson 6 映画のタイトルから考える現在完了形 You've Got Mail
第07回 Lesson 7 小さな副詞“so” がもつ意味と効果的な用法 So Many Worlds, So Much to Do
第08回 7回までの理解度確認。
第09回 Lesson 8 性的に中立な表現を考える Gender-neutral Expressions
第10回 Lesson 9 コンマと事実 Commas and Facts
第11回 Lesson 10 since とbecause を使いこなす Since I Don't Have You
第12回 Lesson 11 1つだけではないonly の意味と用法 That's All He Did
第13回 Lesson 12 「の」を表すin とof の違い The Turn in the Weather
第14回 総括 読解力と語彙力の確認
【授業方法】
まずは音声を聞きながら英語の音を楽しんでもらいます。そのあと、400字程度の日本語で内容を要約したものをいくつか読み上げ、比較検討します。つまり、毎回、Lessonの内容の要約を作ってきて提出してもらうわけです。次に、本文の音読と日本語訳をおこなってもらいます。これはアット・ランダムに当てます。そして各Lessonについている練習問題に取り組みます。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
音声の視聴と音読をしっかりおこなってくるように。それから、上記のとおり、毎回、日本語の要約を作ってきてもらいます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 学期中間段階に学習範囲の理解度を測るために実施します。 |
期末試験(到達度確認) | 50 | 学期末に学習範囲の理解度を測るために実施します。 |
平常点 | 20 | 指名した際の成果、毎回の要約、練習問題などを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
中間試験30%、期末試験50%、平常点20%で評価します。指名した際の成果、毎回の要約、練習問題などを評価します。
なお、遅刻・早退3回で欠席1回と見なし、欠席が3回を超えると評価の対象とならないと思ってください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
課題については授業中にフィードバックします。中間試験は返却し解説します。期末試験はManabaで正答案を掲載します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【教科書】
English Lessons with Mark Petersen(マーク・ピーターセンの英語レッスン)
Mark Petersen著 2000円+税 音羽書房鶴見書店 ISBN: 978-4-7553-0055-4
参考書は適宜、紹介します。