中央大学

シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:情報資源組織論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
情報資源組織論 2026 前期 土2 文学部 大蔵 綾子 オオクラ アヤコ 2年次配当 2

科目ナンバー

LE-LI2-M304

履修条件・関連科目等

 履修条件はない。ただし、本科目は「情報資源組織演習」(後期)を学修する上で必要とされる基礎知識を扱うものであることから、体系的かつ合理的な学修成果を確保するため、「情報資源組織演習」を履修する前に本科目の単位を修得しておくことが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 社会に存在する多くの情報から信頼できる情報を検索し利用するためには、その情報を組織化(整理)することが必要である。その点、図書館は、情報を入手するための分類法、件名法及び目録規則が整備されており、体系的に組織化されていることが大きな利点と言える。実際、図書館では従来の紙媒体の資料の他にネットワーク上の情報も扱われている。このような様々な形態の資料及び情報を包括したものが情報資源である。
 本授業では、情報資源の分類法、件名法及び目録規則の意義及び理論について学習する。書誌コントロール、書誌記述及び主題分析等に関して理解した上で、図書館情報資源を有効に利用できるようにするためにどのように組織化すれば良いかを考察する。

科目目的

 本科目の目的は、情報資源の組織化に関する意義及び理論について、書誌コントロール、書誌記述法、主題分析、メタデータ及び書誌データの活用法等に関して理解することである。
 本科目は、司書資格を取得するための「図書館情報資源に関する科目」に位置付けられている。紙媒体の資料の他、ネットワーク上に存在する情報について、体系的かつ効果的に分類し利用に供するための基礎的な理論及び方法を修得する。

 

到達目標

・図書館における情報資源の組織化の意義・内容について、利用者の利便性を踏まえて説明することができる。
・分類法、件名法、目録法、検索法の意義・内容について説明することができる。
・書誌情報の作成、流通、提供について説明することができる。

授業計画と内容

 本科目を「基礎編」及び「発展編」に分け、段階的に学習する。

【基礎編】

第1回:情報資源組織の概要
 ・情報資源組織化の概要(目的、意義、種類、方法)
 ・資料検索(既知資料検索、未知資料検索)
 ・目録法(広義)の概要(定義、体系、分類)
 ・目録法以外の情報資源組織(書誌、索引、抄録)

第2回:記述目録法1
 ・記述目録法の概要(機能、対象)
 ・目録規則の種類、経緯(FRBR前)

第3回:記述目録法2:FRBR1
 ・FRBRの概要(概念モデル、機能)
 ・実体の属性の記録

第4回:記述目録法3:FRBR2
 ・実体に対する典拠形アクセス・ポイントの構築
 ・実体間の関連
 ・目録規則の経緯(FRBR後)、目録規則の標準化
 ・RDAの概要
 ・『日本目録規則2018年版』(NCR2018)の概要(構成、書誌階層構造)

第5回:主題目録法1
 ・主題目録法の概要(意義、種類、過程)
 ・分類法、件名法
 ・事前結合索引法、事後結合索引法

第6回:主題目録法2:分類法1
 ・分類法の概要(意義、機能、種類)
 ・分類の基本原理(区分の原理・要素・原則)
 ・書誌分類法、書架分類法
 ・列挙型分類法、分析合成型分類法
 ・観点分類法

第7回:主題目録法3:分類法2
 ・『日本十進分類法』(NDC)の概要(経緯、構成)
 ・細目表、補助表、相関索引

第8回:主題目録法4:分類法3
 ・分類作業(主題分析、分類記号への変換)
 ・分類規程(一般分類規程、特殊分類規程)
 ・所在記号(図書記号、著者記号)

第9回:主題目録法5:件名法1
 ・自然語(キャッチ・ワード、KWIC・KWOC)
 ・統制語

第10回:主題目録法6:件名法2
 ・シソーラス
 ・件名標目表(『基本件名標目表』(BSH)、NDLSH)
 ・件名規程

【発展編】

第11回:機械可読目録1
 ・インターネット
 ・ウェブ
 ・メタデータ

第12回:機械可読目録2
 ・MARC
 ・書誌ユーティリティ(定義、機能、種類)
 ・分類作業(集中目録作業、分散目録作業)
 ・OPAC(経緯、利用、課題)
 ・ディスカバリ・サービス

第13回:機械可読目録3
 ・XML
 ・メタデータ標準
 ・セマンティック・ウェブ

第14回:書誌コントロール
 ・書誌コントロールの概要(意義、機能、経緯、対象)
 ・書誌データ(作成、流通)

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

 配付資料は全て授業開始前までにmanabaに掲載する。掲載時期は、文字資料が授業開始1週間前まで、図画資料が授業開始前日までを目途とする。掲載された配付資料については授業開始までに一読されたい。
 演習及び課題についてもmanabaを使用して提出してもらう。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 平常的に課す演習及び課題の提出回数及び内容により異なる。詳細については、演習又は課題毎に授業中又はmanabaで説明する。

成績評価の方法・基準(備考)

 本授業では、効率的及び本質的授業の運営を確保するという観点から、出欠確認は行わない(出席しなくても良いという意味ではない)。したがって、授業を欠席する際、欠席する旨の連絡は不要である。
 ただし、実習等を理由とした欠席については、合理的配慮を行う観点から、事前に連絡するとともに実習等の終了後に届出書等の書類を提出することを推奨する。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

受講生の規模、要望、意欲、習熟度又は進捗状況によって、グループワーク、プレゼンテーション、施設見学を実施する可能性がある。

授業におけるICTの活用方法

クリッカー/タブレット端末/その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

配付資料の掲載、質問の受付及び回答、演習・課題の出題・回収、連絡事項の伝達等については、全てmanaba又はresponを利用して行う(紙資料の配付・回収は行わない)。

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

 図書館における実務(中央大学、首都大学東京、東京大学)では、図書館情報資源の受入、目録作成、図書館システムへの登録、OPACの更新、保存図書館への移管等を担当した。
 また、図書館類縁機関であるアーカイブズ機関における実務(国立公文書館、日本銀行、人事院)では、公文書等の分類・目録作成、文書管理システムへの登録・更新、分類・目録作成マニュアルの作成等を担当した。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

 図書館等における実務経験を踏まえ、解説を行う。あわせて、図書館類縁機関としてアーカイブズ機関における実務経験をも踏まえ、図書館における情報資源を相対的かつ客観的に理解することができるよう努める。

テキスト・参考文献等

●テキスト
・田窪直規[ほか].三訂情報資源組織論.樹村房.2020,三訂,(現代図書館情報学シリーズ,9),ISBN978-4-88367-339-1


●参考文献等
・柴田正美,高畑悦子.情報資源組織論.日本図書館協会.2020,三訂版,(JLA図書館情報学テキストシリーズⅢ,9),ISBN978-4-8204-1915-0
・竹ノ内禎[ほか].情報資源組織論.東海大学出版会,2020
・榎本裕希子[ほか].情報資源組織論.学文社.2019,第2版,(ベーシック司書講座・図書館の基礎と展望,3),ISBN978-4-7620-2889-2・日本図書館研究会.図書館資料の目録と分類.日本図書館研究会,2015,増訂第5版
・藤田節子.情報整理・検索に活かすインデックスのテクニック.共立出版,2001
・I. C. McIlwaine.UDCの使い方 : 国際十進分類法の利用と応用.情報科学技術協会,1994
・緑川信之.本を分類する.勁草書房,1996
・柴田正美.和書目録法入門.日本図書館協会,1995,(図書館員選書,8)
・谷口祥一.メタデータの「現在」:情報組織化の新たな展開.勉誠出版,2010,(ネットワーク時代の図書館情報学).
・谷口祥一,緑川信之.知識資源のメタデータ.勁草書房.2016,第2版
・デビッド・ワインバーガー,柏野零.インターネットはいかに知の秩序を変えるか?:デジタルの無秩序がもつ力.エナジクス,2008.
・蟹瀬智弘.NCR2018の要点解説:資源の記述のための目録規則.樹村房,2023.

●その他
・テキスト・参考文献等を補足する資料・情報をmanabaにおいて紹介する。

その他特記事項

教員と連絡をとりたい場合、manabaの「個別指導(コレクション)」を使用されたい。電子メールによる連絡には応じないので留意されたい。

参考URL

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