シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 英語表現 | 2026 | 通年 | 水3 | 文学部 | 小俣 岳 | オマタ タケシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EN1-SE12
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、英語で自分の考えを伝える力を身につけることを目標にします。
英語が得意でない人でも取り組めるように,ライティングを中心に,少しずつ英語で表現することに慣れていきます。
前期の授業では,英文の作り方やパラグラフ(まとまりのある1段落)の書き方を中心に学びます。また,毎回短い時間で自由に英語を書くFree Writing を行い,「間違えてもいいから書いてみる」経験を重ねます。Free Writingで書いた内容は,短いスピーキング活動にもつなげ,書く力と話す力を一緒に伸ばしていきます。
後期の授業では,パラグラフ・ライティングからエッセイ・ライティングに徐々に移行し,まとまりのある英文を書けるよう段階的に練習します。
さらに,生成AI(ChatGPT等)を,英文をそのまま作るためではなく,語彙の言い換えや文法の確認,文章をより分かりやすくするための補助ツールとして活用します。正しい使い方を学びながら,自分の英語表現を幅を広げ,「こんな表現ができるのか」「こう言い換るとよく伝わるのか」といった発見を一つでも多く経験して欲しいと思います。
科目目的
・英語で自分の考えや経験を表現する力を身につける
・正確な英語の文の作り方を理解し,実際に書けるようになる
・トピックセンテンスを含むパラグラフ(1段落)の書き方を学ぶ
・Free Writing を通して,英語を書くことへの不安や抵抗を減らす
・書いた内容をもとに,簡単なスピーキング活動に取り組む
・生成AIを英語表現を改善するための補助ツールとして,正しく使えるようになる
・単一のパラグラフから複数パラグラフのエッセイまで書けるようになる
・エッセイの様々な「ジャンル」について知り,今後自分が英語を書く際の参考にする
到達目標
【前期・後期共通】
・英語の学習活動にFree writingを取り入れる
・ライティング活動をスピーキング活動に結びつけ,英語を使う機会を増やす
・生成AIの適切な学修利用について理解する
【前期】
・英文の構成を理解し,複数の英文で構成されるパラグラフを書く方法について理解,書く
・パラグラフの構成(各英文の役割,Topic sentence等)を理解する
・ライティングに不可欠な文法,語彙の復習とさらなる習得を行う
【後期】
・様々なタイプのパラグラフに触れ,その特徴を理解する
・複数パラグラフをどのように結びつけるのか理解し,エッセイの構成の仕方を知る
・エッセイの幅広いジャンルを理解する
授業計画と内容
【前期】
第1回 ガイダンス/Writingと生成AI
・授業説明・評価方法
・パラグラフとは何か
・生成AIの使用ルール(補助利用)
第2回 Chapter 1:Writing About Yourself①
・文の基本
・英文の構成について(文法)
第3回 Chapter 1:Writing About Yourself②
・まずは,パラグラフを書いてみる ー現時点での自分の「書ける力」を知る
・ライティング・プロセスについて(prewriting)
第4回 Chapter 2:Family and Friends①
・代名詞,所有代名詞(文法)
・Topic sentenceについて
第5回 Chapter 2:Family and Friends②
・Supporting sentencesについて
・複文の作り方(文法)
第6回 Chapter 3:Activities①
・時制(文法)
・パラグラフの構成
第7回 Chapter 3:Activities②
・パラグラフ・ライティング
・ミニ課題①(パラグラフ作成,提出)
第8回 中間まとめ(Chapter 1–3)
・課題に対するフィードバック
・文・段落の復習
・よくあるミスの確認
第9回 Chapter 4:Giving Instructions
・命令文(文法)
・Time-order paragraphs
第10回 Chapter 5:Writing About Your Day①
・前置詞,頻度を表す副詞(文法)
第11回 Chapter 5:Writing About Your Day②
・Paragraph unityについて
・AIを使った推敲演習
第12回 パラグラフ作成
・アイディアのブレインストーミング
・ドラフト→推敲→最終提出
第13回 即興的なライティングとスピーキング演習
・当日発表される題目に対しパラグラフを作成
・それに基づくスピーキング課題
第14回 授業のまとめ,到達度確認
・これまでの授業のまとめと振り返り
・語彙,文法に関するフォロー
【後期】
第15回 前期の復習/パラグラフについて再確認
・パラグラフ構造
・AI使用ルール再確認
第16回 Chapter 6:Writing Descriptions
・記述的,説明的な表現方法
・詳細,具体例の出し方
・抽象と具体の往復について
・形容詞(文法)
第17回 Chapter 8:Narrative Writing
・Narrative paragraphについて
・自分の経験や体験を言語化する
・Narrative paragraph作成
・スピーキング活動に応用する
第18回 Chapter 9:Expressing Your Opinion①
・Opinion paragraph structure
・「理由付け」の練習
第19回 Chapter 9:Expressing Your Opinion②
・重要度や優先度を意識したパラグラフ構成
・ミニ課題②(パラグラフ作成,提出)
第20回 Introduction to Essay Writing
・エッセイの形式について Introduction/Body/Conclusion
・これまでのライティングを振り返る(エッセイで利用可能部分を探す)
第21回 Opinion Essay
・意見を表明するエッセイを作成する
第22回 Narrative Essay
・経験や体験を言語化するエッセイを作成する
第23回 Descriptive Essay
・説明型のエッセイを作成する
第24回 Essay Revision Workshop
・これまでのエッセイをさらに良くするためのポイント確認
・生成AIの利用
第25回 Academic Essay ①
・学術的なエッセイの特徴を理解する
第26回 Academic Essay ②
・引用(citation and referencing)の基本的な書き方を学ぶ
第27回 Academic Essay ③
・与えられたトピックについて,意見とその理由付けを短文で表現する
・文献や信頼の置ける情報源からの引用も行う
第28回 まとめと到達度評価
・授業時間内でエッセイを実際に書く
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 40 | 前期,後期とも授業内ライティング課題を期末試験として実施します。 |
| レポート | 30 | 前期,後期とも第6回目〜7回目にかけて締切を設定し,「ミニ課題」を中間試験の代わりに課します。 |
| 平常点 | 30 | 出席,授業への取り組み方,Free writingの状況等総合的に判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業の補助教材の配信や生成AIも適宜利用しますので,ノートPCを持参してください。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
2011年4月〜2016年6月 東京書籍株式会社勤務(デジタル教科書の開発,教育コンテンツの企画開発に従事)
2017年11月〜2018年3月 株式会社J-Institute勤務(英語塾でのカリキュラム開発に従事)
2018年4月〜2019年3月 渋谷教育学園幕張中学校・高等学校勤務(英語教育,海外研修企画等幅広く従事)
2019年4月〜2023年3月 東京学芸大学附属高等学校勤務(英語教育,進学指導等幅広く従事)
2023年4月〜2025年3月 広島大学高大接続・入学センター勤務(大学入試の開発や運用,高大接続事業などに従事)
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
英語教員としての経験や民間企業での経験,そして留学経験を踏まえ,(英語・日本語と言語を問わず)自分の意見や主張を理由付けしながら説明する,という習慣が身に付くような授業を行いたいと思います。
テキスト・参考文献等
【テキスト】前期,後期にわたり利用する予定です。
Karen Blanchard, Christine Root著 "Ready to Write 1: A First Composition: Student Book with Essential Online Resource (レベル 1)" Pearson, Fourth Edition
ISBN: 9780134400655
※その他,資料を配布します。