シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際政治経済学2 | 2024 | 秋学期 | 金2 | 法学部 | 三浦 秀之 | ミウラ ヒデユキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-IN3-006L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
国際社会はアナーキーである。つまり、国内社会と異なり、中央政府が存在しないのである。しかしながら、そのことは国際社会に秩序が存在しないことを意味するのではない。国際社会は様々な制度を構築することにより、国境を越える経済的に問題に対処してきたのである。本講義では、国際政治経済学の基本理論を体系的に学びながら、近代以降の国家間の経済関係(特に貿易や投資の自由化)の政治的側面に焦点を当てつつ、地域統合の変遷について理解していく。また、大きな問題意識は、米欧先進国を中心に形成された組織やルールは、中国やBRICSなど新興国の台頭にどのような影響を受けるか、どう対処すべきかというものである。
科目目的
政治と経済の相互作用に着目し,国際政治経済学の理論的枠組みを用いながら、現代社会の複雑に入り組んだ課題を考察できるようになること。
到達目標
地球規模での国際政治経済をめぐる問題を読み解くことができるようになる。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
事前学習/Preparation シラバスの確認
事後学習/Reviewing 関心事項の整理
第2回 保護貿易をめぐる政治と経済:国家がいかなる理由で貿易を保護しようとするのか政治と経済のつながりをみながら学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第3回 リージョナル・レベルの国際秩序の模索:欧米における地域統合がいかにして展開され、制度化されているのかについて学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第4回 アジアの雁行経済型経済発展:東アジアにおける経済発展がいいかなる路を経て実現したのかについて学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第5回 アジアにおける地域統合:東アジアの地域統合がいかにして展開されたのかについて学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第6回 日本の通商政策:20世紀まではGATT/WTOを軸とした通商政策が、21世紀にFTAを軸とした地域主義へと変化した背景を学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第7回 TPPとRCEP:アジア太平洋地域におけるメガFTAがいかにして誕生し、各国にいかなる意図があったのか、概要と共にその経緯について学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第8回 米国の格差社会と通商政策:米国国内における経済的な格差の要因を考察するとともに、通商政策に及ぼす影響を学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第9回 AIIBとBRI:中国の台頭とともに中国が取り組む外交と経済協力について学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第10回 デジタル経済及びデータをめぐる覇権:各国のデジタル経済をめぐる国内政策と国際関係を学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第11回 資源をめぐる政治経済【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第12回 移民をめぐる政治と経済:グローバル化の進展により国境の障壁が低くなったことによる移民の増加によるともなうメリットとデメリットについて学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第13回 地球環境をめぐる政治経済:地球環境をめぐる課題がいかにしてグローバルレベルで話し合われているのかについて学ぶ【講義と質疑応答】
事前学習/Preparation 関心事項の整理
事後学習/Reviewing プリントの復習
第14回 まとめ
事前学習/Preparation 疑問点の洗い出し
事後学習/Reviewing プリントの総復習
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
<予習>テーマに関連する内容を事前に確認し、不明な部分をチェックする。(各45 分程度)
<復習>第1 回~第15 回すべてにおいて、その日のうちにノートを再検討した上、不明な箇所をチェックし、必要に応じて教科書をチェックし、質問事項をまとめること。(各45 分程度)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 期末試験における成績の結果 |
レポート | 30 | レポート課題に対してリサーチクエスチョンを立てて、それに対して的確に論じられているか |
平常点 | 30 | 出席はじめ主体的な授業参加度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講義はレジュメに沿って実施するが、参考書など必要な際は適宜講義において紹介する。