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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:ジェンダー思想

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
ジェンダー思想 2026 後期 水4 総合政策学部 横山 陸 ヨコヤマ リク 3・4年次配当 2

科目ナンバー

PS-GN3-0002

履修条件・関連科目等

講座「入門・社会倫理学」および「社会倫理学」を履修しておくと、本講義の内容をより深く理解することができるでしょう。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

この講義では、「ケア」の問題を中心に、ジェンダー思想(フェミニズム思想)を概観します。家事、育児、看病、介護などのいわゆる「ケア労働」は、社会にとって必要不可欠な労働です。それにもかかわらず、近代社会においては長らく、主として女性に割り当てられ、他の労働と比べて評価が低く、「家庭」や「愛」の名の下に無償で担われることが一般的でした。ジェンダーおよびフェミニズムの思想家たちは、「ケア」という問題が女性の社会的地位や役割、さらには女性の自己イメージやアイデンティティにどのような影響を与えてきたのかを分析することを通じて、社会に内在する不平等を明らかにしてきました。また、「女性」という枠組みを超えて「ケア労働」の在り方を捉え直すことで、社会における多様性やフェア(公正としての正義)について再解釈を試みてきました。本講義では、「ケア」に関する代表的な思想家を取り上げながら、そもそも「ケア」とは何かを問い直します。そして、「ケア」という観点から、社会における「フェア」(公正としての正義)の問題について考察します。

科目目的

ジェンダー思想の基本的な考え方を理解し、総合政策学部の理念である「政策と文化の融合」に基づいて、ジェンダー思想の観点から現代社会のさまざまな問題を批判的(=論理的)に分析し、その背景にある社会の理念や規範を問い直す力の習得を目指します。

到達目標

(1)ジェンダー思想の基本的な概念や理論を理解し、自らの言葉で説明できる。
(2)それらの概念や理論を応用して、社会の諸問題を分析できる。

授業計画と内容

※本講義は2026年度新設科目であることもあり、参加者の人数や関心・理解度に応じて、内容や進捗度は変更する場合もあります。  

第01回 オリエンテーション
第02回 第二波フェミニズム運動と中絶の合法化
第03回 リベラリズム思想の系譜①(ロック/カント/ミル)
第04回 公共圏と親密圏――マルクスとフェミニズム
第05回 「もうひとつの声」とは何か(ギリガン)
第06回 中絶をめぐる女性たちの声(ギリガン)
第07回 ケアの倫理(ノディングス)
第08回 ケアの依存性と相互性(ノディングス)
第09回 ケアとフェアの関係を考える①(フリードマン)
第10回 ケアとフェアの関係を考える②(ラディク)
第11回 リベラリズム思想の系譜②(ロールズ)
第12回 障がいのある子の母であるということ(キテイ)
第13回 ケアと民主主義(トロント)
第14回 全体の総括

授業時間外の学修の内容

授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 80 ジェンダー思想の基本的な概念や理論を理解し、自らの言葉で説明できるどうか、また、それらの概念や理論を応用して、社会の諸問題を分析できるかどうか、を評価します。
平常点 20 毎回の講義のリアクション・ペーパーが優れている場合に加点します。出席回数自体は加点対象となりません。「優れている」とは、講義内容を独自の視点から批判的に捉え直していたり、講義内容に基づいて社会問題を捉え直そうとするリアクション・ペーパーを指します。

成績評価の方法・基準(備考)

・毎回の講義後にリアクション・ペーパー(以下、RP)を提出してください。RPの提出期限は、各回の講義日から1週間以内とします。講義への出席回数とRPの提出回数のいずれかが10回未満の場合は、成績評価の対象としません。なお、出席回数は各自で記録してください。教員は出席回数の照会には応じません。
・「出席」とは、講義中に教員が出席確認を行う時点で教室に在室していることを指します。ただし、在室していても、居眠りや私語などにより実質的に授業に参加していないと教員が判断した場合は、「出席」とはみなしません。
・欠席や遅刻に正当な理由がある場合(感染症、重度の傷病、忌引、交通機関の遅延など)には、証明書類の提出に基づき、配慮の可否を判断します。軽度の傷病や授業外活動(サークル活動、部活動など)、就職活動を理由とする欠席については、原則として特別な配慮は行いません。成績評価上許容される欠席回数の範囲内にとどめてください。
・講義では、学生との議論を歓迎し、意見を求めたり紹介したりすることがあります。教員および学生のプライバシー保護の観点から、講義の録音・録画、ならびに黒板を含む教室内の撮影を禁止します。また、それらを外部媒体(SNS等を含む)に公開・共有することも禁止します。合理的配慮の一環として録音や撮影が必要な場合は、所定の手続きに従い、事前に合理的配慮の申請を行ってください。
・授業、課題、試験等において、教員が禁止事項として明示した行為が確認された場合には、1回であっても成績評価の対象から除外することがあります。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

リアクションペーパーにより、授業への理解度の把握や、履修者の関心・意見を集めることで、双方向型の授業を行います。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

教科書は指定しません。原則として板書またはレジュメ配布によって授業を行います。参考文献は、授業内で適宜紹介します。

その他特記事項

・本講義では、「ジェンダー」「セクシャリティ」など、個人の価値観や信念に関わるテーマを扱います。履修者には、自らの道徳観・宗教観・価値観をいったん相対化し、学問的観点から内容を検討する姿勢を求めます。単に自らの価値観と異なるという理由で退けるのではなく、論理的にどの点が問題であるのかを考察する姿勢が必要です。
・本講義では多様な立場からの議論を歓迎します。授業内や課題において、意見を求めることもあります。ただし、自己のプライバシーや個人的経験について発言する義務はありません。他方で、意見表明や議論そのものに強い抵抗がある場合には、以上の点を理解したうえで履修を判断してください。
・特定の個人や集団を攻撃・侮辱する言動、または授業運営を著しく妨げる行為は認めません。教員の注意にもかかわらず改善が見られない場合には、退室を求めることがあります。
・本講義は、民主主義の基本原理である個人の自由と人権の尊重、および本学のダイバーシティ宣言を前提とします。なお、本講義は特定の思想的立場への同意を求めるものではありません。思想や理論を批判的に検討することを目的としています。

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