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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラムB3(ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジⅠ/SECⅠ【小菅村】)きらぼし銀行協賛講座

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラムB3(ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジⅠ/SECⅠ【小菅村】)きらぼし銀行協賛講座 2025 春学期 火6 商学部 森 弘行 モリ ヒロユキ 3・4年次のみ 2

科目ナンバー

CM-ET3-01XM

履修条件・関連科目等

2019年度以降入学生対象の事前登録科目です。
ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジⅠ・Ⅱはセット履修科目です。
ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラムB2(ソーシャル・アントレプレナーシップ・プロジェクトⅡ/SEPⅡ【小菅村】)を受講していることが必須。
プログラム履修宣言は「SEP(ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム)」に自動で登録されます。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本授業では人口約620人の山梨県小菅村の資源を活かし、地域活性ビジネスの企画、商品開発、販売のプロジェクトを通じて、社会に出て活躍できるスキルと考え方を身に付けます。

地域活性ビジネスの独自フレームワーク「自分の強み×地域の資源×都市のニーズ」から、事業ドメインを決定し、マーケティングフレームワークを活用して、地域の資源を活用した商品・サービスを開発します。なお商品開発は3,4人のグループでプロジェクトを組んで行います。

本授業では商品開発をゴールとせず、作った商品を販売し、利益を生み出し、事業を継続させるところまで目指しており、これまでの大学の授業と比べ、より仕事の実務に近い学びを得ることができます。

授業の基本的な進め方は講師からの講義を30分、講義内容に合わせたグループワークを60分、まとめを10分としています。プロジェクト推進のために定期的にグループでのオンラインミーティングも実施します。

また本人の希望があれば、インターンとして小菅村に長期滞在しながらプロジェクトに取り組むことも可能です。その場合通常の授業はオンラインで受講することになります。

本授業で身に付けられるスキルと考え方は、主体性、継続学習、ロジカルシンキング、プロジェクトマネジメント、ビジネスモデル、マーケティング、営業、IT活用・システム化、DX実践などです。

講師自身が地域活性ビジネスに取り組んで得た知見を、体系化された資料・講義とプロジェクトの実務を通じて学びます。

【講師プロフィール】
森弘行 43歳(1981年生まれ)

LOCAL WORK NEXT株式会社 代表取締役、中小企業診断士、ITストラテジスト、FarYeastBrewing株式会社 非常勤スタッフ、株式会社ネクストデリバリー 小菅村リーダー、NPO法人多摩源流こすげ 非常勤スタッフ、中央大学 客員講師、元小菅村地域おこし協力隊

株式会社日本総合研究所(現株式会社JSOL)でのシステムエンジニアとしての経験と、社会起業家を育成するビジネススクール「社会起業大学」のスタッフとしての経験を活かし、ITとソーシャルベンチャー経営のスキルをベースに、2014年より小菅村に地域おこし協力隊として移住、協力隊終了後も小菅村に定住して地域活性ビジネスに取り組んでいます。

事業概要としては【地域の仕事をITで支援・創出】をミッションに、地域事業者の経営支援、村外企業との協業、ビジネス分野での教育の3本柱で地域のために仕事をしています。

地域事業者の経営支援では、小菅村や山梨県内の事業者の経営課題解決や、ホームページ制作・業務効率化などIT活用支援を行っています。また小菅村のオリジナルネットショップ「小菅村のお店」を制作・運営しており、小菅村の特産品を全国に届けています。
特に小菅村に醸造所を持つクラフトビール会社「FarYeastBrewing株式会社」では、急成長する会社のIT推進、複合施設の建設など新規事業開発などを行っています。

村外企業との協業では、株式会社ネクストデリバリーと日本初のドローンを活用した次世代物流構築プロジェクトの推進、無印良品と小菅村との共同イベント開催や無印良品ネットショップで小菅村の特産品販売などを行っています。またキャンピングカー業界と一緒に、小菅村へのキャンピングカーユーザーの集客と車中泊業界の活性化に取り組んでいます。

ビジネス分野での教育では、中央大学での社会起業家育成の授業、クラウドソーシングのランサーズと共に小菅村民の副業を支援する教育、また小菅村の子どもへのプログラミング教育を行っています。

地域に定住しながらも、取り組むビジネスはITを活用したハイブリッド型です。

本授業では10年間地域活性ビジネスに取り組んできた知識と経験、そして社会に出て役に立つスキルと考え方を伝えたいと思っています。

科目目的

プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。

本授業では過疎と少子高齢化が進む奥多摩源流域の「山梨県小菅村」と連携したProject Base Learning(課題解決型学習)に取り組んでもらいます。

小菅村の地域資源や特性を活用して商品やサービスを企画開発し、販売・利益創出を通じて事業を継続させることを最終的な目的とした、一連の講座になります。

1年目春学期 ソーシャル・アントレプレナーシップ・プロジェクトⅠ/SEPⅠ【小菅村】
(講義:ビジネスマインド等 プロジェクト:地域課題の発見)
 ↓
1年目秋学期 ソーシャル・アントレプレナーシップ・プロジェクトⅡ/SEPⅡ【小菅村】
(講義:マーケティングフレームワーク等 プロジェクト:商品・サービス開発)
 ↓
2年目春学期 ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジ/SECⅠ【小菅村】
(講義:マーケティング実践等 プロジェクト:商品・サービスの販売・改善)
 ↓
2年目秋学期 ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジ/SECⅡ【小菅村】
(講義:経営戦略等 プロジェクト:商品・サービスの販売・改善)

【小菅村とは?】
山梨県北都留郡小菅村は、秩父多摩国立公園内にあり、東京都を貫流する多摩川の源流部に位置しています。東西14㎞,南北7㎞で,総面積は5,265ha,標高は奥多摩湖面の530mから大菩薩連山の2,000mまでと高低差に富み,総じて急峻な地形となっており,村面積の9割を森林が占め,その内の約3割に当たる1,630haが東京都の水源涵養林です。

2024年4月1日の現在の人口は621人、世帯数333戸と極めて小さい村であり、少子高齢化が進む典型的な源流域の山村です。しかし、近年の若者・家族の移住者は100人ほど(人口の約15%)おり,クラフトビール工場の開業・本社の小菅村移転、日本初のドローンを活用した次世代物流構築の取り組み、古民家ホテル開業、タイニーハウスの建設など,過疎地域の中でも先進的な取り組みを行っていることで注目を浴びています。

到達目標

学生が社会に出た際に、社会人として活躍できるスキル・考え方・習慣を身に付けてもらいます。

■商品・サービスの企画開発
・商品開発
・営業販売
・会計
・マーケティング
・ビジネスモデル
・プロジェクトマネジメント

■思考法
・生産性
・目標/優先順位
・フレームワーク
・ロジカルシンキング

■マインド/習慣
・主体性
・スピード
・継続学習

■その他
・IT活用/システム化/DX実践
・チームビルディング
・プレゼン
・ビジネスTIPS

授業計画と内容

【2年間の授業計画】
1年目春学期 ソーシャル・アントレプレナーシップ・プロジェクトⅠ/SEPⅠ【小菅村】
(講義:ビジネスマインド等 プロジェクト:地域課題の発見)
 ↓
1年目秋学期 ソーシャル・アントレプレナーシップ・プロジェクトⅡ/SEPⅡ【小菅村】
(講義:マーケティングフレームワーク等 プロジェクト:商品・サービス開発)
 ↓
2年目春学期 ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジ/SECⅠ【小菅村】
(講義:マーケティング実践等 プロジェクト:商品・サービスの販売・改善)
 ↓
2年目秋学期 ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジ/SECⅡ【小菅村】
(講義:経営戦略等 プロジェクト:商品・サービスの販売・改善)

【授業内容】
授業の基本的な進め方は講師からの講義を30分、講義内容に合わせたグループワークを60分、まとめを10分としています。 下記は各回の講義の概要です。
1.2年目の進め方
2.営業販売
3.マーケティングの実務
4.仕事の進め方
5.顧客価値
6.解像度を高める
7.合宿の準備
8.現場観察力を高める
9.本の読み方
10.企画書の作り方
11.マーケティング補足
12.生産性を高める
13.春期発表準備
14.春期発表

講義・グループワークの内容はプロジェクトの進捗状況によって最適化していきます。
※対面授業とオンライン授業を併用した講義となります

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・受講生全員での小菅村への見学
・受講生の希望があれば、週1回のオンラインミーティングの実施
・受講生の希望があれば、小菅村に長期滞在しながらのインターンも可能
・講師によるお勧め本・動画による学習

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 60 授業中の報告内容,議論への参加状況,授業への参加状況
その他 40 総合的なゼミ活動への貢献度

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

プロジェクトでのグループWEB会議で個別にフィードバックを行います。

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

・オンライン授業・会議:Zoom
・資料共有:Google ドライブ
・スケジュール共有:Google カレンダー
・連絡・相談:Slack

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【地域活性事業】
■村内事業者支援
・地域事業者の経営支援(業務効率化、ホームページ制作、採用など)
・SDGsに取り組む新規事業開発
・小菅村オリジナルネットショップの制作・運営
■村外事業者連携事業
・株式会社エアロネクストとのドローンを活用した次世代地域物流の構築
・無印良品との小菅村とのイベント企画、無印良品ネットショップでの特産品販売
・株式会社ランサーズとの村民向けクラウドソーシング推進事業
・キャンピングカー業界とのユーザー集客施策
■教育事業
・中央大学社会起業家育成
・地域事業者、地域おこし協力隊の研修
・子供向けプログラミング
■その他
・短期滞在型サテライトオフィスの企画・運営
・小菅村のファンコミュニティイベントの企画・運営
・小菅村空き家実態調査

【以前の仕事概要】
・業務システム開発(プロジェクトマネジメント、プログラミング)
・新入社員教育
・ソーシャルビジネスを教えるビジネススクールの企画・運営

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

地域活性ビジネスの企画・運営、地域からの情報発信・WEBマーケティング、地域事業者の経営支援、村外企業との協業などの実務経験を活かして、地域活性ビジネスの実務を教えます。

また以前の仕事で新入社員教育も担当していたので、大学生が社会人になった時に身に着けるべきスキルや考え方を、授業にも取り入れています。

地域活性ビジネスの基本は、仕事の基本でもあります。この授業で身に付けたスキルと考え方は、社会に出て仕事をする時にも応用できるものです。

テキスト・参考文献等

【テキスト】
講師によるオリジナルスライドを中心に授業を進めます。

オリジナルスライドはソーシャルビジネス、マーケティング、WEBマーケティング、ビジネスモデル、プロジェクトマネジメント、ロジカルシンキング、プレゼン、IT、地域活性の失敗事例など、地域活性ビジネスに必要な知識を体系的に約500スライドにまとめています。

【参考文献】
経営戦略、マーケティング、地域活性など受講生自身が伸ばしたいスキルを学べるように、講師お勧めの本・動画を50本ほどリスト化しています。

例、「経営戦略全史」「マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法」「稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則」など

その他特記事項

〔使用するソフトウェア〕
・オンライン授業・会議:Zoom
・資料共有:Google ドライブ
・スケジュール共有:Google カレンダー
・連絡・相談:Slack

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