シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅱ | 2025 | 秋学期 | 木3 | 商学部 | 平澤 敦 | ヒラサワ アツシ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-12XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
日本語、英語のいずれも用いても構いません(英語による研究・プレゼンも可能です)。
授業の概要
〔テーマ〕
欧米(特にイギリス)・アジアと日本における様々な問題を、俯瞰的に捉えよう―異文化理解を念頭において―
“GLOBAL”,“DIVERSITY”, “RESILIENCE”,“VUCA”,“RESKILLING” などをKEY WORD として
異文化理解の視点から、商学部で習得した知識を活かして、専門的な研究に取り組みます。「なぜ?」という疑問を抱いたうえで、研究の実現可能性もふまえて、研究テーマは柔軟に!
【研究を進めるまえに】
[形式面]
・3年次からスムーズに研究に取りかかることを可能にするため、数回のサブゼミにおいて、大学以外の図書館(国会図書館など)や研究機関等における資料収集の方法、レジュメならびにPOWER POINTの作成方法等につきしっかりとマスターします。国内の研究資料のみならず、海外の研究資料にも果敢に挑戦して、ハイレベルな研究を行っていきます。形式をあなどることなかれ!です。
[内容面]
・ハイレベルな研究を可能にするには、商学に関する豊富な知識が必要となります。数回のサブゼミにおいて、経営、マーケティング、財務分析等の基礎知識をMBAのテキストを通じて習得することを目指します。知識武装することで、研究テーマに広がりや深みを持たせることができ、また様々な研究テーマを思い描くことができるはずです。なお適宜、異なったジャンルの社会人の方々にも研究をみてもらいアドバイスをお願いしていきます。
【研究にとりかかったら】
将来に向けて、自分の「夢」「好き」をできる限り仕事に反映させることに向けに、ゼミの研究において理論と実際を研究に取り入れながら、国内外調査、様々なジャンルの方々へのヒアリング等を通じて、ビジネスや海外生活に必要なマインドや思考法を養うことが目標です。ゼミの仲間と切磋琢磨しながら、真摯に研究に取り組んで、学ぶことの厳しさ・楽しさを必ずや経験できます。残り2年間の大学生活の軸の一部を「ゼミ研究」を通じて充実したものとなるよう知的創造力と知的武装力を向上させ、「遊び」も大切ですが、心身ともに鍛錬を惜しまず、頂点を目指すべく、内容の濃い「ゼミ研究」に皆で切磋琢磨して取り組んでいきましょう。
"Think globally, Act locally!"
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
グローバル化とは何かという問題が今、改めて問われています。グローバルな枠組みの中で活動するためには、国内の活動だけにスポットをあてるだけでは、取り残されてしまいます。COVID-19を例にとってみれば、国によってその対応はさまざまでであると感じたことと思います。 このゼミでは、“GLOBAL”,“DIVERSITY”, “RESILIENCE”,“VUCA”,“RISK”をKEY WORDとして、商学部で身につけた知識に深みを持たせ、従来の受動的な「勉強」から脱却して、2年間のゼミという場で、理論的・実践的な深みのある「研究」をすすめ、論理的思考力を育成し、同時に能動的な学びに向かう力、人間性等を涵養します。
心身ともに「あきらめない」強さを身につけ、共に頑張りましょう!
"SELF-PITY I never saw a wild thing sorry for itself. A small bird will drop frozen dead from a bough without ever having felt sorry for itself." ― D.H. Lawrence
到達目標
本演習履修生が、研究テーマを選択し、グループ研究を進化・深化させていくことによって、専門的知識を身につけ、論理的に説明する力を向上させていくことを目標とします。
また、異文化理解という観点から、英語の能力(書く・話す・聴く)の向上をはかります。
具体的には、学内外での研究成果の公表(プレゼン)を重ねることによって、上記目標を達成します。
授業計画と内容
選択したテーマ別に、グループ研究を行います。
下記の計画にあるように
・海外調査(イギリス・フランス・アメリカ 等)あり。
下記の計画以外には
・学内外の各種プレゼンテーション大会への参加、学内・他大学との合同ゼミ等への参加はあくまでも学生の自主性に任せる。
履修者が確定次第、数回プレゼミを行い、できる限りの知識の共有をはかります。
【3年次】
第1回 年間スケジュール確認・海外調査先候補選定
第2回 ビジネス基礎学習①
第3回 ビジネス基礎学習②(MBA用テキスト)
第4回 研究テーマ・グループ決定
第5回 英語学習(MBA用テキスト)
第6回 グループ研究発表①
第7回 グループ研究発表②
第8回 海外調査に関する諸注意
第9回 グループ研究発表③
第10回 グループ研究発表④
第11回 英語学習②
第12回 グループ研究発表⑤
第13回 グループ研究発表⑥
第14回 前期総括(成果報告)
第15回 海外調査ヒアリング項目確認
第16回 海外調査先とのコンタクト状況・RQ作成状況
第17回 グループ研究発表⑦
第18回 グルグループ研究発表⑧
第19回 英語学習③
第20回 ヒアリング項目最終確認
第21回 他大学合同ゼミ用研究発表
第22回 海外調査(予定)
第23回 合同ゼミにむけた研究発表
第24回 他大学合同ゼミ
第25回 課外活動
第26回 就活の心得(平澤ゼミOBまたは商学部OB)
第27回 教員による研究報告
第28回 1年間の研究総括
【4年次】
第1回 年間スケジュール確認・海外調査先候補選定
第2回 卒論テーマに関するディスカッション
第3回 卒論テーマ発表
第4回 卒論テーマおよびグループ確定
第5回 卒論研究①
第6回 卒論研究②
第7回 卒論研究③
第8回 海外調査先確定および諸注意
第9回 海外調査内容に関するディスカッション
第10回 卒論研究④
第11回 卒論研究⑤
第12回 卒論研究⑥
第13回 ゲストスピーカーによる講義
第14回 前期総括
第15回 海外調査に関する進捗状況報告
第16回 海外調査に関するRQ等の検討①
第17回 海外調査に関するRQ等の検討②
第18回 卒論研究⑦
第19回 卒論研究⑧
第20回 海外調査に関するRQ等の検討③
第21回 海外調査に関するRQ等の検討④
第22回 海外調査(予定)
第23回 海外調査総括
第24回 卒論研究⑨
第25回 卒論研究⑩
第26回 ゲストスピーカーによる講義
第27回 卒論報告
第28回 2年間の研究総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
企業ヒアリング・OBヒアリング・異業種の方々へのヒアリング(交流)・ゼミ合宿・海外調査等、他大学との合同ゼミ、外部のプレゼン大会等への参加。
ゼミという小さな組織をフル活用して、よく食べ(飲み)・よく遊び・よく学び、充実した学生生活が送れるよう、様々な活動にチャレンジします。楽しく、明るく、居心地のよいゼミになるように心がけます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 10 | 課題についてのレジュメ等 |
平常点 | 70 | 研究テーマに関するプレゼン内容 |
その他 | 20 | 質疑応答への参加度 |
成績評価の方法・基準(備考)
ゼミへの積極的な関与ならびに役職に対する責務などを勘案して評価
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【REFERENCES:日本語訳のあるもののみ掲載】
・Fisher,Roger,Ury William L and Patton Bruce (2011)Getting to Yes: Negotiating an agreement without giving in,Random House Business (岩瀬大輔訳(2011)『ハーバード流交渉術 必ず「望む結果」を引き出せる!』三笠書房)
・Grant,Adam (2013) Give and Take: Why Helping Others Drives Our Success,Penguin Books(楠木健監訳(2014) 『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』三笠書房)
・Hofstede,Geert,Hofstede Gert Jan and Minkov,Michael (2010) Cultures and Organizations: Software of the Mind: Intercultural Cooperation and Its Importance for Survival,McGraw-Hill (岩井八郎・岩井紀子訳(2013)『多文化世界 -- 違いを学び未来への道を探る 原書第3版』有斐閣)
・Iyengar,Sheena(2011) Art Of Choosing: The Decisions We Make Everyday of our Lives, What They Say About Us and How We Can Improve Them,Abacus(櫻井佑子訳(2014)『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 』文春文庫)
・Kahneman,Daniel (2011) Thinking,Fast and Slow,Farrar Straus & Giroux (村井章子訳、友野典男解説(2012) 『ファスト&スロー (上・下): あなたの意思はどのように決まるか?』早川書房)
・Meyer,Erin(2014) The Culture Map: Decoding How People Think, Lead, and Get Things Done Across Cultures,Public Affairs(樋口武志訳・田岡恵監訳(2015)『異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養』英治出版)
・Woodward,Bob and Costa,Robert (2021) Peril,Simon & Schuster Inc.( 伏見威蕃訳(2021)『PERIL 危機』日本経済新聞出版)
・Young,James Webb(2003) Technique for Producing Ideas,Revised edition,McGraw-Hill (初版1965年の訳、今井茂雄訳、竹内均解説(1988)『アイデアのつくり方』CCCメディアハウス)
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【参考文献:日本語文献】
・入山章栄(2019)『世界標準の経営理論』ダイヤモンド社
・河野健二(1963)『世界の名著 マキアヴェリからサルトルまで』中公新書
・桑原武夫編(2012)『日本の名著 近代の思想 改版』中公新書
・桜井久勝・須田一幸(2023)『財務会計入門 第16版』有斐閣
・佐々木圭吾(2016)『みんなの経営学 使える実戦教養講座』日経ビジネス人文庫
・佐藤 望・湯川 武・横山 千晶・ 近藤 明彦(2020)『アカデミック・スキルズ(第3版)―大学生のための知的技法入門』慶応義塾大学出版会
・出口知史(2016)『東大生が実際に学んでいる戦略思考の授業: 経営学は、生き残るための教養だ! 』徳間書店
・中川功一・林正・多田和美・大木清弘(2015)『はじめての国際経営』有斐閣
・沼上幹(2008)『わかりやすいマーケティング戦略 新版』有斐閣
・沼上 幹・一橋MBA戦略ワークショップ(2015)『一橋MBA戦略ケースブック』東洋経済新報社
・藤田誠(2015)『経営学入門』中央経済社
・山田英二(2015)『グローバルビジネスの教科書』PHP新書
・川内有緒(2010)『パリでメシを食う』幻冬舎文庫
・熊谷徹(2015)『ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか 』青春新書
・林望(1995)『イギリスはおいしい』文春文庫
・水村美苗(2015)『増補 日本語が亡びるとき』ちくま文庫
・渡辺靖(2011)『文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代 』中公新書
その他特記事項
〔募集人数〕
10名以下
〔課題図書〕
・上に掲げた書籍をまずはどれか読んでみてください!
〔注意事項〕
【以下に該当するような学生の参加を希望】
・本ゼミは第27期になります!!!
・一番のポイントは明るいこと!
・海外旅行が好きな方もしくは旅が好きな方(国際交流が好きな方)。
・優しく、芯の強い学生で、研究に真摯に取り組む姿勢をもてる学生
・ゼミ生同士で積極的に交流ができる学生
・サークル以外で、研究面で切磋琢磨できる関係を構築したい学生
・英語が苦手でない学生(成績が悪くてもこれから頑張ろうという強い意欲があれば問題ない)
・No.1になれなくても、特別なonly one的な発想のもてる学生
・裏表のない学生(←特に重要!入ゼミ前と後で態度が変わらない学生を希望します)
※とりあえずゼミの単位をとろうと考えている学生には向きません。
本ゼミを志望しようと思っている学生は,ミスマッチを避けるため、
E-Mail:(atsushi@tamacc.chuo-u.ac.jp)へ連絡し、教員とコンタクトをとって必ず説明を受けるようにしてください(疑問に思っていること、ゼミの研究テーマのこと、OBの就職(進路)先など、その他何でもよいので聞いてください。相性は大切です)。
〔募集方法〕
〇簡単なレポート
〇面接(教員のみによる面接)
〔国外実態調査〕
渡航先:イギリス・シンガポール・フィンランド・タイ・マレーシア・香港など
渡航期間:夏季休暇中予定(渡航先によるが5日~6日間程度)
調査内容:現地企業・大学・調査機関、現地在住者等へのヒアリング
※使用予定ソフトウェア
・ IBM SPSS(統計解析ソフト)
・ SAS(データ解析や統計分析)
・ Stata(統計解析ソフト
・ Financial QUEST
・ Skype(会話コミュニケーションツール)
・ Acrobat DC(PDF作成・編集・加?・管理ソフト)
・ Dreamweaver CC(Webデザイン・アプリデザイン?ソフト)
・ Illustrator CC(グラフィックソフト)
・Photoshop CC(画像編集ソフト)
・日経 Value Search