シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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アカウンタント・プログラムA2(監査論Ⅱ) | 2024 | 秋学期 | 火4 | 商学部 | 川端 千暁 | カワバタ チアキ | 2~4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-AU3-36XL
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象のWeb登録科目です。
「プログラム履修宣言」をする場合は、C plusから行ってください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は、プログラミング言語Rにより監査データ分析の実習を行う。監査において「財務諸表が適正に表示されている」という主張をデータにより裏付けることは本質的な側面である。
本講義では、まず教員が講義を行う(30分)。その後、受講者とともに実習を行う。基礎的な知識を応用できるようにする講義ですので、初心者もすでに監査論を学習した者も受講可能です。また、プログラミングを行ったことがない学生も受講できるように設計しています。
科目目的
プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。
本講義は、公認会計士試験の監査論の基礎となっている本質的な考え方を学習すること、および公認会計士の実務における監査データ分析を学習することを目的としています。
到達目標
この「アカウンタント・プログラムA2(監査論Ⅱ)」は「アカウンタント・プログラムA2(監査論Ⅰ)」と一緒に履修することを前提としており、「講義」を通して合格と実務に必要な理解力と知識を身につけ、「演習」でその確認を行い、理解力と知識をより確実にします。
(ただし、どちらかの講義を学習しても良いように可能な限り設計する予定です)
授業計画と内容
1. オリエンテーション
2. PC環境の設定
3. 第1章 財務報告の監査の基本(Fundamentals of Auditing Financial Reports)
4. 第2章 監査データ分析の基礎(Foundations of Audit Analytics)
5. 第3章 会計上の取引の分析(Analysis of Accounting Transactions)
6. 第4章 リスク評価と監査計画(Risk Assessment and Planning)
7. 第5章 分析的手続―基礎的な分析―(Analytical Review: Technical Analysis)
8. 第6章 分析的手続―SNSやニュースの分析―(Analytical Review: Intelligence Scanning)
9. 第7章 詳細な監査計画の立案(Design of Audit Programs)
10. 第8章 運用評価手続(Interim Compliance Tests)
11. 第9章 実証手続(Substantive Tests)
12. 第10章 ダイレクトレポーティングによる内部統制監査(Sarbanes–Oxley Engagements)
13. 第11章 最近の話題―ブロックチェーン、サイバー犯罪、不正捜索型監査―(Blockchains, Cybercrime, and Forensics)
14. 授業の総括 これまでの重要論点を中心として
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
復習を行うこと。また監査データ分析に興味をもって日々のニュースに接すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 授業の章のいずれかにおいてレポート課題を課すので、6枚以上10枚以下のレポートを作成してください。レポートの形式、論理性、および独自性を評価します。 |
平常点 | 50 | 毎回の演習の成績の合計点。原則として授業内で実習として行い、授業時間内で終わらない場合には宿題とします。教科書のコードを再現できるかを評価基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
プログラミング言語Rによる実習
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
以下のテキストを使用します(授業中に無料でDLするので購入しなくともよい)。
Westland, J. C. (2020) Audit analytics: Data science for the accounting profession. Springer Nature.
授業開始日までに日本語版が出版される予定です(こちらは日本語版が入手したければ購入してください)。間に合わなければ、レジュメとして一部配布します。
<参考文献>
稲垣 大輔, 小澤 圭都, 野呂 祐介, 蜂谷 悠希(2023)『Pythonではじめる 会計データサイエンス』, 中央経済社.
*授業では使いませんが、会計分野におけるプログラミング言語の使用について学べる本を参考文献として示しました(授業ではPythonではなくRを使います)。
その他特記事項
プログラミング言語Rを使用しますが、初心者でも簡単に使えるように頑張って指導します。