シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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キャリアデザイン(ホスピタリティマネジメント(日本航空連携プログラム)) | 2024 | 前期 | 木3 | 経済学部 | 後藤 孝夫 | ゴトウ タカオ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-CE1-91XX
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
「ホスピタリティ」は、その語源がラテン語の「Hospics(客人の保護者)」に由来するように、サービスとは異なり、命じられた仕事として行うものではなく、相手に対価を求める行為でもありません。いいかえれば、「ホスピタリティ」とは、純粋に相手を思いやり、もてなし、喜びを与えることに重きを置いている概念といえ、一般的には「サービスに対する付加価値」を意味します。
この授業では、ケーススタディやグループディスカッションを通じて、このような「ホスピタリティ」を「マネジメント」する必要性や意義について、本学と連携協定を結んでいる日本航空株式会社(JAL)と連携して受講生の理解を深めていきます。
科目目的
ホスピタリティ産業(エアライン・ホテル・テーマパーク)におけるホスピタリティ・マネジメントのあり方について、理論的にかつ実践的に学び、ホスピタリティについての総合的理解を深めることがこの科目の目的です。
到達目標
上記の目的の達成のために、具体的には以下の目標を設定します。
①ホスピタリティとホスピタリティ・マネジメントに関する総合的理解を深める
②ケーススタディを通して、顧客視点、従業員視点および経営者視点からホスピタリティを多面的に理解する
③授業内容を踏まえて、これからの時代のホスピタリティについて自身の考えを述べることができる
授業計画と内容
第1回と第14回は教員が担当し、その他は外部講師(JAL)による講義です。なお、外部講師の都合により順番や内容の変更があります。
第1回 イントロダクション
第2回 ホスピタリティとは:サービス、ホスピタリティ、おもてなしの概念
第3回 ケーススタディ①(エアライン①):航空業界の基礎知識、戦略およびサービスの構成要素(ハード、ソフトおよびヒューマン)
第4回 ケーススタディ②(エアライン②):JALのホスピタリティ(安全、ブランドおよびフィロソフィ)
第5回 ケーススタディ③(ホテル):ラグジュアリーホテルの理念および従業員のエンパワーメント
第6回 ケーススタディ④(テーマパーク):テーマパークにおける人財育成および従業員満足
第7回 ホスピタリティ・マネジメントとは:ホスピタリティ・マネジメントが生み出す、組織と従業員の成長のしくみ
第8回 ホスピタリティの実践:身だしなみ・表情・挨拶・立居振舞・コミュニケーション
第9回 ESG経営とホスピタリティ:ESGの視点とホスピタリティの視点、DEIおよび心のバリアフリー
第10回 テクノロジーとホスピタリティ:AIに置き換えにくい仕事および人間とテクノロジーの協働
第11回 レビュー、グループワーク:第10回までの振り返りとグループワーク・メンバー顔合わせ
第12回 グループワーク:テーマに沿ってグループワーク
第13回 グループワーク発表:各チームによる発表
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
「manabaに掲載される,あるいは講義時に配布されるレジュメや資料に目を通す」など,毎回の講義前後に必ず本講義の予復習を行うこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | ・ホスピタリティマネジメントの基礎知識を修得できているか(10%) ・ホスピタリティマネジメントについて総合的に理解して一定の見解を示せるか(20%) |
平常点 | 70 | ・授業時のresponやmanabaのレポート機能を利用して、授業内容を踏まえた見解を提示できるか ・グループワークでのディスカッションやプレゼンテーションを通じて、授業内容を踏まえた見解を提示できるか |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業時にresponやmanabaを活用し、双方向型の授業を実施します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
航空会社での、現場、間接部門、また教育・訓練の場における指導業務。管理職としての組織管理業務。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
航空会社の主に客室の現場における経験を軸に、他のホスピタリティ産業のケーススタディ、ディスカッションなどを取り入れて、ホスピタリティを多面的に説明し、受講者に考えさせる。
テキスト・参考文献等
・授業ではテキストを使用せず、講義プリントを適宜配布します。
・参考文献については、授業内で紹介いたします。