シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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マーケティング入門 | 2024 | 秋学期複数 | 月2,木4 | 商学部 | 久保 知一 | クボ トモカズ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MK1-03XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
マーケティングとは、企業を顧客につなげる活動のことです。ターゲット顧客のニーズを捉えて、製品が自然に売れていくような仕組みを作ることがその目的です。
企業は経営資源(ヒト・モノ・カネ)を用いて製品・サービスを作りだし、それらを顧客に販売することで本業の利益を得ます。商学部の他の基礎科目(経営学、会計学、ファイナンス)に対して、マーケティングの特徴は買い手である顧客との関係を扱うことにあります。
この講義では、専門的なトピックスを網羅的に学ぶことは避けて、厳選されたマーケティングのツールを体系的に紹介し、その使い方を学ぶことに重点を置きます。
科目目的
マーケティング入門は商学部カリキュラム上の学部スタンダード科目として位置づけられますが、商業・貿易/国際マーケティング学科においては学科必修科目となっており、本学科での学びの基礎となる最重要科目として位置づけられています。
この講義の目的は、経済学や経営学を学んだことのない全くの初学者に対して、マーケティングの「大まかな全体像」を知ってもらうことです。全体像を知ることによって、履修生は2年次以降に設置されたマーケティング系科目である「流通論」、「広告論」、「消費者行動論」、「マーケティング・チャネル論」、「商業史(旧カリキュラム)/マーケティング史(新カリキュラム)」、「マーケティング・リサーチ」等にスムーズに接続できるでしょう。
到達目標
講義の最低限の達成目標は、受講生がマーケティングの世界で定番とされているツール(4P、STP、3C、5 Forcesなど)を適切に用いて、企業のマーケティング戦略を評価したり、自分なりに戦略立案ができるようになることです。これらのツールはビジネスプランを立案する際にいわば思考の出発点として用いられるものばかりであり、それらの有用性や限界を知っておくことは、学術的に興味深いだけでなく、実務志向の学生にも大いに役に立ちます。
授業計画と内容
第1回 9月23日 (月) イントロダクション
第2回 9月26日 (木) 顧客価値 ※オンライン
第3回 9月30日 (月) 企業のドメインと事業の定義
第4回 10月3日 (木) ターゲット市場の選定 (1) セグメンテーション ※オンライン
第5回 10月7日 (月) ターゲット市場の選定 (2) ターゲティングとポジショニング
第6回 10月10日 (木) ケース・ディスカッション (1) ジェイアイエヌ ※オンライン
第7回 10月14日 (月) マーケティング・ミックス (1) 製品
第8回 10月17日 (木) マーケティング・ミックス (2) 価格 ※オンライン
第9回 10月21日 (月) マーケティング・ミックス (3) 様々な価格戦略
第10回 10月24日 (木) ケース・ディスカッション (2) ドトール/スターバックス ※オンライン
第11回 10月28日 (月) マーケティング・ミックス (4) プロモーション
第12回 10月31日 (木) ゲスト・スピーカーの講義 (1) ※オンライン
第13回 11月7日 (木) マーケティング・ミックス (5) チャネル
第14回 11月11日 (月) 中間まとめ:STPと4P
第15回 11月14日 (木) マーケティングの歴史 ※オンライン
第16回 11月18日 (月) ミクロ経済学の消費者行動モデル(無差別曲線と需要曲線)
第17回 11月21日 (木) 多属性モデル ※オンライン
第18回 11月25日 (月) 消費者の意思決定プロセス
第19回 11月28日 (木) インフルエンスとクチコミ ※オンライン
第20回 12月2日 (月) 費用のダイナミクス
第21回 12月5日 (木) 市場構造とマーケティング戦略 ※オンライン
第22回 12月9日 (月) 製品ライフサイクル
第23回 12月12日 (木) ケース・ディスカッション (3) ライフネット生命 ※オンライン
第24回 12月16日 (月) 競争地位類型
第25回 12月19日 (木) ゲスト・スピーカーの講義 (2) ※オンライン
第26回 12月23日 (月) 産業構造分析
第27回 1月6日 (月) ケース・ディスカッション (4) G-SHOCK ※オンライン
第28回 1月9日 (木) 全体まとめ:3C
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義の前日正午までにmanabaにレジュメをアップします。事前にプリントアウトして予習し、当日は持参してください。復習として、講義で紹介した事例についてネットで調べてみると理解が深まるでしょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 35 | 授業で紹介した理論やコンセプトの理解度を選択、記述、計算の問題で問います。 |
期末試験(到達度確認) | 35 | 授業で紹介した理論やコンセプトの理解度を選択、記述、計算の問題で問います。 |
平常点 | 25 | 授業終了後にmanabaによる小テストを行います。当日の授業の理解度を問います。 |
その他 | 5 | 講義中の発言に対する得点です。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使いません。毎回の講義では、教員が作成したレジュメを使います。
初学者にお薦めできるきちんとしたテキストとして、以下の2冊を参考文献に挙げます。講義の副読本として読むと大いに効果的です。
沼上幹 (2009)、『わかりやすいマーケティング戦略(新版)』、有斐閣。
久保田進彦・澁谷覚・須永努 (2013)、『はじめのマーケティング』、有斐閣。
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし。
教員への連絡や質問は教室で対面でお願いします。メールやmanaba掲示板の利用ルールは授業初回で説明します。
参考URL
https://sites.google.com/site/tomokazukubochuo/home