シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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企業経済学 | 2024 | 春学期複数 | 火3,金1 | 商学部 | 本庄 裕司 | ホンジョウ ユウジ | 3・4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MN3-13XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「企業経済学」では、企業の戦略などを学ぶための基礎となる「会計・ファイナンス」および「ミクロ経済学」を基礎知識として位置付けて、コーポレートガバナンス、コーポレートファイナンス、投資、M&A、価格競争、製品差別化、技術とイノベーション、戦略的行動,参入と退出、競争と市場構造を学びます。
科目目的
この科目は、カリキュラム上、経営分野系の専門科目(3-4年生対象)として位置付けられています。1-2年時に習得したミクロ経済学、会計・ファイナンスを基礎として、経営学を学ぶ上で必要な企業の理論および戦略やパフォーマンスの分析について学習することを目的とします。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・ミクロ経済学の基礎知識を習得すること。
・会計・ファイナンスの基礎知識を習得すること。
・上記の基礎知識をもとに企業の理論および戦略やパフォーマンスを分析する視点と能力を養うこと。
授業計画と内容
(1) 授業ガイダンス,序章
(2) 会計・ファイナンスの基礎
-財務諸表,財務分析
(3) 会計・ファイナンスの基礎
-財務諸表に関するさらなる知識
(4) 会計・ファイナンスの基礎
-コーポレートファイナンスの基礎
(5) 会計・ファイナンスの基礎
-財務データベースの実習
(6) 会計・ファイナンスの基礎
-まとめ(小テスト)
(7) ミクロ経済学の復習
-企業の行動
(8) ミクロ経済学の復習
-市場と競争
(9) ミクロ経済学の復習
-生産,効用,ゲーム論
(10) ミクロ経済学の基礎
-まとめ(小テスト)
(11) 企業の所有と組織
-コーポレートガバナンス,企業の目的
(12) 企業の所有と組織
-利益還元策,株主価値以外の企業行動
(13) 資金調達と資本市場
-資本構成,資金調達
(14) 資金調達と資本市場
-資金制約
(15) 会計・ファイナンスの復習
-財務データベースの使い方
(16) 成長と多角化
-規模と成長,投資
(17) 成長と多角化
-多角化
(18) 企業の境界
-M&A,分社と事業譲渡
(19) 研究開発
-技術と研究開発
(20) 研究開発
-イノベーション,研究開発戦略
(21) 企業間競争
-競争戦略の視点,企業間競争、ポジショニング・アプローチ,資源ベース・アプローチ
(22) 価格競争
-コストリーダーシップ戦略,時間経過にともなう価格戦略
(23) 製品差別化
-製品差別化戦略,製品差別化による競争
(24) 製品差別化
-広告とブランド
(25) 戦略的行動
-外部効果による競争優位
(26) 戦略的行動
-競合他社との競争,競合他社との協調
(27) 参入と退出
-参入,参入阻止戦略,新規参入企業の戦略,退出
(28) 市場構造と競争戦略
-市場構造,競争政策
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(1) 「講義ノート」を事前によく読んだうえで授業に参加してください。授業は、受講者が「講義ノート」を読んだうえで参加していることを前提にすすめます。
(2) 受講にあたって十分な予習と復習の時間が必要となります。予習せずに授業に参加することは認められません。
(3) 宿題を提出してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 宿題(3回程度) ・第1回:数学の基礎 ・第2回:財務諸表論・コーポレートファイナンス ・第3回:多角化戦略 or イベントスタディ |
その他 | 70 | 授業中の小テスト ・内容:各範囲までの理解度確認 ・回数:4回程度 (予定) ・第1回:会計・ファイナンスの基礎 ・第2回:ミクロ経済学の基礎 ・第3回:(第4, 5, 7~9章) ・第4回:(第10~15章) |
成績評価の方法・基準(備考)
備考:「その他」について
学内で授業中にパソコンから小テスト等の提出が可能になった場合(ネット環境が充実した場合),「manabaでの小テスト」に変更することがあります.
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
課題や試験についての質問があればオフィスアワーで対応します.
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
宿題を通じて課題を自発的に調査.
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
講義ノートや資料の配布,出席の確認,小テスト,宿題(レポート)はmanabaを通じて行います.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト(講義ノート)
manaba から入手のこと。
参考文献
小田切宏之 (2010) 『企業経済学(第2版)』、東洋経済新報社。
その他特記事項
(1) 受講にあたって必要な知識や要件は、以下のとおりです。
a) インターネットやEメールの使い方など、コンピュータの基本操作を習得していること。
b) 表計算ソフトウェア(Excel)の使い方を習得していること。
c) 高校で習得すべき数学の基礎知識を有していること。
なお、授業中にパソコンを頻繁に使用しますので、必ず商学部ワークステーションルームでアカウントを事前に取得しておいてください。また、ご自身のノートパソコンなどの持参をおすすめします。
(2) 重要な事項はすべて manaba で通知します。
(3) 宿題の提出にあたって、「宿題に関する注意事項」を読んだうえで、それぞれの提出期限までに必ず提出してください。なお、提出期限を過ぎた宿題は評価の対象となりません。
(4) 小テストを実施する場合,欠席による小テストの再受験はありません。
(5) 出席はresponで確認します。ただし、出席そのものは評価対象となりません。
(6) 宿題、小テスト、期末試験の結果および評価を知りたい人は、担当教員まで問い合わせてください。なお、本人確認の必要性から、Eメールによる問い合わせには回答できませんので、直接、担当教員に問い合わせるようにしてください。
(7) 評価(成績)は、公平・公正かつ厳格に行います。特定の個人、特定の学年の受講者に対して、特別に有利になるような評価基準を設けることは一切ありません。
(8) (授業の進行の妨げになることから)15分を超えて遅刻した人がその日の授業に参加することは、原則、認められません。
(9) 担当教員の指示や許可がない限り、授業中に携帯電話、スマートフォンなどの通信機器を利用することはできません。
(10) 授業の内容を録音・録画はできません。
(11) 授業は最低限のマナーを守って受講してください。なお、以下のような受講者に対しては教室からの退出を勧告します。
-携帯電話やスマートフォン(メール機能を含む)を利用する人および鳴らす人
-私語をする人
-授業と関係のない行為をする人
(12) 質問があれば、オフィスアワーなどを利用して質問してください。なお、オフィスアワー以外の時間帯で面談を希望する人は、事前にEメールでアポイントを取ってください。
(13) 当該授業で利用するソフトウェアは,とくにありませが,Excel, Stata, R を使えれば,宿題やその他の課題に役立ちます.
参考URL
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/yhonjo/