シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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プログラム演習Ⅵ(経済分析演習Ⅱ) | 2024 | 春学期 | 火3 | 商学部 | 高橋 豊治 | タカハシ トヨハル | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-FN2-24XL
履修条件・関連科目等
2018年度以前入学生対象のWeb登録科目です。
フレックスplus1コースの学生で「プログラム履修宣言」をする場合は、C plusから行ってください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この演習では、証券アナリストを目指す人たちが身に付けておくべき経済分析の知識を学びます。ここでは証券アナリストの試験レベルを念頭におきますが、試験に合格することだけが目的ではなく、できるだけ経済学の理論と現実の経済との関係に触れ、アナリストとして的確な分析をするための経済を見る「眼」を養うことにも重点をおきます。
講義の理解を深めるために,問題演習を取り入れます。そこでは,証券アナリスト,公認会計士などの資格試験で出題された経済学の問題を取り上げる予定です。
科目目的
プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。
証券アナリストとして必要な経済学の知識を、ミクロ経済学・マクロ経済学を中心に学び、投資の意思決定の際に活用できる水準に到達することを目標とします。
到達目標
証券アナリストとして最低限身に着けておく必要がある理論(基本的な考え方)を身につけることを目標にします。
授業計画と内容
※本授業はすべての授業をオンラインで開講します。Cisco Webex Meetingsを利用した同時双方向型オンライン授業を実施します。
1.Introduction
2.経済学の基本:制約条件下での最適行動の考え方
3.消費者行動と需要曲線
4.企業行動と供給曲線
5.市場均衡と比較静学
6.余剰分析(1) 余剰の考え方,価格規制の影響
7.余剰分析(2) 市場の失敗
8.ミクロ経済学のまとめ (個別主体の行動と市場均衡を中心に)
9.生産物市場:「有効需要の原理」の考え方,財政政策の効果,IS曲線の導出
10.貨幣市場:「流動性選好説」の考え方,金融政策の効果,LM曲線の導出
11.IS-LM分析による財政・金融政策の効果分析
12.総需要・総供給分析(1) 総需要・総供給曲線の導出
13.総需要・総供給分析(2) 総需要・総供給分析による財政・金融政策の効果分析
14.マクロ経済学のまとめ(財政・金融政策の効果分析を中心に)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
資格試験で出題された経済学の問題をもとに問題演習を行います。授業のwebsite(URLは参考URLに表示)に掲載されている資料を事前に確認するとともに,授業中に提示した課題に必ず取り組んでください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 講義で学んだ内容を体系立てて整理し,実践的に活用できるよう理解しているか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点(授業への参加状況および授業中の演習問題の結果など)をもとに評価します。manabaで毎回の授業にかかわる「レポート」「小テスト」「ドリル:」等を課した場合には、その内容も評価の対象にします。
評価に際しては,最終的に全体の講義内容を理解できているかを評価基準としますので,小テストやドリルの成績に一喜一憂することなく,間違えた点を中心に復習することで毎回の講義内容の理解を図ってください。
授業の性格から、毎回必ず出席することが重要です。
正当な理由がある場合(「公欠届」のある場合,忌引き,医師の診断書のある病気・ケガなど)を除き,すべての授業に出席することが単位取得のための必要条件です。
1度でも正当な理由のない欠席がある場合は、評価対象外(「評価不能」として不合格)とします。
体連諸君の「公欠届」は、必ず事前に担当者に直接提出してください。授業終了後の提出や直接提出しないものは、配慮の対象外とします。
詳細については、初回の授業時に説明します(初回講義資料にあるガイダンス資料も参照してください。)。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
シグマベイスキャピタル株式会社での取締役研究開発部長(1991年9月~1996年3月)としての(ポートフォリオ構築や債券分析、デリバティブ管理などの)システム開発,(Tokyo Swap Reference Rateに代表される)データ提供。
実務家向けの証券アナリスト試験に対する研修。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記システム開発や実務家向けの証券アナリスト試験に対する研修の経験から、学生時代に学んでおくことが望ましい内容について、授業時に重点的に扱う。
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
テキストは利用しません。資料を授業のwebsite(URLは参考URLに表示)を通じて配布し利用します。
〔参考書〕
Christopher D. Piros and Jerald E. Pinto, Economics for Investment Decision Makers Workbook: Micro, Macro, and International Economics, Wiley, 2013 ISBN: 1118111966
伊藤元重『入門経済学』日本評論社
神取 道宏『ミクロ経済学の力』日本評論社 2014年
井堀利宏『入門ミクロ経済学 第2版』ISBN4-915787-69-9 2004年11月 新世社
マンキュー『経済学(1)ミクロ編』東洋経済新報社
武隈慎一『ミクロ経済学』新世社
井堀利宏『入門マクロ経済学 第2版』ISBN4-88384-062-X 2003年11月 新世社
マンキュー『経済学(2)マクロ編』東洋経済新報社
その他特記事項
* 詳細な講義内容と成績評価などについては、初回の講義時に説明しますので、受講希望者は必ず出席してください。初回講義を欠席すると、さまざまな不利益をこうむることになりますが、その責任は本人にあることを十分自覚してください。
* 講義資料は授業のwebsite(URLは参考URLに表示)からダウンロードできるよう準備しますので、各自事前に確認・準備して、授業に持参するようにしてください。
* いかなる理由であっても、授業に出席できなかった人へのフォローは、 授業のwebsite およびその関連website以外では行いません。
* 授業についての質問(講義内容、成績評価方法などすべてについて)は、原則として、授業時間中またはオフィスアワーのみで受け付けます。ただし、全学メールアドレスからのルールに従ったメールでの質問に限り、例外として受け付けます(初回講義資料にあるガイダンス資料も参照してください。)。
* 証券アナリスト試験を受験するためには、証券アナリスト協会が実施する通信講座の受講が必要です。詳細は担当者にお問い合わせください。
[ソフトウエアの利用]
Microsoft 365、オンライン授業参加に必要なCISCO Webex アプリ 以外の特別なソフトウェアは利用しません。
参考URL
https://toyohal.r.chuo-u.ac.jp/FAM/ECO1/