シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スポーツ・ビジネス・プログラムB2(スポーツ・ビジネス・プロジェクトⅠ/SBPⅠ)明治安田生命寄付講座 | 2024 | 春学期 | 金4 | 商学部 | 渡辺 岳夫 | ワタナベ タケオ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-OM1-07XS
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象の事前登録科目です。
スポーツ・ビジネス・プロジェクトⅠ・Ⅱはセット履修科目です。
プログラム履修宣言は「SBP(スポーツ・ビジネス・プログラム)」に自動で登録されます。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
14回の授業の中で,J2リーグの水戸ホーリーホックに提示していただいた課題を解決するというミッションに挑む講座です。水戸ホーリーホックには,第2回目の授業でクラブ概要の説明と,現在当面している課題の紹介をしていただきます。「課題」については,集客上の課題,グッズ企画上の課題,イベント企画上の課題,海外進出戦略上の課題,スポンサー営業上の課題など,学生たちによる解決を期待されるものを選定していただきます。
提示していただいた課題解決のために,本講座の受講生は,サッカークラブの方々に来校いただく授業回以外の回においては,基本的にグループワークを実施し,ソリューションを考案します。考案したソリューションについては,サッカークラブの方々を前に2回ほどプレゼン(中間プレゼンと最終プレゼン)を行い,フィードバックと評価を頂戴する予定です。
この講座の特徴は下記の通りです。
①主体は学習者自身(講師はアドバイザー)です。講師から期待される解答を目標とせず,学習者自身のクリティカルで創造的な思考を喚起します。
②スポーツ・ビジネスの現場のリアルな課題に取り組みます。大学における「学び」と現場の「実情」をリンクさせることで,学習者のモチベーションを喚起します。
③ソリューションに唯一の正解はありません。複数のソリューションを見出し,その中から最適解を選択する分析力や判断力の修得を目指します。
④ 定期的な振り返りを実施します。得た知識をどのように実践において活用するのかを考え,自己と他者の成果を比較することで,自分の「学び方」について考えることが可能となります。
科目目的
プログラム科目に設置されたPBL型の科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、様々な分野において、多様性を理解・尊重し、柔軟な適応力・総合的な判断力・確かな実践力を身に付け、他者と協働する力を養うことを目的とします。
第一の目標は,設定された課題に関連する情報を自ら収集・分析し,自由な発想に基づくアイデアを加味したうえで現実的な解決策を考案し,それを実現するためのプロセス創りを通じて,課題の解決能力を養うことです。
第二の目標は,対面影響力,主体的に議論する力,プレゼン能力を養うことです。
第三の目標は,課題解決のためのソリューションを考案する取組みを通じて,スポーツ・ビジネスの現場およびそれを取り巻く環境に関する知識やスキルを修得することです。
到達目標
この科目の到達目標は下記の通りです。
第一に,特定された課題を,スポーツビジネスの視点から解決する方策を提案できるようになること。
第二に,課題の解決に向けて率先して行動し,周囲を巻き込み,成功する可能性を高めることができるようになること。
授業計画と内容
第 1回授業:マインドセット・オリエンテーション
第 2回授業:水戸ホーリーホックによる課題の提示
第 3回授業:ホームゲームの観察・課題の現認機会
第 4回授業:グループワーク(課題解決案に関するアイデア創出)
第 5回授業:グループワーク(解決案のブラッシュアップ)
第 6回授業:グループワーク(解決案のプレゼンファイルの製作)
第 7回授業:クラブの方々に対する中間プレゼン + フィードバック
第 8回授業:グループワーク(解決案のリファインのための情報収集)
第 9回授業:グループワーク(解決案のリファインのためのアイデア創出)
第10回授業:グループワーク(解決案のブラッシュアップ①)
第11回授業:グループワーク(解決案のブラッシュアップ②)
第12回授業:グループワーク(最終解決案のプレゼンファイルの製作)
第13回授業:クラブの方々に対する最終プレゼン + 評価
第14回授業:講座の振り返り
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
課題のソリューションを考案するために必要な資料の下調べを,事前に行うことが求められます。また,グループワークを行った授業の後には,その日の議論のまとめやポイントについて,学生間で理解を共有することが必要ですので,そのための話合いをすることが必要です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 授業への参加・貢献度,受講態度(意見の表明,他の学生と強調して学ぶ態度等)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業への参加率が80%に満たない者,および授業における取組実績と反省点に関する報告書を提出しない者についてはE判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
メールやオフィスアワー,教員の空き時間なども活用して適宜指導する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
ゲスト・スピーカーとして,サッカークラブ経営の実務の経験が豊富な,水戸ホーリーホックの役員を,課題設定時,中間フィードバック時,最終フィードバック時の計3回授業に招聘する予定です。現時点では,十数年ブンデスリーガのフォルトナ・デュッセルドルフの日本デスクとして活躍し,2020年にVファーレン長崎の役員,そして2021年から水戸ホーリーホックの戦略担当役員を務めている瀬田元吾氏を招聘予定です。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
Jリーグのサッカークラブの現職の役員だからこそできることとして,現在当面しているクラブの課題の紹介をしていただきます。「課題」については,集客上の課題,グッズ企画上の課題,イベント企画上の課題,海外進出戦略上の課題,スポンサー営業上の課題など,学生たちによる解決を期待されるものを選定していただきます。学生は以降のグループディスカッションにおいて,この課題の解決に取り組むことになります。いわば,実務家による課題の提示は,本授業が成立する必須条件と言えます。
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
特になし
〔参考書〕
特になし
その他特記事項
採用に値するソリューションだとサッカークラブの方に認められた場合,そのソリューションを考案した学生グループは,インターン生あるいはボランティアとして,その実装のお手伝いをすることも可能となります。
〔募集について〕
2024年4月に募集します。
〔ソフトウェアについて〕
利用なし