シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
文学 | 2024 | 秋学期複数 | 火1,金3 | 商学部 | 高次 裕 | タカツギ ユタカ | 1~4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-JL1-53XL
履修条件・関連科目等
ドイツ語を履修している必要はありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【テーマ】≪ドイツ語圏の文学・文化≫
ドイツ語圏の文学(ドイツ文学)を論じます。ドイツ文学史の大まかな流れを把握し,個別の作品・テーマについて論じていきます。関連する歴史的・思想的背景にも触れます。文学以外の芸術分野も取り上げます。
*授業毎に学習レポートを提出してもらいます。
*ドイツ文学作品を読み期末レポートを提出してもらいます。
科目目的
この科目は「リベラルアーツ科目」のひとつです。芸術作品に触れ,人文科学の知見を参照しながら,ドイツ語圏の文学・文化に関する基礎的な知識を得ることを目的としています。
到達目標
・ドイツ文学史の大まかな流れを把握し,説明することができる
・関連する歴史的・思想的背景について理解し,説明することができる
・ドイツ文学の作品を読み,内容を人に伝えることができる
・文学とは何か考え,その考えを説明することができる
・文学に限らずそこから派生,関連するほかの芸術分野にも目を向けることができる
授業計画と内容
第1回 導入:芸術とは?文学とは?役に立つの?
第2回 ドイツとは?ドイツ語圏とその歴史 古代~神聖ローマ帝国成立まで
第3回 ドイツ語圏の歴史 ドイツ帝国成立まで
第4回 ドイツ文学史概観 主要作品と時代区分とジャンルの把握
第5回 叙事詩『ニーベルンゲンの歌』成立と内容
第6回 ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指輪』ワーグナーと作品成立
第7回 『ニーベルングの指輪』の内容(『ラインの黄金』『ワルキューレ』『ジークフリート』『神々の黄昏』)
第8回 ルターによる聖書のドイツ語訳と受難曲
第9回 バッハの受難曲『ヨハネ受難曲』と『マタイ受難曲』
第10回 レッシングの戯曲『エミーリア・ガロッティ』
第11回 ゲーテの書簡体小説『若きウェルテルの悩み』
第12回 シラーの戯曲『ヴァレンシュタイン』
第13回 ゲーテの戯曲『ファウスト』成立と内容
第14回 ゲーテの戯曲『ファウスト』翻訳とアダプテーション
第15回 森鴎外とドイツ
第16回 ゲーテとベートーヴェン 出会い,書簡,作品
第17回 シラーとベートーヴェン 「歓喜に寄す」と交響曲第9番ニ短調
第18回 ゲーテもシラーもベートーヴェンも読んだカント哲学
第19回 古典主義とロマン主義 特徴および文学以外の分野における動向
第20回 フリードリヒ・シュレーゲルの小説『ルツィンデ』
第21回 ノヴァーリスの小説『ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン』(『青い花』)
第22回 クライストの短編小説『チリの地震』
第23回 ホフマンの短編小説『砂男』とオッフェンバックのオペラ『ホフマン物語』
第24回 ハイネの詩集『歌の本』
第25回 ドイツ文学とドイツ歌曲(ハイネ/シューマン『詩人の恋』)
第26回 カフカの短編小説『変身』
第27回 トーマス・マンの長編小説『魔の山』
第28回 エンデの児童文学『モモ』
(状況を見て順番・内容を変更することがあります)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の学習レポート(最低500字)
授業翌日の23時55分までにmanabaに提出
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 30 | 期末に提出するレポートの内容 →作品をしっかり読めているか?内容は正確か?自分の考えをわかりやすく伝えられているか?説得力があるか?体裁は適切か? |
平常点 | 70 | 毎回の授業後に提出する「学習レポート」の内容 →学んだ内容が正確にまとめられているか?自分の関心・考えをわかりやすく伝えられているか?その根拠・理由を適切に述べられているか? |
成績評価の方法・基準(備考)
以下に該当する参加者には単位を認めない
・学習レポートを5回(以上)未提出の場合
・期末レポート未提出の場合
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書
なし。適宜コピーを配布します。
参考文献
柴田翔『はじめて学ぶドイツ文学史』(ミネルヴァ書房)2003年
*ほかにも授業中に随時紹介します。
その他特記事項
(ソフトウェア利用)
特になし