シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経営組織論 | 2024 | 春学期複数 | 月3,木1 | 商学部 | 平澤 哲 | ヒラサワ テツ | 3・4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MN3-12XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代組織の直面する課題の多様化・複雑化は、組織マネジメントの仕事を一層挑戦的なものへと変容させています。組織は、環境変化に受動的に適応するだけではなく、時には、環境変化自体を主体的に作り出していきます。本授業の前半では、いかにして組織を適切にマネジメントできるのか、という視点で理論・概念を学ぶとともに、事例を通じて実践的な側面を検討していきます。具体的には、個人の基礎、モチベーション、リーダーシップ、意思決定、グループ等のミクロ組織論、組織構造・文化を含むマクロ組織論、そして、組織変革・組織開発を学習します。後半では、なぜ経営組織論を学ぶ必要があるのか、という問いを考えることを通じて、問題意識を深め、関心を広げていきます。組織研究の認識論に言及し、その後、ダイバーシティ・マネジメント、組織化、センスメイキング、高信頼性組織、制度・制度的企業家、感情労働などを学習していきます。コメントやプレゼンテーションによる授業参加を通じて、双方向の授業にする予定です。
科目目的
この科目は、カリキュラム上、企業経営の科目として位置付けられていることから、この科目での学習を通じて、学生が経営に対する認識を深めるとともに、組織に対する基礎的な知識を習得することを目的としています。授業では、経営組織論の基礎的な立場・概念・理論を学習するとともに、様々な組織の事例について、学んだ理論や概念を使って、分析・考察できるようになることを目指します。
到達目標
①経営組織の基礎的な概念や理論について理解する。
②組織の事例について理論的・分析的に考察する能力を身に着ける。
③様々な立場から、組織の問題を多面的・多元的に考察できるようになる。
授業計画と内容
1. ガイダンス
2. モチベーション
3. グループと意思決定
4. 映画(12 Angry Men)の視聴と分析
5. リーダーシップの理論
6. リーダーシップの実践
7. 企業文化
8. 組織文化
9. 組織構造とデザイン
10. ネットワークと組織
11. 知識の探索・活用・創造
12. 組織変革
13. 組織開発
14. 前半の総括:組織行動科学の目的と範囲
15. 後半の導入:経営組織論の様々な立場
16. 組織の実証主義
17. ダイバーシティ・マネジメント
18. 組織の構成主義
19. 組織の民族誌
20. 組織化とセンスメイキング
21. 高信頼性組織のマネジメント
22. 制度と制度的企業家
23. 批判アプローチ
24. 企業文化のエンジニアリング
25. 感情労働
26. ファスト・ファッションをめぐる諸問題
27. 反省的実践者
28. 全体総括:組織現象の多元性
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
復習を通じて理解度を高めてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 経営組織の基本的な立場・理論・概念に関する理解と、これらに基づいて組織現象を考察できるかどうかを評価します。 |
平常点 | 30 | 授業への参加・貢献度・受講態度を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
1. 学期末試験(70%)
2. コメント・カード(30%):授業の内容について興味を持った点や質問を記入してもらいます。内容と提出回数で評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストおよび参考文献については、最初の授業時に配布するシラバスの文献リストを参照してください。
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし