シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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流通論 | 2024 | 春学期複数 | 月1,木3 | 商学部 | 久保 知一 | クボ トモカズ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MK2-11XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
流通とは、生産と消費を結びつける経済部門です。事業環境の変化に対応して、流通は常に変化を続けています。例えば、新しい小売業態の登場、企業間の合併や垂直統合、電子商取引の進展、物流や情報処理のイノベーションに基づく垂直的関係の変化など、流通は興味深いトピックを次々に生み出しています。
講義の前半では、流通の中で流れる3つのフローを中心として、「企業間の取引」に焦点を合わせた講義を行います。
続く後半では議論を拡張して、流通を構成する4つのプレイヤー(消費者・小売業者・卸売業者・製造業者)に焦点を合わせた講義を行います。
幸いなことに事例には事欠かない分野ですので、各回、理論を用いて事例を読み解いていきたいと考えています。
科目目的
流通論は商学部カリキュラム上の分野別専門科目商業・貿易系/国際マーケティング系として位置づけられていますが、商業・貿易/国際マーケティング学科においては必修科目となっており、2年次以降に設置されたマーケティング系統の流通関係科目(マーケティング・チャネル論、流通政策論、物的流通論、グローバル流通論、商業史(旧カリキュラム)/マーケティング史(新カリキュラム)など)の基礎となります。したがって、流通に関わるトピックスをなるべく広く紹介し、流通関係科目への橋渡しをスムーズに行うことを目的としています。
到達目標
この講義の目的は、統計データや事例を用いて流通の問題を紹介し、それらの問題を「理論」を用いて読み解くための手ほどきをすることです。流通に関する新聞記事を一通り理解できる程度の知識の獲得を到達目標とします。
授業計画と内容
第1回 4月11日 (木) イントロダクション
第2回 4月15日 (月) 日本経済と流通の変化
第3回 4月18日 (木) 製造業者のチャネル戦略 ※オンライン
第4回 4月22日 (月) 流通の基本概念
第5回 4月25日 (木) ケース・ディスカッション (1) 朝日酒造 ※オンライン
第6回 4月29日 (月) 市場メカニズム ※オンライン
第7回 5月6日 (月) 市場と組織 ※オンライン
第8回 5月9日 (木) ゲストスピーカーの講義 (1) ※オンライン
第9回 5月13日 (月) 垂直統合
第10回 5月16日 (木) 垂直的関係 ※オンライン
第11回 5月20日 (月) トヨタ生産方式と流通
第12回 5月23日 (木) 延期と投機 ※オンライン
第13回 5月27日 (月) ケース・ディスカッション (2) アスクル
第14回 5月30日 (木) 中間まとめ:流通の基礎理論
第15回 6月3日 (月) 日本の小売構造
第16回 6月6日 (木) リスク・シェアリングとエージェンシー関係 ※オンライン
第17回 6月10日 (月) チェーンストア方式
第18回 6月13日 (木) 伝統的小売業態 ※オンライン
第19回 6月17日 (月) 現代的小売業態
第20回 6月20日 (木) プラットフォームとネット小売業 ※オンライン
第21回 6月24日 (月) 流通の情報化
第22回 6月27日 (木) ケース・ディスカッション (3) メルカリ ※オンライン
第23回 7月1日 (月) 物流システム
第24回 7月4日 (木) ケース・ディスカッション (4)トリンプ/ワコール ※オンライン
第25回 7月8日 (月) 日本の卸売構造
第26回 7月11日 (木) ゲストスピーカーの講義 (2) ※オンライン
第27回 7月18日 (木) 卸売市場と生鮮食品流通 ※オンライン
第28回 7月22日 (月) 全体まとめ:流通機関とその行動
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義の前日正午までにmanabaにレジュメをアップします。事前にプリントアウトして予習し、当日は持参してください。復習として、講義で紹介した事例についてネットで調べてみると理解が深まるでしょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 35 | 授業で紹介した理論やコンセプトの理解度を選択式と記述式の試験で問います。 |
期末試験(到達度確認) | 35 | 授業で紹介した理論やコンセプトの理解度を選択式と記述式の試験で問います。 |
平常点 | 25 | 授業終了後にmanabaによる小テストを行います。当日の授業の理解度を問います。 |
その他 | 5 | 講義中の発言点です。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは用いません。参考文献は以下の通りです。
矢作敏行 (1996)、『現代流通』、有斐閣、(ISBN):4641120145。
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし。
教員への連絡や質問は教室で対面でお願いします。メールやmanaba掲示板の利用ルールは授業初回で説明します。
参考URL
https://sites.google.com/site/tomokazukubochuo/