シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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スポーツ・ビジネス・プログラムA1(スポーツ・ビジネス概論Ⅱ) | 2024 | 春学期 | 金4 | 商学部 | 関根 正敏 | セキネ マサトシ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-OM1-02XL
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象のWeb登録科目です。
「プログラム履修宣言」をする場合は、C plusから行ってください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
テーマ:現代社会におけるスポーツマネジメントの諸相
わたしたちは日常生活のなかの幾多の場面においてスポーツと関わっています。受講生の大半は、学校において数え切れないほどの時間、「体育」の中で教材化されたスポーツと触れ合ってきたことでしょう。運動部活動やクラブ、サークルなどで競技スポーツやレクリエーションに興じている人も多くいます。さらには、高度な技術を駆使したスポーツを観戦し、そこで繰り広げられるトップアスリートのパフォーマンスに熱狂することもあります。テレビやインターネットなどの媒体を介すればいつでもスポーツの情報を目にすることができ、私たちはスポーツに関する数多の情報に囲まれて暮らしています。
これらの出来事は、現代社会を生きる私たちにとっては、あまりにも些細で、当たり前に思えることなのですが、この自明性によって一つの重要な事実が見過ごされがちです。その事実とは、現代社会では、多様な主体がそれぞれの立場から色々な「狙い」を持ちながら、スポーツライフ(人とスポーツの関わり合い)を創り出しているということです。スポーツマネジメントとは「スポーツライフを創りだす様々な仕事」のことであり、この授業では、現代社会におけるスポーツの諸相やスポーツマネジメントの実際について幅広く理解することを目指します。プロスポーツや地域社会などの個別のケースを取り上げ、スポーツを「創る側」への想像力を膨らませながら、スポーツマネジメントの現場における活動実態や課題について考察します。
科目目的
プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。
・現代スポーツの諸相やスポーツマネジメントの実際について理解を深める。
・スポーツを「創る」仕事へに深く関心を抱き、スポーツビジネス現場における活動実態や課題について考察できるようになる。
到達目標
・スポーツマネジメントをめぐる歴史や基本構造について理解を深める。
・スポーツマネジメントが行われる現場の最新情報について知り、そうした現場の実態や問題について、受講生が自らの言葉で説明することができるようになる。
授業計画と内容
1.オリエンテーション
2.スポーツと人の関わり:あなたはどのようにスポーツと関わってきたか
3.スポーツから得られる便益とは
4.スポーツマネジメントの構造的把握
5.スポーツにおけるビジネスモデルの誕生プロセス①:近代五輪の創始と拡大
6.スポーツにおけるビジネスモデルの誕生プロセス②:ロス五輪という転機
7.地域とスポーツの結びつき:Jリーグの誕生と地域密着
8.地域とスポーツの結びつき:鹿島開発とアントラーズ
9.スポーツイベントは誰のためのものか①:スポンサーという存在
10.スポーツイベントは誰のためのものか②:メディアによる介入
11.グループワーク①:優れたスポーツ組織の条件とは
12.グループワーク②:ケースのプロファイリング
13.プレゼンテーション大会
14.授業の総括/スポーツを支える主体の実像とは
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回のテーマをシラバスで確認し、関連情報について、文献、インターネットを駆使して事前に下調べをしておくことが求められます。また、自宅学習(復習)のための課題を出すので、その課題に関して自ら情報収集すること。自分の関心事についての参考図書を推薦することもできるので、気軽に質問してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 35 | 期末レポートを課します。 (評価基準:スポーツマネジメントの基礎知識、スポーツビジネスに関する現場の実態に関する理解度等) |
平常点 | 30 | 参加型学習(グループワーク)への参加状況やリアクション・ペーパーの内容。 (評価基準:グループ活動への貢献度や授業の理解度で評価。) |
その他 | 35 | プレゼンテーションを実施。 (評価基準:スポーツ組織の実態ついて理解し、他者に向けて論理的に説明できたか) |
成績評価の方法・基準(備考)
リアクションペーパーやグループワーク、プレゼンテーションといった参加型の学習を予定していますので、受講生は受け身で授業に参加することはできません。授業内容に何らかの興味をもって、積極的に授業に関わることが求められます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
テキストは指定しません。適宜、資料を配布します。
〔参考書〕
仲澤眞ほか『よくわかるスポーツマーケティング』, 大修館書店, 2017年
柳沢和雄ほか『テキスト 体育・スポーツ経営学』,大修館書店,2017年
小林勉『スポーツで挑む社会貢献』, 創文企画, 2016年
その他特記事項
ソフトウエアの利用:なし