シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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スポーツ・ビジネス・プログラムA1(Jリーグ・ビジネス論Ⅱ)明治安田生命寄付講座 | 2024 | 秋学期 | 木2 | 商学部 | 渡辺 岳夫 | ワタナベ タケオ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-OM1-06XL
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象のWeb登録科目です。
「プログラム履修宣言」をする場合は、C plusから行ってください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
実際にJ1やJ2などのプロリーグに所属するサッカークラブにおいて営業,企画,広報などを担当している責任者の方に,サッカービジネスの実務を紹介していただきます。
科目目的
プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。
サッカーに限らず日本におけるプロスポーツのビジネスの実務については,断片的に特定の組織の業務内容が伝えられることはあっても,複数の組織に関して網羅的にかつ比較可能な形式で語られることはほとんどありませんでした。
そこで本講座では,主として在関東のJ1とJ2に所属するサッカークラブの実務担当者10名程度にご出講いただき,それぞれのクラブの地域特性,スポンサー特性,サポーター特性などをご説明いただいたうえ,営業,企画,広報の観点からその具体的な実務の内容をご説明いただきます。これにより,本学のスポーツビジネスに関心がある学生は,サッカークラブ経営の実務の多様性,ならびにそれを生じせしめている要因について理解を深めることができるでしょう。
当該科目を履修したうえで,2年以降に配当されている「スポーツ・ビジネス・チャレンジ演習・実習Ⅰ・Ⅱ」,「スポーツ・ビジネス・プロジェクトⅠ・Ⅱ」,および「グローバル・スポーツ・ビジネス・キャリア」などを履修すると,スポーツ・ビジネス分野におけるキャリア形成を意識する学生にとって効果的です。
到達目標
この科目の到達目標は下記の通りです。
第一に,Jリーグに所属するサッカークラブの経営実務の多様性を理解することです。
第二に,それぞれのクラブの地域特性,スポンサー特性,サポーター特性,スタジアム特性から,そのクラブの経営実務の在り方を説明できるようになることです。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション
第2回 Jリーグの国際戦略(マーケティング戦略スーパーバイザー 山下修作氏)
第3回 ベガルタ仙台(育成普及部長 笹氣理敬氏)
第4回 いわきFC(代表取締役社長 大倉智氏)
第5回 世界のサッカークラブ経営とJリーグの比較(電通サッカー事業室長 大井義洋氏)
第6回 横浜FC(執行役員 第一事業統括 北澤君則氏)
第7回 リーグへのスポンサーシップ(明治安田生命保険相互会社 ブランド戦略部長 塩田信行氏)
第8回 サガン鳥栖(事業統括本部 井上裕介氏)
第9回 フォルトナ・デュッセルドルフ(水戸ホーリーホック経営戦略担当 瀬田元吾氏)
第10回 FC東京(マーケティング本部長兼エリアプロモーション部長 平山隆史氏)
第11回 横浜DeNAベイスターズ(ビジネス統括本部 執行役員 副本部長 鐵智文氏)
第12回 鎌倉インターナショナルFC(ファウンダー 四方健太郎氏)
第13回 鹿島アントラーズ(マーケティンググループ マネジャー 春日洋平氏)
第14回 クロージング
※ 上記の登壇クラブ名や会社名は2023年度のものです。2024年度については,各クラブや企業,Jリーグ機構のご都合により,ご出講いただく回の変更やご出講いただくクラブや人物の変更も想定されます。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の講義の前に,ご出講いただくサッカークラブについて,以下の①~④について事前学習を行うことが必要です。所要時間は1~2時間と想定されます。ただし,クラブによっては,自主学習では把握できない点もあるので,それらにについてはブランクでも構いません。
①スタジアム特性
キャパシティ,平均観客動員数(J1/J2時代があるのであればそれぞれ),トラックの有無、公共交通機関とのアクセス,運営形態(所有者,指定管理状況)
②地域特性
ホームタウン指定地域の総人口,他のプロスポーツクラブの有無,近郊のライバルクラブの存在,スポーツ施設や数と使用状況,部活動チームとの関係性(名門校の存在,地域クラブの存在),天候,後援会の存在/関係性
③スポンサー特性
親会社の有無、スポンサー数、スポンサーの種類、スポンサーへの対価、
スポンサーとのCSRなどの協働活動、スポンサーとは違うパートナーの有無
④サポーター特性
サポーターズクラブの存在(人数)/活動・サービス内容,クラブとの継続的な対話,ホーム/アウェーの観客動員数,アウェーツアーの有無横断幕の種類,応援歌について
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 72 | レポートは2回実施し,1回36%×2回で,合計72%です。各Jリーグクラブを取り巻く環境特性と各クラブの経営の形態の関係をよく理解しているかについて評価します。 |
平常点 | 28 | 授業への参加,受講態度,事前学習への取組に基づき評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
Jリーグに所属するサッカークラブの経営あるいは経営管理の豊富な経験を有する実務家に,毎回登壇していただきます。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
サッカークラブ経営の実務を経験したことのない人には,講義することのできない最先端のサッカービジネスの内容について,授業をしていただくことになっています。
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕〔参考書〕
その他特記事項
プログラム科目について履修した単位は,特定のプログラムに対して「履修宣言」を行えば,フレックスプラス1コースの学生は18単位,フレックスコースの学生は8単位を上限として,所属学科の学科別専門科目群の単位として認定されます。詳細は商学部プログラム科目履修要項を参照してください。
【ソフトウェアの利用なし】