シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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デジタル・マーケティング論 | 2024 | 秋学期 | 木1 | 商学部 | 西原 彰宏 | ニシハラ アキヒロ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-MK3-24XL
履修条件・関連科目等
2021年度以降入学生対象のWeb登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
デジタル社会が本格化し、企業を取り巻くマーケティング環境も著しく変化しています。昨今のデジタル技術の発展により、STPとマーケティング・ミックス(4P)を中心とした従来のマーケティングも日々進展し、デジタル技術の活用の巧拙は企業業績を左右するほど重要となってきています。デジタル・マーケティングは、狭義に捉えるとインターネット・マーケティングと呼ばれる企業によるウェブサイトを活用したマーケティングですが、広義に捉えるとデジタル時代のマーケティングそのものです。本授業では、デジタル・マーケティングを広義として捉え、デジタル技術を活用したマーケティングを中心に学びます。
本授業では初回と最終回を除く計12回の授業を3つのフェーズに分けて進めていきます。①第2~5回では、企業を取り巻くマーケティング環境の変化を理解するため、デジタル時代におけるビジネスモデルやデジタル技術の活用について学びます。②第6~9回では、これまでのマーケティングの発展過程を学びながらデジタル・マーケティングの位置づけと従来のマーケティングの中核となるSTPとマーケティング・ミックスの進展について学びます。③第10~13回では、デジタル時代における消費者行動の変化と顧客対応について学びます。
科目目的
この科目は商学部カリキュラム上の分野別専門科目商業・貿易系/国際マーケティング系に位置づけられており、マーケティングの基礎知識を習得した学生に対して、まずはデジタル時代のマーケティングを知ってもらうことを目的としています。加えて、この科目で得た知見を用いて、これからますます本格化するデジタル社会において、企業によるマーケティング活動を分析するための知識を習得することを目的としています。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・企業を取り巻くマーケティング環境の変化として、デジタル技術の活用やそれによるビジネスモデルの変革について理解できるようになること
・STPやマーケティング・ミックスのマーケティングの知識をアップデートできるようになること
・デジタル・マーケティングの基礎的な理論や実践について説明できるようになること
・現実のマーケティング現象をデジタル・マーケティングの観点から分析できるようになること
授業計画と内容
第1回:オリエンテーション:デジタル・マーケティングとは何か
第2回:デジタル時代におけるビジネスと基礎知識:GAFAを中心に
第3回:経営活動におけるデジタル技術活用の今昔
第4回:デジタル時代におけるビジネスモデル
第5回:自主学習回:企業を取り巻くマーケティング環境の変化
第6回:マーケティングの過去・現在・未来とデジタル・マーケティング
第7回:デジタル時代におけるSTPとマーケティング・ミックス(製品、価格)
第8回:デジタル時代におけるマーケティング・ミックス(マーケティング・コミュニケーション、流通チャネル)
第9回:自主学習回:マーケティングDX
第10回:これからの消費者行動とデジタル・マーケティング
第11回:デジタル時代の顧客戦略:顧客育成とCRM
第12回:デジタル時代の顧客戦略:顧客データ管理のあり方とデジタル・ツール
第13回:自主学習回:デジタル・マーケティングの実際
第14回:本授業のまとめ
なお、受講者の理解度などを考慮し、授業計画は一定の変更もありうる。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
初回を除く毎回の授業にて、予習・復習課題(両方で最大10問、通常は合わせて5、6問)をmanabaやレスポンを用いて提出してもらいます。この授業は毎週木曜になりますので、授業のある週の月曜23:55までが締め切りとなります。この課題は事前に配布する資料に記載し、講義内でも口頭でアナウンスします。
①授業前はmanabaのコースコンテンツ内に掲載する配布資料に目を通し、予習課題(数問)を提出する
②授業後は授業内容を復習し、復習課題(数問)を提出する
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 75 | 初回を除く毎回の授業で、授業中に小テストを実施します。授業内容に関する理解度や、授業で学んだ知見を活用した分析力、皆さんの考えなどを問います。 |
平常点 | 25 | 出席点や授業に対する貢献(発言など)や理解度など。授業中に、出席確認あるいは出席確認を兼ねたアンケートや簡単なクイズなどを実施します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
基本的に実施はしませんが、回によってはグループワークを行う可能性があります。
授業におけるICTの活用方法
その他/実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
・「授業形式」にて記載があるように、基本的には教室にて面接授業(対面授業)を行いますが、新型コロナウイルス感染症が広がった場合などにより、大学の方針によっては、Zoomを用いた「リアルタイム型オンライン授業」に授業形式を変更する回もありえます。その回は「Zoom」を用います。
・授業中では出席確認や出席確認を兼ねた小テストを行う際には、manabaやレスポンを利用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用しません。
その代わり、配布資料は毎回の講義の1週間前を目安にmanabaのコースコンテンツ上に掲載します。紙媒体での配布はしませんので、各自、授業前にダウンロードをお願いします。
授業中は、PCやタブレットあるいはプリントアウトした紙媒体で資料を閲覧するようにしてください。
その他特記事項
・ソフトウェアの利用なし
・受講者の理解度や進捗状況などを考慮し、授業計画は一定の変更もありえます。その際には、授業中にアナウンスします。
・授業中の私語はつつしんで下さい。