シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅳ | 2024 | 秋学期 | 木2 | 商学部 | 吉田 智也 | ヨシダ トモヤ | 4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF4-14XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
簿記・会計学に関する諸問題の検討・研究
数多くの企業が経済活動を行っていますが,その活動を理解するために不可欠なものとして,会計情報の存在があげられます。現代の主要な企業においては,会計情報は「複式簿記」という技術をもとに作成されています。よって複式簿記を理解することは,会計情報によって企業を理解するためには必要不可欠ですし,また複式簿記なくして企業の会計情報を作成することもできません。
また,現在,わが国における財務会計の制度・理論は大きな変革期にあります。会計人をめざす大学生にとって,伝統的な会計の技術やルールはもちろんのこと,最新の会計基準の考え方や国際的な動向についても,十分な知識と理解を得ておくことが重要になってきています。また,そのような知識や理解を定着させるためには,会計学の基本的な考え方や理論的な見方についても,しっかりと学ばなければなりません。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
本演習では,簿記・会計学の基礎理論について深く研究するとともに,新しい会計基準の考え方(金融商品会計,減損会計,リース会計,退職給付会計,税効果会計,企業再編の会計,外貨換算会計など)や各種の財務諸表(キャッシュ・フロー計算書,連結財務諸表も含む)をめぐるさまざまなテーマについて基礎的な学習を行い,財務会計の果たすべき役割やその可能性についても考えていきます。
また,4年次には簿記・会計学に関する諸問題の検討・研究をテーマとして,各人がオリジナリティをもった「卒業論文」を完成させることを目標とします。
到達目標
3年次:
1)簿記・会計学の基礎理論について深く研究する
2)新しい会計基準の考え方や各種の財務諸表をめぐるさまざまなテーマについて基礎的な学習を行う
4年次:
簿記・会計学に関する諸問題の検討・研究をテーマとして,各人がオリジナリティをもった「卒業論文」を完成させる
授業計画と内容
3年次:まず,簿記・会計学の基礎知識を身につけ,財務会計論に関してより専門的な学習を行う予定です。そのため,専門書の輪読を中心に,検定試験の(模擬)受験等も行う予定です。学生からの要望があれば,合同ゼミへの参加等のイベントも考えていきます。
なお,以下はイベント等がまったくないものと仮定した場合のおおよその授業計画になります。
第1回:ガイダンスおよび輪読テキストの決定
第2回~第20回:テキストに基づく輪読と報告・質疑
第21回・第22回:卒業論文のテーマ設定
第23回~第28回:卒業論文のテーマに関する基礎文献の報告・質疑
4年次:会計学及び簿記論に関する「卒業論文」の作成について,各学生が自主的に選択したテーマに基づき,個別的指導を行います。オリジナリティをもった「卒業論文」を完成させることを目標に,卒業論文計画書にしたがった調査・研究が必要となります。 適宜,報告者を決めて,自主的に選択したテーマに沿った報告を行ってもらい,それに対して質疑・討論を行います。
なお,進行は,受講生の人数,スケジュールに合わせて柔軟に対応します。
第29回~第40回:卒業論文に関する個人の報告・質疑
第41回~第43回:卒業論文の目次と構成に関する報告・質疑
第44回~第50回:卒業論文に関する個人の報告・質疑
第51回:卒業論文初稿の提出
第52回~第54回:初稿の修正と加筆
第55回:卒業論文の提出
第56回:卒業論文報告会(下級生等の前で各人が卒業論文について報告してもらいます。)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
専門書の輪読については,各自必ず予習が必要になりますし,報告者については報告用のレジュメを作成してもらいます。また,卒業論文に関する報告に関しても,レジュメの作成が必要となるため,授業外でもかなりの時間が必要となります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 課題は、合同ゼミ等での報告資料・卒業論文等の進捗にかかわる提出物も含めて、その内容について評価します。 |
平常点 | 60 | 授業内での報告・質疑、課題の提出状況などに基づいて判断します。なお、欠席は理由の如何を問わず(「公欠」およびインフル等によるやむをえない「病欠」を除く)減点対象とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業内での報告・質疑,課題(卒業論文の進捗に関わる提出物を含む)の提出状況などを総合的に評価します。なお,欠席は理由の如何を問わず(「公欠」およびインフル等によるやむをえない「病欠」を除く)減点対象とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Zoomによるオンライン・ミーティングやmanabaの各種機能の利用等
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕・〔参考文献〕
使用するテキスト等は,各期のゼミ生と相談の上,決定します。
なお,これまでのゼミにおいて,平野智久『仕訳でかんがえる会計学入門』(新世社,2019)や川村義則『論点で学ぶ財務会計』(新世社,2019年),新田忠誓『会計学・簿記入門 第16版』(白桃書房,2021年)、伊藤邦雄『ゼミナール現代会計入門 第9版』(日本経済新聞社,2012年)を利用したことがあります。
その他特記事項
〔募集人数〕
15名まで
〔注意事項〕
・ゼミは無断欠席をしないこと。(もしあれば)合宿その他の課外活動にも必ず参加すること。なお,課外活動への欠席もゼミの成績評価に大いに反映されます。
・無断欠席等により,「意欲なし」と教員が判断した場合は「退ゼミ」となる場合もあるので注意すること。
・将来,会計人として活躍する意欲と熱意のある学生の応募を期待します。
〔募集方法〕
・レポート(2023年度募集はmanaba「演習Ⅰ・Ⅱ 募集」コースの「レポート」にて提出)
・面接試験(2022年10月13日の5時限に実施予定)
〔国外実態調査〕
実施しません。