シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際教養演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 木4 | 商学部 | 小田 悠生 | オダ ユウキ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-01XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
国際教養演習Ⅰ・Ⅱはセット科目です。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この演習の目的は、私たちにとって最も馴染みの深い国の一つでありながら、その多様性ゆえに一面的な見方に陥りやすいアメリカ合衆国の社会に関する理解を深めることです。20世紀半ば以来、アメリカは、日本を含めた世界に大きな影響を及ぼしてきました。その影響は、政治・経済だけではなく、文化においても多大であり、みなさんにもアメリカ由来の文化は溢れています。このゼミでは、アメリカ社会のさまざまな側面や、現代のアメリカが抱える多様な問題について、さまざまな映画を題材としながら、ディスカッションを重ねます。まず前期では、アメリカ社会についての基本的知識を身につけます。並行して、一年間を通じて、現代のアメリカ社会や、アメリカと日本・世界との関わりについて、自らの問題意識に従ってリサーチを行い、レポートを執筆します。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。
この科目を通して、世界の言語、歴史、文化などに関する知識を深め、それらと関連があるビジネスや社会活動について学習し、将来、多様な言語・文化背景をもつ人々と協働するために必要な姿勢やスキルを身に着けることを目的としています。
アメリカの社会や文化についての基本的知識を身につけ、グローバル化する世界におけるアメリカの位置づけ、日本や世界との関係について考察することを目的としています。
到達目標
1: アメリカ社会の特徴について説明できること
2: 日米関係の歴史と現在について説明できること
3: アメリカ社会が抱える諸課題、アメリカと日本・世界が向き合う上での諸課題を提示できること
授業計画と内容
前期
1回 オリエンテーション
2回 先住民と西部神話
3回 北部と南部ー南北戦争と奴隷制の遺産
4回 移民と都市ーニューヨークと自由の女神
5回 戦争の記憶ー太平洋世界のなかの日米関係
6回 郊外とアメリカンファミリー
7回 公民権運動とBlack Lives Matter
8回 ベトナム戦争とカウンターカルチャー
9回 性をめぐる政治 ー LGBT 運動
10回 保守とリベラル
11回 多文化社会と排外主義
12回 銃と自由
13回 ポスト9/11
14回 まとめ
後期
15回 レポート構想発表:グループ1
16回 レポート構想発表:グループ2
17回 レポート構想発表:グループ3
18回 実態調査第1回 (フィールドトリップ)
19回 実態調査に基づくディスカッション
20回 レポート中間発表:グループ1
21回 レポート中間発表:グループ2
22回 レポート中間発表:グループ2
23回 実態調査第2回(外部セミナー・講演会への参加)
24回 実態調査に基づくディスカッション
25回 最終発表:グループ1
26回 最終発表:グループ2
27回 最終発表:グループ3
28回 まとめ:最終発表に基づくディスカッション
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎週、課題に指定された映画・文献を予習した上で、ディスカッションクエッションについて、自分の考えを事前にmanaba に投稿します。投稿が授業時間内のディスカッションの出発点となるので、授業時間外の取り組みは必須です。各自で映画を視聴する時間を含め、平均して週2時間ー3時間の授業時間外学修が必要です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 各回の課題映画について教員が提示するディスカッショントピックについて、授業前に自分の考えを投稿すること。 a) 教材の時代背景についての理解 b) 現代の問題と関連させた批判的考察 の2点を評価します。(50%) 2)各週の授業では、事前に投稿した意見にもとづいてディスカッションを行います。ディスカッションは日本語と英語の双方で行います。 他者の意見を踏まえて、自分の見解を発展させる力を評価します。 (50%) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
遠藤泰生・小田悠生編『はじめて学ぶアメリカの歴史と文化』ミネルヴァ書房, 2023年。
ISBN: 9784623094059
{取り上げる予定の映画(一部)]
『ポカホンタス』
『アミスタッド』
『それでも夜は明ける』
『父親たちの星条旗』
『ウェストサイドストーリー』
『ラビング』
『グリーンブック』
『ディアハンター』
『バックトゥザフューチャー』
『ウォール街』
『プレシャス』
『ジョーカー』
その他特記事項
〔実施曜日時限〕
木曜4限
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
レポート(manaba「レポート」利用)
面接試験
〔注意事項〕
〔国外実態調査〕2024年9月または25年1月に1週間程度を予定。
行き先:ワシントンDCとニューヨーク
内容:両都市の博物館や史跡を訪問し、それぞれのレポートテーマに関連した調査を行う。なお、国外実態調査の総費用は為替レートによって変動するので、実施の可否は履修者との相談のもとに判断します。国外で実施しない場合は、国内実態調査をおこないます。
[ソフトウェアの利用]
ソフトウェアの利用なし
応募に先立ち、問い合わせたい事項がある場合は
yukioda.00b@g.chuo-u.ac.jp へ