シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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現代テクノロジー論 | 2024 | 春学期複数 | 金5,金6 | 商学部 | 藤 祐司 | トウ ユウジ | 1~4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MH1-62XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現在の社会は、コンピュータを代表とした情報技術のインフラストラクチャーによって支えられている。また、飛行機や自動車、鉄道には高付加価値の素材や情報技術が使われている。以上のように、現代はテクノロジーが暮らしの基盤となっている。
そこで本講義では、「イノベーション」、「技術発展の正負の面」、「情報技術」、「モノづくり技術」の各視点からのアプローチを通じて、将来マネジメントに必要な技術の理解を深めることを目的とする。
「イノベーション」については、イノベーション論の基礎と現代社会における具体的な事例を紹介する。
「技術発展の正負の面」については、グローバルなIT企業を中心に、現代社会における技術発展の正・負それぞれの側面について具体的な事例をもとに議論を行う。
「情報技術」については、経営情報システムの基礎を学ぶ。
「ものづくり技術」については、生産管理論の基礎と具体的なものづくり体験を提案する。
科目目的
この科目は、リベラルアーツ科目の自然科学系として位置付けられていることから、学生が、現代テクノロジーに関わる理論と実例について、「イノベーション」、「技術発展の正負の面」、「情報技術」、「モノづくり技術」の各視点からのアプローチにより学習し、それを通じて技術経営マネジメントに必要な技術の理解を深めることを目的とする。
到達目標
本講義を通じて、「イノベーション」、「技術発展の正負の面」、「情報技術」、「モノづくり技術」の各視点から現代テクノロジーの理解に必要な理論と事例を学び、マネジメントに必要な技術の理解を深めるとともに、現代テクノロジーに関するニュース等に接した際に、理論的・学際的な議論・検討およびそれらを言語やレポートにより表現可能となることが目標となる。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション イノベーションの事例
第2回 イノベーション(1)イノベーションのコンセプト
第3回 イノベーション(2)イノベーションマネジメント
第4回 イノベーション(3)オープンイノベーション
第5回 イノベーション(4)技術の転用とM&A活用
第6回 イノベーション(5)イノベーション取組事例
第7回 技術発展と正負の面(1)フレームワークの解説と事例
第8回 技術発展と正負の面(2)Google
第9回 技術発展と正負の面(3)Amazon.com
第10回 技術発展と正負の面(4)Facebook
第11回 技術発展と正負の面(5)GAFAまとめ
第12回 情報技術(1)ハードウェア・ソフトウェア・情報システム
第13回 情報技術(2)データベース
第14回 ここまでの授業総括
第15回 情報技術(3)データベースの復習・RPA
第16回 情報技術(4)ネットワーク・5G
第17回 情報技術(5)システム構築とテスト
第18回 情報技術(6)プロジェクト・マネジメント
第19回 情報技術(7)流通システム
第20回 情報技術(8)ビッグデータ
第21回 モノづくり技術(1)生産技術(生産管理)
第22回 モノづくり技術(2)実際のモノづくり現場
第23回 モノづくり技術(3)コストを考えた生産とその実例
第24回 モノづくり技術(4)コストを考えた生産の実践
第25回 モノづくり技術(5)コストを考えた生産の原価企画と提案
第26回 モノづくり技術(6)サプライチェーン・マネジメント
第27回 モノづくり技術(7)リカーリングモデルとサブスクリプション
第28回 最終授業総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 授業内に毎回レポートの提出を行う。課題に対して適切な回答及び400字以上の要件をクリアしているか否かで評価を行う。講義への参加ができなかった場合でも、レポート課題の提出がされていればその分の評価は行う。 |
平常点 | 30 | レスポンおよび講義内で不定期に行うアンケート調査への回答を持って授業の参加を判定する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業では前半に講義を実施し、後半では課題としてレポート作成(毎時400字以上)を課す。
レポートのフィードバックについては、次の授業時によい評価をしたレポートをベストプラクティスとして解説する。ベストプラクティスとしてあげるレポートは名前が見えない処理をしたうえで、公開する。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト・参考文献等
この授業では、説明スライドを提供するため、テキストを設定しない。
また、レポートをまとめる際には、下記を参考にすること。
・永松陽明、柳田義継、藤祐司、仲野友樹、『アイデアの発想・整理・発表』学文社、2018 年。
必要な資料があれば随時授業で紹介する。
その他特記事項
モノづくり技術では、プラモデルもしくはペーパークラフトを利用する。
プラモデルを使用する場合、価格帯は500円程度のものを想定する。
ソフトウェアの利用なし