シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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電磁波工学 | 2025 | 後期 | 金3 | 理工学部 | 稲沢 良夫 | イナサワ ヨシオ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-EL3-5C19
履修条件・関連科目等
「電磁気学及演習1・2」、「解析概論」、「電磁界理論」の内容を修得していること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この科目では、「電磁界理論」で学んだ電磁波の基礎知識をベースに、その工学的応用について講義する。特に、電磁波の放射、アンテナ、電波伝搬、散乱・回折理論などについて解説する。
科目目的
電磁波応用(電磁波の放射、アンテナ、電波伝搬、散乱・回折理論等)に関する基礎知識の習得を目的とする。
到達目標
この科目は3年次前期科目「電磁界理論」に続くものであり、電磁波に関わる諸現象の工学的応用を教授することを目的とする。
授業計画と内容
第1部 電磁波の放射(第1回~第5回)
第1回 電磁波の基礎
第2回 電磁波の反射・透過・伝送
第3回 微小ダイポールによる放射
第4回 線状アンテナとホーンアンテナ
第5回 第1部の小テストと解説
第2部 電波の伝搬(第6回~第9回)
第6回 不均質媒質中の電波伝搬
第7回 電離層中における電波伝搬
第8回 大地上における電波伝搬
第9回 第2部の小テストと解説
第3部 電磁波の散乱と回折(第10回~第14回)
第10回 散乱波の特性
第11回 導体円柱による電磁波の散乱
第12回 誘電体円柱による電磁波の散乱
第13回 電波の回折
第14回 第3部の小テストと解説
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 授業内容全般に関する到達度確認 |
その他 | 30 | 小テストにより理解度を評価する |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験と小テストの結果で評価する。なお授業への出席が60%以上必要です。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1993年4月~2025年3月 企業においてレーダ・通信システムの研究開発に従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
レーダ・通信システムの開発では、本授業で対象とするアンテナ、電波伝搬、散乱・回折等の物理現象を総合的に理解して、システム設計を実施する必要がある。実際には様々な事象や制約条件があり、理論通りとならないことも多いが、根本的な原理を把握することは重要である。実際のシステム開発で生じたエピソードを織り交ぜながら授業内容との関連性を解説する。
テキスト・参考文献等
テキスト:
上崎 省吾 「電波工学 第2版」 サイエンスハウス
ISBN:9784915572807
必要に応じて講義・演習用のプリントを配布します。
参考書:
多くの優れた図書が出版されており、必要があれば紹介します。