シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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現代政治理論1 | 2023 | 春学期 | 水4 | 法学部 | 中島 康予 | ナカジマ ヤスヨ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-PS2-008L
履修条件・関連科目等
政治学1・2の単位を修得済であること、行政学1、国際政治学1、政策学1と合わせて履修することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この科目は、政治学科のカリキュラムでは、行政学・国際政治学と同様、基本科目として位置づけられ、現代政治理論・行政学・国際政治学、政治学基礎演習のなかから8単位を修得することが卒業に必要です。
現代政治理論では、受講生が、今日の政治に向き合うために大切な、
(1)人(他者)や社会・世界を想う「心」と、
(2)現実をクールに分析する頭脳、
理論をよりどころにしながら涵養することをめざします。
そのなかで、春学期は、主として、他者や社会を想う心、秋学期は、クールに分析する頭脳に軸足をおきます。
科目目的
価値や理念についての「規範の学」としての政治学・政治理論を学び、その理論に依拠して、今日の政治的・社会的問題について考察する力を身につけることが目的です。
到達目標
履修学生は、この授業を通して、以下のような力を身につけることが目標です。
-価値や理念についての「規範の学」としての政治学・政治理論の基本的な内容について理解する。
-現実社会の問題や課題を、政治学・政治理論に基づき考察する。
-考察した結果を、可能な限り、理論の見直しに結びつける。
授業計画と内容
1.「現代政治理論」とは何か
2.自由と自由主義の系譜
3.新しい自由主義と社会的連帯
4.正義論と福祉
5.リバタリアニズムによる福祉国家批判
6.コミュタリアニズムの社会像
7.資源主義と複利主義
8.ネーションとエスニシティ
9.ジェンダーと政治
10.環境と政治
11.ネオ・リベラルなグローバル化と主権
12.グローバル・ジャスティス
13. 政治理論と現実のあいだ
14.春学期のまとめ・到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・下記のテキストと授業計画との対照表を配布します。これをもとに予習・復習をしてください。
・復習用のドリルをmanabaにアップしますので解答してください。次回の授業で解説します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 学期末に実施する論述式試験による 政治理論の基礎的な内容を理解しているかどうかを確認する問題(60%) 理論をてがかりに考察する問題(40%) |
成績評価の方法・基準(備考)
成績評価にあたり、manaba上で実施するドリルの成績を考慮に入れます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業終了後、manaba上で出題するドリルに解答したものについては、翌週の授業で解説の時間を設けます。
学期末レポートの講評はmanaba上で公開します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaのレポート提出、掲示板を活用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
以下の①を教科書として用い、そのほかレジュメを配布します。
①川崎修・杉田敦『現代政治理論(新版)』有斐閣(有斐閣アルマ)、 2012年。
【参考書】
②田村哲樹・松元雅和・乙部延剛・山崎望『ここから始める政治理論』有斐閣(有斐閣ストゥディア)、2017年。
③田村哲樹・近藤康史・堀江孝司『政治学』勁草書房(アカデミックナビ)2020年。
④久米郁男・川出良枝・古城佳子・田中愛治・真渕 勝 『政治学(補訂版)』有斐閣、2011年。