シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 専門演習Ⅱ | 2026 | 春学期 | 金5 | 国際経営学部 | 三浦 秀之 | ミウラ ヒデユキ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM3-SI02
履修条件・関連科目等
【必須科目】特に指定しない
【関連科目】国際経済学、国際貿易政策論、国際直接投資論、国際関係論
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本ゼミは、「国際経済」をめぐる国際社会の動向、とりわけアジア太平洋地域における政治経済の変化に関心を持つ学生を対象とするゼミである。
近年、自由貿易体制の動揺、米中対立の激化、経済安全保障や地経学(geoeconomics)の台頭などにより、国際経済は単なる市場の問題ではなく、外交・安全保障と密接に結びついた政治的課題となっている。本ゼミでは、こうした変化を理論と事例の両面から理解することを目的とする。
授業では、片田さおり著・三浦秀之訳『日本の地経学戦略―アジア太平洋の新たな政治経済力学』(日本経済出版社、2022年)を中心テキストとして輪読を行い、日本の地経学戦略やアジア太平洋地域における新たな政治経済秩序について理解を深める。同時に、学生各自がアジア太平洋地域の経済をめぐる具体的な課題(例:貿易摩擦、サプライチェーン再編、経済安全保障、デジタル経済、地域経済連携など)を選び、調査・分析を行った上で発表・討論を行う。
科目目的
ゼミを通じて、文献を正確に読み解く力、国際経済を政治的文脈の中で捉える分析力、そして自らの考えを論理的に発表・議論する力を養うことを目指す。
到達目標
本演習の目的は、国際経済の分析手法を学び、グループ研究を通じて実証分析から提案へとつなげられるようにすることです。国際経済をめぐる諸課題に対する分析力を身に付け、最終的には私達の生きる社会そのものを洞察する力を身に付けることを目標としています。
※ディプロマポリシーとの関連:この科目は国際経営学部が学位授与の方針において定めている卒業時点までに獲得するべき能力のうち(1)「知識獲得力:国際経営の学びに必須となる経営学、経済学、データサイエンスに関連する専門的知識および技能と、その基礎となる幅広い教養を身に付け、論理的な思考のもとでそれらを柔軟に活用できるように弛まず学び続けることができる」の養成を目的としています。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:国際経済をどう学ぶか
ゼミの目的・進め方・評価方法の説明
「国際経済」と「国際政治」の関係
地経学(Geoeconomics)とは何か
テキスト・発表テーマの確認
第2回 国際経済秩序の基礎
戦後国際経済秩序(ブレトン・ウッズ体制~WTO)
自由貿易体制の理念と限界
グローバリゼーションの展開と変容
第3回 地経学の台頭
地経学という視点(なぜ今「地経学」か)
経済安全保障・相互依存の武器化
アジア太平洋地域の重要性
第4回 テキスト輪読①
『日本の地経学戦略』第1章
輪読+ディスカッション
第5回 テキスト輪読②
同書 第2章
輪読+ディスカッション
第6回 テキスト輪読③
同書 第3章
輪読+ディスカッション
第7回 テキスト輪読④
同書 第4章
輪読+ディスカッション
第8回 中間整理とテーマ設定
輪読内容の総括
学生発表テーマの確定
発表方法・資料作成の確認
【後半:学生発表編】
第9回 学生発表①
自由貿易 vs 保護主義
CPTPP・RCEP・IPEF など
発表+質疑
第10回 学生発表②:サプライチェーンと経済安全保障
脱中国・デリスキング
半導体・重要鉱物
発表+ディスカッション
第11回 学生発表③:中国経済とアジア太平洋
中国経済の構造変化
経済的威圧・対外戦略
発表+討論
第12回 学生発表④:デジタル経済・技術競争
デジタル貿易
AI・データ・標準競争
発表+討論
第13回 学生発表⑤:地域経済と日本企業
日本企業の海外展開
投資・イノベーション
発表+討論
第14回 総合討論:アジア太平洋の将来像
各発表の共通点・相違点
日本はどのような戦略を取るべきか
ゼミ全体での討論
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
輪読や各回のテーマについて、事前の下調べが必要です。
グループワークではグループ内の密接なコミュニケーションを図ることを前提としています。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 70 | グループ研究への取り組み、議論への参加などプロセスの評価 |
| その他 | 30 | 研究成果物を評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
日本語
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
英語
Provide time for comments and explanations during class
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
片田さおり著・三浦秀之訳『日本の地経学戦略―アジア太平洋の新たな政治経済力学』(日本経済出版社、2022年)