シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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プログラム演習Ⅳ(リージョナルスタディ/南北アメリカⅡ) | 2024 | 秋学期 | 木5 | 商学部 | 舟木 律子 | フナキ リツコ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-GL2-12XP
履修条件・関連科目等
2018年度以前入学生対象の事前登録科目です。
授業で使用する言語
日本語/英語/その他
授業で使用する言語(その他の言語)
情報収集や、現地訪問の際に、スペイン語やポルトガル語がわかると役に立つことがありますが、必須ではありません。
授業の概要
本科目は、日本にあるラテンアメリカ・コミュニティのことをほとんど知らないけど、なんだかおもしろそうなので学んでみたいという皆さんのためのプロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)の科目です。ブラジルやペルーなどラテンアメリカは、陽気なイメージがありますが、世界でも貧富の差が最も大きな地域でもあります。担当の舟木は、大学生の頃にメキシコに旅行に行き、日本ではあり得ない格差社会の現状があまりに衝撃的だったため、その後ラテンアメリカ地域について、政治学―ある社会で富の分配がどのように決められるのかを理解するのに役立つ学問―のアプローチからこの地域を研究するようになり今に至ります。
本科目を通して、皆さんと取り組みたいプロジェクトは、次の2案件です。
1)ウィキペディア日本語版の日系ブラジル・ペルー人他情報のアップデート
2)群馬県大泉町実態調査
本科目で皆さんがリサーチして作成した文書は、最終的にウィキペディアのサイト上で編集し、実際にサイトに反映されます。ウィキペディア日本語版で日本のラテンアメリカ・コミュニティについて情報を知りたい読者に広く読まれることになりますので、正確で役に立つ情報になるよう参加者全員で力を合わせましょう。
科目目的
本科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられています。この科目を通じて、主体的学習能力と、外国語運用能力や異文化理解を含むコミュニケーション力も同時に育成します。
到達目標
以下を到達目標とします。
・日系人に関する歴史的背景と社会文化的現状について、要点を説明できるようになる。
・群馬県大泉町に住む人々との交流を通して、異文化理解を深め、体験に基づく実践的なコミュニケーション力を身につける。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション
第2回 日系ブラジル人:ウィキペディア分析(移民の歴史前半)
第3回 日系ブラジル人:ウィキペディア分析(移民の歴史後半)
第4回 日系ブラジル人:ウィキペディア分析(日本への出稼ぎ)
第5回 日系ブラジル人:ウィキペディア分析(現在、日本での問題)
第6回 群馬県大泉町日帰り実態調査事前学習
第7回 群馬県大泉町日帰り実態調査(日程は前後する可能性があります)
第8回 群馬県大泉町日帰り実態調査振り返り
第9回 日系ブラジル人:ウィキペディア編集会議(現在、日本での問題について)
第10回 日系ブラジル社会からゲストスピーカー(日程は前後する可能性があります)
第11回 日系ペルー人:ウィキペディア分析(歴史)
第12回 日系ペルー人:ウィキペディア分析(移住)
第13回 日系ペルー人:ウィキペディア編集会議(現在、その他拡充)
第14回 ウィキペディア更新に向けた最終文書確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
日系コミュニティ訪問への参加は授業の重要な学習活動の一部となりますので、授業時間外での参加調整への協力をお願いします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 1)ウィキペディア更新用レポート(1200字程度) 2)実態調査報告書(1200字程度) |
平常点 | 50 | 授業でのディスカッションへの参加 |
成績評価の方法・基準(備考)
公欠届や医療機関の証明書のない欠席は、減点対象となります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
・授業にはPCやタブレット端末持参での参加をお願いします。
・manabaでの案内や課題提出があります。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストはありません。配布資料で代替します。
Wikipediaがアップデート用の資料については各自リサーチして収集してください。
情報の信頼性について、担当が確認のサポートをします。
その他特記事項
ポルトガル語、スペイン語学習歴がなくても履修する上で問題ありません。
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
レポート(manaba「レポート」利用)
※B2(リージョナルスタディ/南北アメリカⅠ)と同時選抜です。
※ソフトウェアの利用なし
参考URL
担当の舟木が大学生の頃の話を書いたエッセイ:
https://yab.yomiuri.co.jp/adv/chuo/opinion/20151207.html
ちょっと前の研究について答えたインタビュー記事(英語です)
https://www.ingentaconnect.com/content/sil/impact/2020/00002020/00000009/art00007?crawler=true&mimetype=application/pdf
過去の本科目履修者が書いた記事はWikipediaの以下の索引で閲覧できます。
※ 2022年度のテーマはラテンアメリカ情報のアップデートでした。
アルゼンチン:経済?アルゼンチン産業について、自動車産業、鉱業、畜産業、穀物についての情報加筆
エクアドル:経済-貿易-対日貿易について追加
コロンビア: 労働、農業、鉱業、先住民族について加筆
チリ:経済(起業)の追加
ペルー:経済(貿易,日本との貿易)医療(保険制度、統合健康保険の課題)の追加
ボリビア:教育分野、保健分野 の追加
メキシコ:国際関係-アメリカとの関係、日本との関係-現在の加筆、経済-NEXT11の追加