シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本経済論 | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 村上 研一 | ムラカミ ケンイチ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-AT3-AI01
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
・戦後から今日に至る日本経済の変遷について、産業・企業の動向を中心に検討します。
・各時代における日本経済の構造的変容について、それらを規定した世界経済や国際環境、政治環境との関連を重視しながら検討します。
・産業・企業の成長・停滞と、国民生活の変容との関連についても考察します。
・日本経済に生じた様々な事象について、経済理論とかかわらせながら理解をはかるようにしていきます。
・人々の真の豊かさにつながる経済活動の観点から、今後の日本経済の課題について展望します。
科目目的
3年次以降の選択科目として、自国と他国の歴史・政治経済・文化の違いを正しく理解し、互恵関係を構築して持続的発展へとつなげることができる深い専門能力の形成に資することをめざし、日本経済についての理解を深めることを目的とする。
具体的には、日本経済の性格と特徴、国際的地位について、その全体像を把握する。とくに、経済成長をリードしてきた産業動向を国際的視角から捉え、今日、停滞状況に陥っている要因について理解できることを目的とする。
到達目標
前半では、日本経済の性格と構造について、歴史的・政治的条件、国際環境、国民生活との関連などの諸要因を踏まえて考察・理解することを目的とします。日本経済に生じた様々な経済事象について、基礎的知識を理解し、今日的問題とかかわらせながら考察できる力をつけることも目標とします。受講者には、今日の日本経済のかかえる構造的問題を理解し、今後の日本経済の展望について考察できる力を培ってもらうことを目標とします。
授業計画と内容
1.戦後日本の国際関係、政治、社会、経済
2.戦後改革と経済民主化
3.冷戦・占領政策転換と経済復興
4.高度経済成長(1)産業構造の変容
5.高度経済成長(2)企業と国民生活
6.高度経済成長の終焉
7.「減量経営」と輸出依存的「経済大国」化
8.「日米逆転」の1980年代
9.冷戦終結と世界経済の構造変化
10.1990年代不況の長期化
11.「いざなぎ超え」景気の構造と内実
12.2008-9年世界不況・東日本大震災と産業再編
13.「輸出大国」の終焉
14.現代日本経済の諸課題
※上記授業計画は都合により変更する場合もありますので、予めご了解願います。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義の情報量が多く講義資料に書き込む形で進めるため、授業後にノートなどに内容を整理したうえで、次の回の講義に臨んでほしい。(100分)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 90 | 科目目的について、受講者の達成度を評価する。 |
平常点 | 10 | リアクションペーパー(提出は任意)を通じて、各授業ごとで扱った内容について、受講者が論点を深められている場合には積極的に評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点10%、期末試験90%
・平常点は日々の授業で回収するリアクションペーパー(提出は任意)の内容を評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
リアクションペーパーを活用しながら、受講者が示した論点・疑問点に応える。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕テキストは指定せず、講義用資料を配布する。
〔参考書〕全体の内容にかかわる参考文献はさしあたり以下の通り。(下記の他、授業内でも提示する)
・村上研一『現代日本再生産構造分析』日本経済評論社
・村上研一『衰退日本の経済構造分析』唯学書房
・石井寛治『日本経済史[新版]』東京大学出版会
・井村喜代子『現代日本経済論[新版]』有斐閣
・原朗編『高度成長展開期の日本経済』日本経済評論社
・久保新一『戦後日本経済の構造と転換』日本経済評論社
・吉田三千男『戦後日本重化学工業の構造分析』大月書店
・藤田実『日本経済の構造的危機を読み解く』新日本出版社
※その他、授業の中で適宜指摘する。