シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅱ(国際貿易) | 2024 | 後期 | 木3 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 阿部 顕三 | アベ ケンゾウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-OM5-204S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
世界の国々の経済において国際貿易や国際的な投資の重要性が増しており、それらがどのようなメカニズムで発生し、関係する国の人々の暮らし向きにどのような影響を及ぼすのか,について知ることは大変重要です。また、近年、貿易自由化を推し進める流れと保護主義的な流れが共存しています。私たちがどちらの方向に向かって行くのが望ましいのかについて経済学の視点から考察することは大変重要な課題となっています。本講義では,各種の貿易政策がいかなる効果を持つのかについて経済学的に考察し、貿易自由化の是非について考察します。
科目目的
特定の経済環境・市場構造の下で貿易政策がもたらす経済効果を理論的な観点から理解してもらうことが目的です。
到達目標
受講生が、特定の経済環境・市場構造の下で貿易政策がもたらす経済効果を理解し、国際貿易の問題を経済学の分析ツールを用いて自らの手で分析できるようになることが目標です。
授業計画と内容
1.関税政策と資源配分:部分均衡分析
2.関税政策と経済厚生:部分均衡分析
3.関税政策と資源配分:一般均衡分析
4.関税政策と経済厚生:一般均衡分析
5.総括(1) :関税政策
6.関税改革の分析
7.関税と所得分配
8.貿易と所得分配
9.総括(2) :関税の応用分析
10.競争市場における数量制限
11.不完全競争市場における数量制限
12.競争市場における輸出補助金
13.不完全競争市場における輸出補助金
14.全体総括:国際貿易・貿易政策の理論分析
受講者によるテキストや先行論文のプレゼンテーションとディスカッションによって講義を進めますが、受講者の基礎知識に応じて授業のレベルと進行速度を調整します。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 講義内容の理解度によって評価する。 |
平常点 | 80 | 授業でのプレゼンテーションや参加態度によって評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
レジュメ等の配付資料で代替します。
参考文献
Feenstra, R.C., Advanced International Trade - Theory and Evidence, Princeton University Press, 2016.
Wong, Kar-yiu, International Trade in Goods and Factor Mobility, MIT Press, 1995.
その他の参考文献や論文は講義中に適宜紹介します。