シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政治学特講1(D) | 2024 | 前期 | 水3 | 法学研究科博士課程前期課程 | 井関 正久 | イゼキ タダヒサ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-PS5-701L
履修条件・関連科目等
国際関係や冷戦史などの基礎知識をもち、1960年代と何らかの接点をもつテーマに取り組む大学院生向きです。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
専門的文献を選択して欧州各国・米国・日本における1960年代研究を概観し、分担してそれぞれの地域・テーマ別の60年代を考察します。
科目目的
学生叛乱が世界中で起こり「激動の時代」といわれた1960年代(文化面では50年代後半から70年代半ば頃までも含む)をテーマとします。60年代研究に関する文献講読(日本語、ドイツ語、英語)を通して、さまざまな角度から当時の国際関係や、社会運動、社会的文化的変容、時代精神などについて議論し、考察します。そして各国・地域および国際的なレベルにおける60年代の「遺産」を検討するとともに、現代史における位置づけを試みます。
到達目標
文献講読や議論を通じて、冷戦史の理解を深めるとともに、1960年代の時代精神や現代史における位置づけについて自らの見解を示すことができるようになること。
授業計画と内容
第1回 授業内容の概観
第2回 60年代研究の動向:ドイツ(西欧との関連)
第3回 60年代研究の動向:ドイツ(東欧との関連)
第4回 60年代研究の動向:フランス
第5回 60年代研究の動向:イタリア
第6回 60年代研究の動向:その他の欧州各国
第7回 60年代研究の動向:米国
第8回 60年代研究の動向:日本
第9回 テーマ別60年代研究:冷戦史
第10回 テーマ別60年代研究:文化史
第11回 テーマ別60年代研究:地域研究
第12回 テーマ別60年代研究:ラディカリズム研究
第13回 テーマ別60年代研究:社会運動研究
第14回 テーマ別60年代研究:まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
欧文献の講読の場合は事前に和訳の準備をしてくることが前提となります。また参加者によるプレゼンテーションの場合は必ず人数分のレジュメを作成してきてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加・貢献度、課題提出、プレゼンテーション |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
[テキスト]
井関正久『戦後ドイツの抗議運動―「成熟した市民社会」への模索』(岩波書店、2016年)
『思想』(特集<1968>) 第1129号(2018年5月)
その他、参加者の希望を考慮しながら、授業時に随時紹介します。