シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演習Ⅰ(構造統計分析) | 2023 | 通年 | 木4 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 芳賀 寛 | ハガ ヒロシ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EG-OM5-201S
履修条件・関連科目等
「構造統計分析Ⅰ・Ⅱ」を並行して履修するか履修済みであることが望ましいでしょう。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
演習参加者の関心および研究テーマを重視した上で、科学方法論、社会情報論、データ科学の観点も顧慮して国内外の社会経済問題について構造的に考察します。統計分析の対象と利用する統計情報との間にあるズレをどのようにして認識するかが、考察にあたってのポイントになります。したがって、調査によって得られた人間の行動や社会経済に関する統計情報と量的データの要約記述方法の特性に留意した有効な統計分析を、演習参加者自身の研究報告を通じて検討することも演習の重要なテーマです。授業は、演習参加者の研究課題に基づく論文、特に修士論文の作成過程における中間報告と討議を軸に展開されます。「構造統計分析Ⅰ・Ⅱ」で学修する統計学に関する予備知識も前提にしますが、必要に応じて演習時に補足説明することもあります。
履修を検討中の人は、第1回授業日の前日までに、sryhaga(*)tamacc.chuo-u.ac.jp 宛てで事前に必ず連絡願います(注:メールアドレスの(*)は@に直して利用願います)。第1回授業時には、受講にあたって必要な説明、指示等を行うので、絶対に欠席(および遅刻)しないように注意してください。受講者の状況によって授業の進め方(授業計画等)を多少修正する場合は、授業時に説明します。
科目目的
演習参加者が「構造統計分析Ⅰ・Ⅱ」とも関連させて、統計を含む社会情報と現実との乖離、段差に留意して、社会経済に関する諸問題を構造的に分析するための素養を培うこと。
到達目標
社会認識のために必要な社会情報の一環である統計情報の生産と利用方法に関連する基礎知識を確認する。統計的諸概念自体を正確に理解する。統計的諸概念を社会分析に応用するとき、それらがどのような意味をもつのかを熟考する習慣をつける。統計学的な考え方を理解した上で、自身の研究論文の基礎を形作る。
授業計画と内容
以下に係るディスカッション、プレゼンテーションでは独自のLMS等も適宜利用します。
1 社会科学としての統計学
2 データ科学と科学方法論
3 統計作成と統計制度
4 統計利用と統計的方法
5 個別統計をめぐる諸問題
6 統計の作成・公表・利用における公共性
7 地域における統計の作成と利用
8 個票と統計利用
9 民間企業における量的データの蓄積と利用
10 社会経済の変容と政府統計の変化
11 センサスと統計調査の変容
12 産業・職業分類の変容
13 政府業務記録と統計利用
14 民間統計の現状と利用可能性
15 統計制度改革と統計品質論
16 統計利用をめぐる諸問題
17 計量モデル分析
18 量的データ解析法
19 人口統計
20 産業・企業統計
21 労働統計
22 家計統計
23 環境統計
24 食料・農業統計
25 総合加工統計
26 統計分析に関する報告
27 統計情報の生産と利用
28 社会情報としての統計
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習、復習、発表準備等に必要な情報はLMS等で適宜お知らせするので活用してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 統計学的な考え方を理解し、社会経済に関する諸問題を構造的に分析する内容を有するかどうかを基準とします。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見表明等)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業時はもとより授業時間外もLMS等の各種機能を多面的に活用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特定のテキストを使用せず、主にLMS経由で資料を配付する予定です。なお、経済統計学会『社会科学としての統計学 第4集』産業統計研究社、に所収の論文も適宜利用します。ただしLMS等で参照するので受講者は上記文献を用意する必要はありません。
その他特記事項
授業の概要に記載のとおり、履修を検討中の人は、第1回授業日の前日までに、sryhaga(*)tamacc.chuo-u.ac.jp 宛てで事前に必ず連絡願います(注:メールアドレスの(*)は@に直して利用願います)。第1回授業時には、受講にあたって必要な説明、指示等を行うので、絶対に欠席(および遅刻)しないように注意してください。受講者の状況によって授業の進め方(授業計画等)を多少修正する場合は、授業時に説明します。