シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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金融論 | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 油谷 博司 | ユタニ ヒロシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM2-CE05
履修条件・関連科目等
「経済学入門」と「ミクロ経済学」を履修済みであること。
「会計学」を並行して履修または同等の知識を習得済みであることが望ましい。
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目において、学生は金融の基本的な概念を学び、また経済理論を理解し、それらを駆使して現実の問題を分析できるようになることを目指します。グローバルな活動において金融に関する理解は、必須なものとなっています。本授業では、さらに専門的な金融について学ぶために必要な知識・経済学的考え方に焦点を当てます。一方、金融を専門としない学生でも、経営等における判断に際して、金融面からの検討が加えられるようになることを目指します。学生の意見集約や理解度の確認のためにResponやmanabaのアンケート機能も適宜活用します。資料の配布や学生からの課題提出、またそれらに対するフィードバックにはmanabaを使用します。
授業時間内は英語のみ使用します。
科目目的
本科目は、科目群では企業マネジメントの科目として位置づけられています。パンデミックで人やモノの移動が制限された状況下でも、マネーは国境を越えて移動しました。経済や経営の理解に金融の理解は必須となっていると言ってもよいでしょう。本科目にて金融の考え方や役割・課題について理解を深めることを目的としています。これにより、国際経営学部のディプロマ・ポリシーの「卒業するにあたって備えるべき資質・能力・態度」のうち、「1.知識獲得力」と「4.組織的行動力」を養うことを目的にしています。
到達目標
本科目では、学生が以下の点ができるようになることを到達目標とします。
① 金融システムの構成、仕組み、および機能について解説できる。
② 金融に係る事象や問題をデータを用いて分析できる。
③ 金融に係る事象や問題を理論的に考察し、説明できる。
授業計画と内容
第1回 金融システムの基本構成
第2回 マネーと決済システム
第3回 利子率の基礎
第4回 利子率の決定及び構造
第5回 金融市場の効率性
第6回 銀行業の経済理論
第7回 中間まとめ:社会インフラとしての金融システム
第8回 投資銀行業(証券業)及びその他金融業
第9回 金融規制
第10回 中央銀行
第11回 マネーサプライ
第12回 金融政策
第13回 金融政策とマクロ経済
第14回 総括:金融の役割と課題
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 40 | 金融の基礎知識・理論についての理解度を評価します。 |
期末試験(到達度確認) | 40 | 金融の基礎知識・理論についての理解度を評価します。 |
平常点 | 20 | 授業への参加・貢献,意見表明、協調的な姿勢、理解度確認課題への取組み、その他受講態度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:以下の基準のうち1つでも該当する者は不合格とします。
1. 試験を受けない
2. 理由もなく出席が60%に満たない。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
学生の意見集約や理解度の確認のためにResponやmanabaのアンケート機能・小テストを適宜活用します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
およそ30年にわたり銀行に勤務し、その間海外のプロジェクトファイナンス組成、企業審査、不良債権処理、内部統制等に従事。海外勤務経験として、ニューヨーク及びバンコックに駐在。その他米国の他都市、アジア・豪州諸都市出張により外国人のマネジメントや交渉・コミュニケーションを経験。また、2年間中小製造業の経営企画や経理・決算にも従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を基に、実務における分析、金融や経営の背景、経験した事象の紹介を交えて授業を行う。
テキスト・参考文献等
テキスト
Frediric S. Mishkin (2022) "The Economics of Money, Banking, and Financial Markets," 13th edition, Global edition, Pearson (ISBN:9781292409481)
参考文献
清水克俊(2018)『金融経済学入門』東京大学出版会(ISBN: 978-4-13-042148-5)
その他授業にて適宜紹介します.