シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報と外交 | 2024 | 前期 | 火3 | 国際情報学部 | 竹内 雅俊 | タケウチ マサトシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IS3-SE24
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
国家間関係において「外交」やこれを担う外交機関の役割は古くから認識されており、紛争解決やその予防に貢献してきた。近年、情報技術の革新により、外交の主体の幅やカバーする分野が拡大している。こうした進展は、新たな理論の進展ばかりでなく、国際社会に新たな課題をも提示することとなる。本講義は、外交の基本的な概念・枠組みを概観した後、新たな情報革新などが外交に与える影響を検討する。
科目目的
この講義では、「外交」と「情報」の接点を探ることにより、現代国際関係をより深く理解することに重きを置く。具体的には、情報革新などがもたらした影響(例えば外交構造の変化やアクターの多様化)をみることにより、情報関係の講義と社会科学関係の講義のつながりを意識できるようにすることを目的とする。
到達目標
1. 国家/非国家主体による外交の枠組みを説明することができ、そのなかで情報がどのような役割を果たすかについて自らの視座を得ること
2. 国際紛争などを外交と情報の側面から分析できるようになること
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 外交における「情報」の役割: 外交の構造やアクターについて
第3回 外交史と情報
第4回 外交政策決定の理論
第5回 在外公館の役割について
第6回 旧外交と新外交(2国間外交と多国間外交)
第7回 パブリックディプロマシーとトラック外交
第8回 経済外交、文化外交について
第9回 事例研究:ウクライナ戦争と外交
第10回 事件研究:戦略的コミュニケーションについて
第11回 日本の外交政策と情報 (日本の外交政策とその特徴)
第12回 日本の外交政策と情報 (事例研究:第二次大戦前後)
第13回 日本の外交政策と情報 (事例研究:湾岸戦争)
第14回 小括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
与えられた課題について必ず取り組み提出する。manabaに掲載される資料に目を通し内容をよく理解する。情報技術革新が国際社会のルールや国際協力の枠組みに与えている影響について関心をもち調べる。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | レポートを通じて、学修目標に到達しているか確認します。 |
平常点 | 60 | 出席、受講態度、課題提出等。 なお、病欠や公欠等の特段の理由がない欠席、及び無断欠席がある場合には、単位を付与しない。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
特定のフィードバックは行っていないが、授業時間内に理解が進むよう工夫している。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaに授業の資料を掲載し自主学習における活用に役立つようにする。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは特に使わない。参考文献等については授業中およびmanabaなどにより適宜紹介する。