シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
比較金融システム論 | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 簗田 優 | ヤナタ スグル | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM3-CE29
履修条件・関連科目等
教育の質を担保するため、35名の学生に限定します。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
世界の金融システムは、コロナ禍のもとで、既存の金融業の激しい再編という現状にとどまらず、急速なDXの下での異業種の金融業への市場参入、デジタル通貨の中央銀行による実証実験、そして世界規模で推進されている財政・金融一体の政策総動員のもとで急速な変化を遂げています。
この授業は、英語と日本語を併用します。現代の金融システムの主要領域の基礎知識を、まず日本語で解説し、それを受けて一定のフォーマットに基いて学生が英語でプレゼンテーションを行うという形の「反転授業」方式を採用します。
科目目的
「フィナンシャライゼーション」とも呼ばれる今日、グローバル経済、経営、そして地域研究を深めるうえで、金融システムの理解はますます重要性を増しています。また経営研究、地域研究を深める場合の発展科目として、グローバルマネーフローの変化、金融商品・金融機関の役割の変化、コーポレートガバナンスの在り方の変化、そして現在の財政政策・金融政策が一体となっ政策発動に関する理解は必須となっています。
本科目の目的は、国際比較の視点から金融システムの基礎的な知識・認識を獲得することによりグローバル経済、経営、そして地域としての主要国の動きを統一的に捉えられるようにすることにあります。
到達目標
金融商品と金融機関の役割をはじめとする金融システムの基礎概念の理解をはじめ、コロナ禍下で転機を迎えるグローバル経済におけるマネーフローの変貌、金融自由化・証券化と金融商品や金融機関の役割の変化、コーポレートガバナンスの在り方の変化、そして金融危機下で財政政策、金融政策の展開態様を国際比較の視点から歴史的、構造的に理解し、金融システムの基礎的領域に関する説明ができるようにすることを目標とします。
授業計画と内容
授業は、英語と日本語の併用で実施します。ディスカッションの際には日本も可としますが、英語でのディスカッションをするつもりで履修をしてください。
授業は、原則として、3回または4回を1セットとして、3セットまたは4セットで授業を回します。具体的には、担当教員による座学講義→グループワーク(PBL)→プレゼン+Q&A、という形で進めます。
1. オリエンテーション
2. 日本の金融システムと中央銀行(座学)
3. 日本の金融システムと中央銀行(PBL)
4. 日本の金融システムと中央銀行(プレゼン+Q&A)
5. アメリカの金融システムと中央銀行(座学)
6. アメリカの金融システムと中央銀行(PBL)
7. アメリカの金融システムと中央銀行(プレゼン+講評)
8. ユーロ圏の金融システムと中央銀行(座学)
9. ユーロ圏の金融システムと中央銀行(PBL)
10. ユーロ圏の金融システムと中央銀行(プレゼン+講評)
11.フィンテックと金融DX(座学)
12.フィンテックと金融DX(PBL)
13.フィンテックと金融DX(プレゼン+講評)
14.まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
プレゼンとディスカッションの準備
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 30 | レポートの内容を評価します |
平常点 | 70 | プレゼンテーション内容および作成資料内容を総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
必要に応じて講義内で紹介します。
<参考文献>
必要に応じて講義内で紹介します。