シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際経済学 | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 油谷 博司 | ユタニ ヒロシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM2-EP06
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目では、国際貿易を行う理由やその結果についての主要概念を学びます。それに加えて、生産の特化、グローバル・バリュー・チェーン、イノベーションの要因やパターンの関連概念にも言及します。授業では、国際経済学の主要概念を解説し、理論的議論や実際を紹介します。学生は、国際貿易を通じた国家間の相互依存や国際経済のダイナミクスを学びます。
授業時間内は英語のみ使用します。
科目目的
本科目は、科目群では国際地域・公共の科目として位置づけられています。本科目は、国際経済学を理解するための理論的基礎や分析ツールを紹介して、学生が自らの考えの助けとなるようになることを目的にしています。これにより、国際経営学部のディプロマ・ポリシーの「卒業するにあたって備えるべき資質・能力・態度」のうち、主に「1.知識獲得力」と「4.組織的行動力」を養うことを目的にしています。
到達目標
本科目では、学生が以下の点ができるようになることを到達目標とします。
① 国際貿易の経済理論を理解し、説明することができる。
② 国際貿易の問題について国際経済理論を用いて分析することができる。
③ 国際貿易の課題に対応する貿易政策について考察することができる。
授業計画と内容
第1回 イントロ:国際貿易のトレンド
第2回 リカード・モデル(労働生産性、比較優位)
第3回 ヘクシャー・オリーン・モデル(生産要素、相対価格、ストルパー・サミュエルソンの定理)
第4回 新貿易理論(規模の経済、不完全競争、アウトソーシング)
第5回 多国籍企業(地域分業、外国直接投資)
第6回 グローバル・バリュー・チェーン(グローバル生産ネットワーク、付加価値)
第7回 中間まとめ:国際貿易理論の発展
第8回 貿易のガバナンスと機関(GATT, WTO)
第9回 地域貿易と地域統合(NAFTA, EU, ASEAN, TPP)
第10回 貿易構造のダイナミクス(特化と多様化)
第11回 アジアにおける貿易と発展(雁行、キャッチアップ)
第12回 貿易の影響Ⅰ:貿易政策と経済発展(輸入代替、輸出促進)と労働(人的資本、脱工業化)
第13回 貿易の影響Ⅱ:倫理と環境(フェアー・トレード、持続的発展)
第14回 総括:国際貿易のトレンドと方向性
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
Reading the required text beforehand is highly recommended. Additional research for individual briefs will improve the quality of the briefs.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 40 | 国際貿易の基礎知識・理論についての理解度を評価します。 |
期末試験(到達度確認) | 40 | 国際貿易の基礎知識・理論についての理解度を評価します。 |
平常点 | 20 | 授業への参加・貢献,意見表明、協調的な姿勢、理解度確認課題への取組み、その他受講態度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:以下の基準のうち1つでも該当する者は不合格とします。
1. レポートを提出しない
2. 期末試験を受けない
2. 理由もなく出席が60%に満たない
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
Students are highly encouraged to actively participate in the discussion, and ask questions.
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
学生の意見集約や理解度の確認のためにResponやmanabaのアンケート機能・小テストを適宜活用します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
およそ30年にわたり銀行に勤務し、その間海外のプロジェクトファイナンス組成、企業審査、不良債権処理、内部統制等に従事。海外勤務経験として、ニューヨーク及びバンコックに駐在。その他米国の他都市、アジア・豪州諸都市出張により外国人のマネジメントや交渉・コミュニケーションを経験。また、2年間中小製造業の経営企画や経理・決算にも従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を基に、実務における分析、金融や経営の背景、経験した事象の紹介を交えて授業を行う。
テキスト・参考文献等
Required: Poon, J. & Rigby, D.L. International Trade: The Basics, Routledge (ISBN-13: 978-1138824393)
Recommended (but not used in the class): Krugman, P. R., Obstfeld, M. & Melitz, M. International Economics: Theory & Policy (11th edition), Pearson (ISBN-13: 978-1292214870)