シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習Ⅰ | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 木村 剛 | キムラ ツヨシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM2-SB01
履修条件・関連科目等
英語能力:GTEC580点以上を目安とします
応募者が定員を超えた場合には、志望動機エッセイと面接にて選考します。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この「専門演習Ⅰ」では、「経営戦略論」を中心に経営学の基礎的な項目をワークショップ形式で学びます。そのために必要な基礎スキルとして、まず「ロジカルシンキング」と「ファシリテーション」を学びます。また、大学卒業後に国際企業で活躍するための基礎を形成するために「実務家との議論」など実際のビジネスと接する機会を提供します。
継続的にPBL(Project-Based Learning)としてイベントの企画・実行などを行い、プロジェクトマネジメントや集客の難しさなどを実践的に学びます。
コース全体として、ディスカッション、プレゼンテーション、フィールドワークなどのアクティブラーニングの要素を多く含みます。授業は原則として英語で行い、理解を助けるために必要に応じて日本語で補足します(想定される比率、英語9:日本語1)。
なお、3年時の専門演習では、この「専門演習Ⅰ」の内容をより深いレベルで行い、経営学に対する理解を深めます。また、4年時には、それまでに学んだ知識を生かして、自分が選んだ企業のケーススタディから仮説発見型の論文執筆を行いす。
科目目的
社会に出たら自分の意見を持ちそれを的確に相手に伝えるコミュニケーション能力が求められます。この「専門演習Ⅰ」では、ワークショップ形式での議論を通じて経営学の基礎的知識を習得するとともにファシリテーションやロジカルシンキングを含むコミュニケーション能力を高めることを目的とします。
到達目標
経営学の理論やフレームワークを駆使して英語で自信をもって自分の意見を言えるようになる、他の人の話を聞いて質問できる・反論できるようになる、また、企業を分析して「自分が社長だったらどうするか」という意思決定をできるようになることが到達目標です。
授業計画と内容
1. イントロダクション
2. PBL-1議論
3. 「ロジカルシンキング」ワークショップ
4. PBL-1プレゼンテーション
5. 「ファシリテーション」ワークショップ
6. 実務家講師を招いて議論
7. PBL-1振り返り議論
8. ケース議論:ビジネスニュースを題材に
9. PBL-2議論
10. 「経営戦略論」ワークショップ
11. PBL-2プレゼンテーション
12. 実務家講師を招いて議論
13. PBL-2振り返り議論
14. まとめと振り返り
PBLの進捗や、実務家講師の都合でスケジュールは変更する可能性があります。
コース全体として、ディスカッション、プレゼンテーション、フィールドワークなどのアクティブラーニングの要素を多く含みます。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義の前に、講義される予定の話題に関して事前学習をすることが求められる。講義ごとに予習に約2時間かかると思われる。また、学生は講義の後、学んだことを復習することが必要である。講義ごとの復習には、約2時間かかると思われる。
他にPBLのグループ議論を継続的に行う必要がある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 授業やPBLで学んだことをしっかりと振り返り、自分のことばで表現しているか |
平常点 | 50 | 積極的に授業に参加し、授業やPBLに貢献しているか |
成績評価の方法・基準(備考)
経営学の基礎的な項目を理解し、その上で自分の意見を形成し表現できるか、グループ議論に貢献できるかどうかを評価します。評価の割合は、講義への貢献(50%)、毎週授業後の振り返りレポートなどの課題(50%)です。レポートなどの課題に関してはクラスで議論し、仲間からフィードバックを得ます。
評価の前提条件として、70%以上の出席を満たさない、もしくは、課題を提出しない場合は、E評価とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
必要に応じて対面もしくはオンラインでフィードバックを行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員は、日本能率協会コンサルティングの後、GMアジア太平洋地域事業開発マネジャー、スント日本代表、アディダス戦略企画部長、クイックシルバー戦略企画ディレクター、DCシューズ北アジア地域統括マネジャーなど20年以上にわたり企業で勤務経験があります。また、現在も会社(Malz株式会社)を経営しています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企業の現場で行われているファシリテーションやプレゼンテーションのみならず、企業分析や戦略立案に関しても企業実務の実践的な観点から教育を行います。
またグローバルビジネスに携わる現役のビジネスパーソンを招聘し、その業界や企業、その方のキャリア形成に関する議論の機会を提供します。
テキスト・参考文献等
参考文献/ / Reference
1. Stephen Robbins and Mary Coulter, Management (Global Edition, 14th ed). Pearson Education Limited, 2017.
2. Strategic Management: Concepts and Cases: Competitiveness and Globalization 13th edition, Cengage Learning, Michael A. Hitt, R. Duane Ireland, Robert E. Hoskisson,2019.
3. 改訂新版 戦略経営論, 同友館, マイケル・A・ヒット (著), R・デュエーン・アイルランド (著), ロバート・E・ホスキソン (著), 久原正治 (監修), 横山寛美 (監修), センゲージラーニング,2016.
他、授業内で随時提示する。
Other books may be proposed by the instructor.
その他特記事項
この専門演習では、学生はワークショップ形式での議論から学び取ります。そのため、主体的に学び取ろうとする姿勢、お互いに協力しての学び合い、課題を通じての振り返り・事前準備が必要です。このゼミを通じて自分の成長を目指す学生が集まり、お互いに刺激し合いながらそれぞれの目標を達成することを期待します。