シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本語ビジネス交渉論 | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 申 淑子 | シン シュクシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-GL3-FJ11
履修条件・関連科目等
日本語を母国語としない外国人留学生で、日本語能力試験1級相応のレベルに達していること。
授業で使用する言語
日本語/中国語/その他
授業で使用する言語(その他の言語)
韓国語
授業の概要
本講義では、交渉学の基礎理論、模擬交渉などの習得活動を通して、異文化を乗り越えて問題を解決できる力を養う。
1.交渉学の基礎理論
講義では、交渉を勝ち負けではなく「お互いの満足度を高める双方向コミュニケーション」としてとらえる必要性を認識してもらったうえで、生産的な交渉に必要な要素、交渉構造について学ぶ。
2.日本語交渉スキルの習得
模擬交渉を通して、日本語での意見の述べ方、感情表現の強弱、信頼の築き方など、日本語を通して異なる文化の相手と交渉するポイントをマスターすることができる。
科目目的
交渉学の基礎知識、日本人交渉者の特徴、日本語模擬交渉などの習得活動を通して学生たちの日本語でビジネス交渉を行う能力の養成を目差す。また、日本語のビジネス場面での応用能力と日本社会・文化についての理解度をさらにアップさせることも本科目の目的である。
到達目標
授業の内容を踏まえて、異文化環境(特に、日本文化)の中で日本語を使ってビジネスコミュニケーションを行う力を理解し実践できるようになること。
授業計画と内容
<生産的交渉に必要な要素>
第1回 相手の真意を理解する
第2回 理性と論理性を重んじる
第3回 自分を守る交渉力で決まる
第4回 目標設定と譲歩の仕方
第5回 伝える強い意志を持つ
<交渉戦術と防衛テクニック>
第6回 曖昧要求による心理作戦
第7回 競争を利用した逆競売戦術
第8回 ゲストスピーカー:成蹊大学 鈴木賞子教授 「多様化する日本企業の採用戦略」
第9回 役割演技による攪乱戦術
第10回 合意後の追加要求戦術
第11回 予算の限界を盾にした妥協要請戦術
第12回 既成事実を利用した譲歩要求戦術
第13回 電話を使った不意打ち戦術
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
普段から日本の社会、経済と政治の動きについて関心を持ち、「日経電子版」(携帯電話使用)や「経済誌」(図書館使用)等の情報メディアに注目する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 筆記試験 |
平常点 | 40 | 出席状況、授業への貢献度(発表、発言)など |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
配布資料を使う
参考文献:
1.佐久間賢(著)『交渉力入門』日本経済新聞社,2001年。
2.藤井一郎 (著)『プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中』東洋経済新報社,2011年。
3.田村次朗ら(著)『戦略的交渉入門』日本経済新聞出版(日経文庫新書),2014年。
4.(学)産業能率大学総合研究所交渉研究プロジェクト(編)『交渉のデザインと実践スキル』産業能率大学出版部,2017年初版第9刷。